【神山】競輪グランプリ2009【引退への花道】

このエントリーをはてなブックマークに追加
377名無しさん@お腹いっぱい。
高原平間時代、伊藤吉川福島新人制覇時代、中井石田松本白鳥健在時代(1963昭38〜1968昭43前後)
…ロードレースの短縮的な競走で、最初から最後までハイピッチのまま進む。
持久力に長けた者が強い。そのため、大半は痩せた20代前半の若者が持久力に任せてタイトル獲得。

福島田中阿部道時代(1969昭44〜1974昭49前後)
…誘導打鐘から加速、最終ホーム高速
→昭和40年代からは誘導が後半ペースアップ型になり、高原のように自分で2周3周逃げる事を出来なくして、
誘導の創ったハイペースから飛び出す短距離型に。
ペースが全く変わり、往年の選手は一気に消える。
誘導のペースを利用してそれをバックで後方に先んじてカマす、前が出るタイミングで蓋をするように捲るスタイル。自力は福島の1人勝ち。

高橋阿部良二菅田中野時代(1975昭50〜1980昭55頃)
…高橋健二が誘導の全開前にカマして福島相手に逃切り、以後ゼロ発進ブームに。
中野も誘導の上がり切る前に一気にカマし、一瞬の千切りで逃げ切った。
阿部良二は別線が誘導を外して踏み込むのに併せて加速する、
カマシに近いロング捲りで桁外れの強さを見せた。
高橋健二は1000m型選手であり、自ら切り開いた作戦を、皮肉にもゼロ発進のスクラッチ選手にお株を奪われ、
中々次のタイトルまで至らなかった。
当時のスクラッチ(スプリント)選手は世界のトップクラスであり、
いつでも何処でも10秒台を連発するスプリント力だった。
現在のように競輪選手が余興でスプリントを11秒も掛かって走るのではなく、
スプリント選手が競輪に参加するという形が近い。
378名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 00:45:07 ID:J1rkU2d/
中野井上(尾崎)時代、中野井上滝澤尾崎時代、中野井上滝澤清嶋時代(1981昭56〜1987昭62前後)
…誘導ピッチを更に上げ、最終ホームは全開に近いものに。
→先行選手が台頭。初期に吉井が誘導を使った300先行でタイトル。
以後、滝澤清嶋ら強力先行が台頭する事となる。
ペースが速いので、前が圧倒的有利であり、マーク選手が前を取り、カマシ選手に飛び付くイン待ちが流行った。


滝澤坂本鈴木時代、吉岡時代、吉岡海田神山時代、吉岡神山時代(1988昭63〜1998平10前後)
…二段駆け横行の自粛となり、誘導もやや遅くなる。1990年頃には誘導は完全に超スローのまま退避するスタイルに。
→誘導が遅くなるや、清嶋滝澤のパワー先行型が先行しなくなり、
ホームから綺麗に逃げ切りの出来るのは坂本勉だけとなり、
大半は新鋭や格下の駄目モト逃げに、本命が捲るというスタイルに。
滝澤も捲り、鈴木誠も捲り、波潟も確か捲り、小橋も捲り。
神山はトコトン先行に拘った為にタイトル無縁だった。
この誘導低速化は、ホームから動き、バックで綺麗に捲り切る、スーパースター吉岡を生み出した。
惜しいのは本田。先行有利な時代に、更に特別は東日本の二段駆け横行で、世界レベル捲りも出番無く、
全盛期を7年も過ぎてから捲り有利時代に再度活躍。
自分でペースを上げる都合、スプリントより1000m型選手でないと先行は難しくなった。
坂本勉もスプリント兼1000m、本来は俵もスプリント兼1000m、神山もスプリント兼1000m。
後に1000mの稲村、十文字の活躍で顕著となった。
1000mをやるべきなのに、中野に憧れてスプリントで活躍した高校生が、
プロで毎年毎年のように役に立たずに終わる現象もこの時代のもの。
唯一の例外が太田で、ただしこれは後述する。


時代(1999平11〜2001平13頃)
…十文字がゼロ発進で後続を千切り、天下の吉岡が置いて行かれる事件がきっかけで、誘導追走義務化。
ただしその分、イン詰まりを防ぐ為に赤板誘導ピッチを速める事に。
→誘導が速くなり、太田の逃げが主軸となる。
翌年、やはり小嶋が急浮上して来た。
金子真也、金古将人、岡部らパワー型ロング捲りも台頭。翌々年には伏見が。
吉岡は皮肉にも、先行有利な流れに突然に苦戦を強いられる。
379名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 00:47:28 ID:J1rkU2d/
山田村上時代(2002平14〜2003平15頃)
…赤板から誘導を一気に上げた。時代をリードするのは先行選手であって欲しい、を実現した短い時代。
→先行村上、ロング捲り山田の時代。案の定、小嶋も台頭。
捲りの神山が、市田の先行村上インブロックにやられてGP逃す事件が勃発。
車券ではなく、先行が有利でこそ競輪人気が出る。ナイスな時代。
村上対山田、村上対小嶋


村上伏見武田小嶋時代、山崎小嶋時代(2004平16〜2007平19頃)
…誘導をまた下げた。馬鹿め。
→驚異的持久力の武田が特別出て来た。
誘導落としたことで徹底先行村上が不利に。
翌々年から大ギアでミドルペースで1角まで流す山崎台頭。タイミングでロング捲りする小嶋と双壁に。
せっかく村上、山田で付いた客が去って行く


このように、競輪は誘導次第だ。
逃げた選手が馬鹿を見るのがいいならドンドン誘導を遅くすればよろしいw
先行選手が活躍した方がプラスになると思うなら、もっと誘導を速くしないといけない。
今の誘導ペースで新人に逃げろ逃げろは虐め以外の何物でもない。
誘導によって殺された選手は沢山いる。
誘導スローで先行選手が育たないとか、馬鹿丸出しのご意見はやめましょう。