804の続き
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/06/09/01.html 異変に気づいた九州自転車競技会の職員から報告を受けた、同市の競輪事業課がシンドラー社に連絡。
点検などを委託している大分市の業者が駆けつけ、約40分後に救出した。
原因は、エレベーターのスピードを制御する着床装置(上昇用スイッチ)の誤作動で、高速運転から減速する切り替えに遅れが生じたものとみられる。
装置は事故直後に交換された。
前反選手は、2級5班に分けられている競輪選手の中で最高峰のS級1班。
日本選手権などにも出場経験のある中堅で、事故当日はS級シリーズ(3日間)初日の最終の特選レースに出場予定だった。
事故によるケガはなかったが、さすがに精神的ショックを受けたとみられ、レース出場を中止。
レースでは本命視されていた。
前反選手は「人気になっているのに、精神的に不安定なまま出走して、ファンに迷惑をかけてはいけないという気持ちになった」と振り返った。
同市は前反選手に対し、出場報酬を補償。
後にシンドラー社に請求したという。金額は未公表。
S級シリーズは失格やケガなどがない限り3日間とも出場でき、すべて1位となった場合は出場報酬は約140万円に上るという。