■とるに足らないニュースのためのスレッド 5■

中津競馬廃止再雇用対策　連合大分が市に要請

　【大分】　中津競馬の廃止に伴い、六月末で中津市の厩（きゅう）舎団地（競馬
団地）からの退去を迫られている騎手ら競馬関係者の離職問題で二十九日、連合大
分の羽明省三会長が再雇用策を市に要請。一方、中津公共職安が県、市、地元商工
会議所と競馬関係離職者雇用対策会議を立ち上げ、三十日に初会合を開くことを決
めるなど閉鎖に向けた動きがあわただしくなっている。

　連合大分には同競馬の発券従事員らによる中津競馬労組が以前から加盟していた
が、今月二十三日に馬の世話をしている厩務員労組の加盟を承認、支援態勢に入っ
た。

　この日は羽明会長と連合中津・下毛地協の中西福一議長ら四人が鈴木一郎市長に
会い、競馬関係者に対する（１）国、県と合同の離職者対策会議の設置（２）転職
のための職業訓練、能力開発（３）再就職までの無利子か低利融資制度の創設―な
どを要請した。鈴木市長は「内容を検討して返答したい。競馬が（大幅赤字で）立
ち行かなくなったことを理解してほしい」と述べた。

　一方、市は同日、廃止補償金を求める競馬関係者に「雇用関係がなく補償には応
じない」と文書で回答したが、中西議長らは「連合は雇用確保を優先。補償問題は
検討する」としている。

　中津職安の対策会議では離職者相談窓口の開設や県、市、事業所などの連携強化
が協議される。