初心者のための質問スレッド

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925AVR
>>924
|−−−−−−−−−−     境界のような周波数(遮断周波数)は特にないです。
|           *        左図のように、周波数が高いほどダラダラ落ちるだけ。
|         *        工学板っぽく語ると、平面波は、
|        *            E/Eo = exp(−xγ)
|      *              距離 x 進むと電波の振幅は Eo から E に減る。
|     *               但し γ= √(−(ω/c)の2乗 + jωμσ)
|    *                   ω = デムパの周波数、2πf
|    *                    c = 光速、299792458[m/秒]
|   *                    .j = 虚数単位
|   *                    .μ = その場の透磁率、4π×10のー7乗[H/m]
|  *                     σ = その場の導電率、海水は約 4.5[1/Ωm]
|.  *     で、γの式。
|  *     実数項と虚数項があるが、どっちが支配的かを見るために実数項=虚数項 と
↓       置いて ω を求めると ≒ 2π×80GHz。このときに振幅が半減する距離 x は
周       ≒ 0.17[μm]で、とんでもなく小さい。つまり実用範囲は80GHzより遙かに
波       低いものに限られることが分かる。すると、γ の式はほとんど虚数項が支配して
数       γ ≒ √(jωμσ)         でよいのだ。 j を√の外に出すテクを使えば
           = √(ωμσ/2)・(1+j )  となる。 これの実数項(振幅項)の逆数が
         β= √(2/ωμσ)       お馴染みの、距離 x に対する減衰定数です。
        具体的には海水β≒ 237/√f [メートル]、淡水β≒ 4800/√f [メートル]。

例えば海水深さ1000mでは、
100Hz 1/(2×10の18乗) −360dB       電子レンジは f≒2[GHz]なので
 50Hz 1/(1×10の11乗) −260dB       淡水を加熱すると β≒ 11[cm]
 10Hz 1/620000      −116dB       海水なみの塩分ならβ≒ 5[mm]
  1Hz 1/68           −37dB
0.1Hz 1/4            −12dB