【機械】の質問スレッドはここだ!12

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766 c(・。・)っ ちゃん、2歳 
>>764 >鋳物は何故脆い

現在では、「脆い鋳鉄」もあれば、「脆くない鋳鉄」も製造可能です。
脆い「鋳鉄」は、ケイ素成分が低く、チルという黒鉛のない組織ができるからだそうです。

鋳物の歴史
http://www.kimuragrp.co.jp/cast_talk/index.html

   炭素の高い鉄は、溶解温度が約1150℃と低く、
   湯流れ性も良いことから鉄の鋳造が可能となったのです。
   紀元前4世紀頃の中国の鋳鉄は、
   C2.5〜4.3%、Si0.1〜0.2%、Mn0.01〜0.2%、P0.1〜0.5% 、S0.01〜0.1%程度の成分です。

   この成分の鋳鉄はSiが低いために、チルと呼ばれる黒鉛のない硬くて脆い組織となります。
   鉄の鋳造技術が、ヨーロッパに14世紀まで伝わらなかったのは、
   この脆さに原因があったのかも知れません。
   Siの高いチル組織がない鋳鉄が出来るのは、
   1779年にイギリスで作られたアイアン・ブリッジの頃となります。

脆くない「鉄系の鋳物」としては、下のようなものが現在実用化されているみたいですね。
詳しいことは、下のウエブページなどで調べてみてください。

・  高級鋳鉄
・  可鍛鋳鉄
・  球状黒鉛鋳鉄
・  鋳鋼

第1章 金属材料の種類および用途
http://e-santoku.co.jp/home/jiten/jz01.html

>>765 >炭素いっぱい入ってる
「工学板」のお答えとしては、少し簡単すぎましたですね。(w