≡≡ 面白いエンジンの話−7 ≡≡

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17酒精猿人
そのコンロッド、オフセットはあるとは言え、理念的には
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であるな。

何とこのエンジン、「サイドバイサイド式コンロッド星形4気筒」同様、理論的往復慣性振動は1次のみである!!
…幾ら何でも、フォーク&ブレード式星形4気筒は限り無く有り得ない。
だって、3本フォーク&1本ブレード式コンロッドとか、超非現実的…
しかも理論的に、サイドバイサイド式コンロッドの場合は偶力慣性振動は起きるが、
このオフセット4段式には偶力慣性振動は起きない。

4方向(水平対向V型2気筒)なのであり得て来る存在…『理想的なクランクウェヴ』でさえ
あれば、何と水平対向シリンダー10気筒エンジンの理論慣性振動よりも小さくなる。
(だが水平対向シリンダー10気筒よりも水平対向8気筒の理論慣性振動の方が低振動)

まぁこのエンジンが水平対向8気筒よりも低振動だとは思わんが、だが尚余りあって補う程に
興味深い。これ程の低振動エンジンが全長1気筒。と言うか、
これは9年前に偶も妄想したエンジン。世界にはもう一人の儂が居るな、見事に出し抜かれた…実現者には負ける。
だが儂の土俵はロータリー。ロータリーでは負けぬ。