溶接総合スレッド

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237名無しさん@3周年
設計がアホだと現場は数倍苦労する。ステンの0.5tのマッチ箱程度の箱状の物があった。
側面に複数あく孔位置精度は100分の3程度の溶接構造。当然溶接後の機械加工になる。
フライスで掴もうにもバイスでの変形を抑えながら、リーマ仕上げまでした。

完成後設計屋に聞いた。0.5tでなく1tじゃまずいのか。歪んで苦労したぞ!
”1tでもいいです。0.5tの方が材料も安いし作りやすいと思ったので”

さらに聞いた。なぜこんなウルサイ精度を板金で作るのかと。他の方法では駄目なのかと。
”別になんでもいいです 特に理由はないです”

2作目はアルミのブロックから削りだした。精度もコストも苦労もすべてクリア。
現場を知らない(特に歪みに関して)アホ設計にはほんとに苦労する。

後日談として、こんな設計屋(独立設計事務所)は他の能力も推して知るべしで
さまざまな取引先とトラぶり、知り合いはあの○○設計には二度と頼まんと憤慨していた。
その後の付き合いはなくなったが、潰れたかも。