>>158 > 回転数を一定にできる減速機
航空実用辞典
http://www.jal.co.jp/jiten/dict/p139.html ● 定速駆動制御装置(CSD:constant speed-drive unit):
交流発電機から得られる交流の周波数は,発電機の回転数によって変化する。
これを,回転数が変化するエンジンで直接駆動すると,
一定した周波数の交流電気を得られず不都合をきたすので,この装置が考えられた。
→ 装置の要素は,油圧ポンプ,油圧モーター,ガバナーより成り,
→ エンジン側が規定の回転数のときには,回転がそのまま発電機側に伝わるが,
→ 規定回転数以下のときには,エンジン側がポンプとなり,発電機側のモーターを不足分だけ増速する。
→ また,規定回転数以上のときには,逆に発電機側がポンプとなってエンジン側のモーターを回すので,
→ 超過分だけ減速することになる。
DC-8,747のCSDでは,エンジン回転数が3,800〜7,800rpm に対して,発電機を常に8,000rpmに維持し,
周波数を400Hzに保っている。なお,最近の航空機(767, 747-400, MD-11, 777)では,
CSD部を発電機に組み込んだIDG:integrated drive generatorが装備されている。
「→」の箇所が、その説明になるのだと思われるが、
・【 規定回転数以下のときには,エンジン側がポンプとなり,】の部分と、
・【 規定回転数以上のときには,逆に発電機側がポンプとなって 】の意味が、
正直言ってこの説明では、私にはよく理解できない。
交流発電機を、「油圧ポンプ,油圧モーター,ガバナー」を使い、速度制御する方式だとすれば、
普通考えられるのは、「リリーフ弁によって油圧を逃がし」制御する、昔ながらの方式か、
或いは、「可変容量油圧ポンプ」か「可変容量油圧モーター」を使う方式になるはずなのだが。。。