ストリーミングコンテンツは全く使えねぇぇ
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1004/12/news074_2.html Google Mapの使い勝手
Webブラウザで利用できるサービスで、転送速度が求められるものの1つが「Google Map」だろう。
表示された地図のスクロールやズーム、ストリートビューなど、地図を操作するたびにデータの転送が発生するので、転送速度が遅いと使い勝手が阻害されることになる。
検証は、4月12日(月曜日)の午前中に行ったが、Google Mapにアクセスして最初の地図がすべて表示まで約20秒、検索した地点のポップアップが表示されるまで約25秒、Firefox最下段にあるステータスバーの表示が「完了」となるまで40秒ほどかかっている。
地図のスクロールでは、横方向、縦方向ともすべての地図を書き換えるスクロール操作において、地図表示に約10秒、ステータスバー表示が「完了」になるまで約15秒かかった。
また、ズーム操作における地図表示時間を新宿駅を中心にしたエリアで調べてみたが、スケール表示1000フィートから1段階ズームした操作(スケール表示は500フィートになる)で地図表示完了まで60秒ほどかかった
(主要部分の表示は15秒程度。周辺セルの詳細情報が表示されるまでが約60秒)が、続いてさらに1段階ズームしたとき(スケール表示は200フィートになる)は地図表示終了まで約20秒で済んでいる。
画面のスクロールで10秒程度、ズームで20秒と、Wi-FiやモバイルWiMAXで利用したときの「瞬時の地図遷移」には及ばないが、地図が一部分でも表示されれば、
その次のスクロールやズーム操作が可能なので、目的のエリアとスケールに到達するまで操作を続けるGoogle Mapの使い勝手としては、それほどストレスを感じない。
ストリートビューでは、視点移動で表示されるポイントの移動で約5秒、さらに、視点のパンニングで画面が書き換わる処理に約8秒ほどかかった。
いったん読み込んだデータを使う範囲で収まるパンニングならデータ転送の必要がないので、書き換え発生時に「一息待つ」のであれば、その使い勝手は意外に良好だ。
ストリーミングコンテンツ(Radiko、ニコニコ動画、Youtube)
ストリーミングコンテンツの利用については、300kbpsというデータ転送速度の制約とともに、FOMA HIGH-SPEEDデータ通信の制限(FTPやtelnet、ストリーミングサービスの利用不可)が適用されるのではないかという予想がユーザーからでていた。
b-mobileSIMの説明では、「動画再生やファイル交換アプリケーションの利用においてはトラフィックス制御を設ける場合ある」と説明している。
実際はどうだろうか。
b-mobileSIMでYouTubeにアクセスしてみると、4月12日時点においてトップページの表示ができなかった(それ以前の検証ではコンテンツの再生画面まで到達するものの、ロードに時間がかかって再生できない状況だった)。
ニコニコ動画はコンテンツの再生が可能だったが、再生と中断を10秒程度で繰り返すため実用的とはいえない。
また、最近注目されている「radiko.jp」も試してみたが、こちらも、しばらく再生した後(検証は火曜日の夕方。
再生時間は不定ながら10秒から数分)に再生と中断を繰り返すようになった。
ちなみに、海外のインターネットラジオ放送(kingFM.org)でも試してみたが、32kbpspの低ビットレートストリームでも6〜10秒程度の再生と中断を繰り返す。
■この状況では、ストリーミングコンテンツの利用は困難と考えざるを得ない。