グラスワンダー 〜夢色の蹄跡〜

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世紀末の日本に黄泉の国から、駄馬が1頭やってきた。
汚い栗毛のグラスワンダーという名のアラブは幻のターフを、
汚いのフォームで走り始め、
次から次へと人々に不快感を与えていった。
同時に競馬をする正常人にも不快感を与え続け、
それは産業廃棄物のごみ問題のように大きくふくらんだ。
まさに、それは最悪な結末ばかりであった。
次から次へと襲いかかる正常人への仕打ち。
私達はそれに耐え、それを越え、勝利の感触をたよりに
グラスワンダーファンを攻撃しはじめた。
夢の道標に従って目指した攻撃、
その道のりは普通の人には夢色に輝いていた