394 :
ロボ丸:
もうひとりぼっち…
瓦礫の山で膝を抱えながら蛯名はずっと嗚咽を漏らしていた。善臣やノリだけでなく、
北村すら守れなかった自分がとても腹立たしかった。
仮に自分が生き残ったとしても、それは多くの人間を失った代償だ。
(俺は本当は生きる資格なんてないんだ………)
「じゃあ、死んじゃいなよ」
声のした方を見ると、数メートル先に巨大なマシンガンを構えた和田が立っていた。
(すみまそん…今日はここまでで勘弁してください。
明日は生でクロフネを観に阪神に逝く予定なので…
もうちょっと近所だったらいいのになあ(・ ε ・))