ジョッキーバトルロワイヤル

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786:01/10/30 03:38 ID:w+MX0T3U
まだ続いてたのか・・・。
って俺が言うセリフじゃねえな
787 :01/10/30 17:36 ID:f6IvT1hi
う〜、まだかなぁ。
待ってるよ。
788名無しさん@お馬で人生アウト:01/10/30 18:00 ID:hEFFAVho
>>786
ひょっとしてスレ立ててあとはほおっておいたのか?
789名無しさん@お馬で人生アウト:01/10/30 23:32 ID:/X4O1k64
あげなきゃ
790名無しさん@お馬で人生アウト:01/10/30 23:46 ID:A5svarJX
太先生はなにを、蛯名とユタカに言い残したんだろう?
まだ明らかにされてないよね?
うおー、気になるぅー。
791続きが読みたい:01/10/31 04:34 ID:8utPDcOm
こんな良いスレ初めてみた!
このスレのみんなに感謝!!
792586:01/10/31 07:57 ID:f9hWFi5Q
一方その頃さんはさすがだ…
いよいよ大詰めですな。

(皆さんに触発されて、「死後の世界編」を思い付いてしまいました。
和田編なのですが、本編が終了したら発表させて頂くかもしれません。
バケントレナカッタ…オノレワダ!)
793麻矢:01/10/31 11:15 ID:L+wVKCSK
続きがきになります。
やっぱ本編のみなさんはすごいです。

ミッキーは幽霊になった(らしい)ので死後の世界編はなしにしたほうがいいんでしょうか。

>>792さん
 死後の世界編ってそれぞれの話にかかわりをもたせたほうがいいんでしょうか。
 マサトさんは岡部さんにからませた話をかくつもりだったんですが。
 でも、ワタナベにはどうからませたらいいのかわからないし。鬱だ。
794586:01/10/31 12:30 ID:f9hWFi5Q
>>781の続き(理事長と竹園だけど)

放送を終えた高橋理事長は、しごく満足した顔付きで来賓席に戻ってきた。
吉田と共に竹園がおとなしく残っているのを目にし、鷹揚に頷いてみせる。
「しかしまあ、ほぼ順調に進んでいるようで一安心だ」
窓辺に立ち、理事長はゆっくりと口を開く。その口調は平坦で、心中を推し量ることはできなかった。
竹園は、募ってゆく不安と恐怖を振り払うようにごくりと唾を飲み下す。
自分の命が、今や高橋の掌の中にあることを理解していた。
「竹園君、人間とは愚かな生き物だと思わないかね?」
高橋の言葉に込められた皮肉に、竹園はどきりとする。暗に自分のことを揶揄されたような気がした。
「特に、調教師や厩務員、それに騎手達。たかが馬の為に――経済動物に過ぎない馬に肩入れし、
情をかけ、淘汰されてゆくのが馬の定めだと割り切りながらも愛さずにはいない。
まったく、どうにも下らない感傷だ。競馬は即ち金だ。ロマンなど、私にとっては妄想に過ぎん」
「仰る通りです。理事長の仰る通りで――」
そう言い掛けた竹園の脳裏に、静かな声が響く。
――オペラオーはあんたや俺のために一生懸命走ってきた――
795586:01/10/31 12:31 ID:f9hWFi5Q
竹園は弾かれたように立ち上がり、辺りを見回す。和田の言葉が再び竹園の心を掻き乱す。
下らない幻聴だと言い聞かせ、額に浮かんだ汗を拭って椅子に座り込む。
一度は振り払った和田の言葉が、今になって蘇る。それは竹園の焦りが生み出した状態だが、
自らの焦りや恐怖心をそのまま受け入れることが出来よう筈もなかった。
高橋はそんな竹園の様子に気付くこともなく窓の外を見下ろしている。
一刻も早くこの場から立ち去りたいという思いばかりが募り、竹園は唇を噛んだ。
そんな竹園の様子に気付いた吉田照哉が不審そうに声を掛けた。
「竹園さん?いかがなさいました?」
高橋もまた、眉を顰めて竹園に視線を移した。「どうした、竹園君」
大きく息を吐き、竹園は声のした方へと振り向き近寄ってゆく。
そこに見えた顔に、竹園は声にならない悲鳴を漏らした。
796586:01/10/31 12:31 ID:f9hWFi5Q
血に染まりぼろぼろになった勝負服。頬にこびり付いた血は乾いて赤黒い。
指を吹き飛ばされた右手。にやりと笑うと、歯だけが不気味な程に白い。
和田竜二は笑みを浮かべたまま竹園に向かって歩み寄ってくる。
「何をしにきた! お前はもう死んだ――恨み言でも言いにきたか!」

「竹園さん! 竹園さん! 一体どうなさったんです!」
竹園は、何をしにきた、俺の前に現れるなと叫びながら高橋に掴み掛かる。
そんな竹園を高橋から引き離そうと、吉田が竹園の肩を掴み揺さ振るが、
竹園は焦点の定まらない目で高橋を見据えていた。
「俺に近寄るな! それとも殺され足りないのか、和田!」
797586:01/10/31 12:32 ID:f9hWFi5Q
「なるほど」
入ってきた兵士達によって竹園から引き離された高橋は、この事態を理解し、
吐き捨てるように呟いた。「そういうことか」
騎手達の死因も、誰が誰に殺されたのかも、高橋は全て把握していた。
無論、竹園が和田を殺したという報告も受けていた。
その時に何があったかまでは把握できていないが、
恐らく、竹園を錯乱させるきっかけになりうるだけのことがあったのだろう。
兵士達に取り押さえられながらも尚も暴れる竹園を尻目に、高橋は静かに呟いた。
「残念だよ、竹園君。君にはもう少し働いて貰えると思っていたのだが」
お前が見ているものは幻影に過ぎない。そう教えてやるだけの情を、高橋は持ち合わせていなかった。
798586:01/10/31 12:37 ID:f9hWFi5Q
>>793麻矢さん
自分の場合、あくまで番外編の読みきりという感じで思い付いて、
発表しようかどうしようかと思っている段階です。>死後の世界編

ただ、ここで皆さんが書かれたり、自分も書いた本編や番外編のネタは
使わせて頂きました。
799586:01/10/31 12:39 ID:f9hWFi5Q
訂正スマソ

>>781からの続きじゃなくて>>780だった…(781さんは番外編ですよね)
800名無しさん@お馬で人生アウト:01/10/31 23:12 ID:700Lv/ek
下がりすぎなのでage
801800:01/10/31 23:14 ID:700Lv/ek
800GET!でもIDは700か〜
802名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/01 00:15 ID:3J9n8az1
長いな〜
803名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/01 01:09 ID:Idw2EnXY
>>793
麻矢さん、番外編は番外編と割り切って読むので書いてけれ〜
804781:01/11/01 01:54 ID:BBHosw/e
>>793麻矢さんへ

二人を幽霊にしてしまい、自分もケーブルで首を吊って幽霊になりました。
でも、貴方の死後の世界編が読みたいので、フォローしてみます。
本編が進んでいる最中にすみません。これきりですので……。


「どうかあの子を、幹夫をこちらに連れて来させて下さい」
愛弟子が死んですぐ、彼・山本正司は死後の世界の裁き手に懇願していた。
「あんな幽霊になってさまようなど、あまりに不憫です」
何度も言葉を重ね、地上にとどまったままの弟子を救おうとする。
「もともと優しい性格で、今回のような事がなければ、人殺しなんて出来る子ではありません」
だが、相手の態度は冷淡で願いは聞き届けられそうにない。
「しかし、三人を殺して三人未遂。それが事実だ」
天上の裁き手は、山本に冷たく言い渡す。
「即座に地獄に落ちなかっただけでも感謝するべきだな」
山本は、顔を歪めながら反論した。
「納得出来ません。今回にしても、幹夫が生き残ろうとした目的は私の安否を確かめるためでした」
自分がここにいるのに彼が罰せられるいわれはない、と山本は主張した。
「あれが罪を犯した原因は、私にあります」
裁き手──おそらく「神」と呼ばれる存在──は、訝しげに尋ねた。
「何故、自分で罪をかぶろうとする? そこまであれを庇う?」
「私は、幹夫の親のようなものです。親が子を思うのは、当たり前でしょう」
「血が繋がっている訳でもあるまい」
「繋がっていないからこそ、一層いとおしいのです」
必死の形相で、山本は言い募る。
そして思い浮かべる。初めて出会った時の彼を。
学校を卒業したばかりの、まだあどけなさを残す小柄な少年だった。
その子が一流の騎手になり、クラシックを取り、数々の勝利を運んでくれた。
立派な大人に成長しても「先生」と自分を慕って笑う彼が、可愛くてならなかった。
彼の為なら、何でもしてやりたかった。
805781:01/11/01 02:00 ID:M7RyP4Cm
そして、自分は与えていたばかりではない。彼も与えてくれた。
彼は、子供のない自分たち夫婦に、諦めていた幸福を運んでくれた。
結婚式で、親の席に座ってくれ、と頼まれた時には、涙が零れそうになった。
実の子供でも、ああも満ち足りた幸福をくれただろうか。いや、ないだろう。
「他人だからこそ、血を分けた子供以上の存在になったのですから」
言葉に込められた山本の心情に感じるものがあったのだろうか。
山本の言葉を受け止める相手の雰囲気は、僅かに和らいだようだった。
「そこまで言うなら、考えても良い」
思わず喜色を浮かべた山本に、ただし、と声は続けた。
「お前が代わりに地獄に落ちるというのならな」
だが、普通の亡者なら震え上がるだろう問い掛けにも、山本は怯まない。
寸刻の間も置かずに即答する。
「わかりました」
その声は、全く震えていなかった。
「どうぞ私を地獄に落として下さい。それで幹夫が上がれるのなら、構いません」
躊躇わずにそう言い切り、山本はもう一度深々と頭を下げた。
「……殊勝なり」
沈黙の後、感服したような声が降って来た。
「実の子が親を殺し、親が子を殺すこの時代に奇特な事よ」
「……で、では……?」
「その親心に免じ、赦そう。下界の酸鼻に決着がつき次第、連れて来るが良い」
「は……はい。寛容なご配慮、ありがとう……ございます……」
そして、裁き手はその場から姿を消した。

涙に咽ぶ山本の背後に、いつの間にか四位が立っていた。
「山本先生、あとでご一緒しましょう」
「四位君?」
「俺、幸四郎を迎えに行ったんですけど、その時は弾かれちまったんです」
あの兄の悲しみや怒りの念が強過ぎて、幸四郎が絡め取られてしまった、と四位は苦笑した。
「もうちょっとしたら、迎えに行けると思うんですけど」
「じゃあ、ちょっと待つとしようか」
地上への門の手前で、二人は腰を下ろした。
(幹夫、今はそこで全てを見届けろ。終わったら、すぐ迎えに行くからな)
親子以上の絆で結ばれた師弟が再会するまでには、もうあと24時間もない。
806名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/01 07:46 ID:Vlomsh5H
>804,805
イイ!
807死後の世界〜藤田&田原編〜:01/11/01 10:14 ID:YlYVZ/TB
「ここは・・・どこだ?」
藤田は真っ暗な闇の中を彷徨っていた。
時間の感覚がわからない。
いや、“感覚がない”といったほうが良いかもしれない。

一体どれくらい歩いただろう?
藤田はついに闇の深さに耐え切れなくなってその場にしゃがみ込んでしまった。
と、そのときだった。
「おみと〜し♪」
馬鹿馬鹿しく間抜けな、それでいてとても懐かしい、調子外れの歌声。
「その声は・・・」
黒のジャンパーを着た田原が、1頭の馬を曳いてやってきた。
「社長!久しぶりだな!」
田原に会えて、藤田は心底嬉しかった。
これ以上一人で歩きつづけるのは限界だった。
しかし、いくら裏切られたとはいえ、新人のころから可愛がってくれた
兄貴分を撃ってしまったことに、藤田は引け目を感じていた。
「ごめん。痛かったやろ?」
「社長が会いたがってた馬を連れてきたぞ」
藤田の言葉を遮るように田原が言った。
「俺が調教をつけたから、よく走るよ。社長はつかまってるだけでいい」
藤田の目に、再び驚きの色が浮かんだ。
田原が曳いているのは、去年の暮れに自分が逝かせてしまった馬ではないか!
「お前が一番強かったよ・・・」
藤田が勝たせる事ができなかった馬にかける言葉はいつも同じだ。
タガノテイオーに対する、精一杯のたむけの言葉だった。
808死後の世界〜藤田&田原編〜:01/11/01 10:15 ID:YlYVZ/TB
「成貴さん、ここに来たからにはもう虚勢を張らないで済むんだね」
田原の腕を借りてタガノテイオーに跨った藤田は、憎まれ口を叩いた。
調教師になってからの田原は変わった。
絶えず何かに怯えているようで、騎手時代の気ままな雰囲気はすっかり消え失せていた。
そういえば、あの音痴な歌声も久しぶりに聞いたような気がする。
「バカヤロー。俺は社長と一緒に凱旋門賞を獲るんだよ!」
藤田は笑った。
「バカは死んでも治らへんのやな」
田原も一緒に笑った。いい笑顔だった。
「社長、俺はこっちに来て楽になったよ。だけど、厩舎のみんなは苦労してるだろうな・・・。俺は酷い事をした。きっと地獄に行くんだろうな。そのときまでは、一緒にこの馬の世話をさせてくれ。俺がやり残したことを」
「成貴さん・・・」
「俺、自分のことが一番好きなんだ」
「プッ。なにいってんだよ今さら。それは充分わかってるって」
「まいったな。社長は相変わらず口が悪いな」
田原は苦笑した。
「でも、自分と同じくらい馬が好きなんだ。信じろよ。だって、俺だもん」
「・・・わかってるよ」

藤田は思った。この子供のような大人の面倒を見ながら、地獄でバカをやるのもいいかもしれない。
「さあ、四位を探しに行こうよ」

藤田は気付いていた。
人を殺めた自分は、仲間を裏切った田原と同じ地獄へ行かねばならないことを。
なにも知らずに死んでいった四位とは行く世界が違うだろう。
しかし最期に「ずっと、友達だぞ」と約束した友を探さずにはいられなかった。

藤田は気付いていなかった。
自分と田原がすでに地獄にいることを。
四位と会える時が、その責め苦を終えた時だということを。
暗く長い道のりを1人で行かせなかった、競馬好きの死神の計らいを。
809名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/01 10:31 ID:6oJzRMCa
藤田と田原、いいなあ。586さんの和田編も読みたい。
810麻矢:01/11/01 11:01 ID:iiluAdHH
>>781さん
 いい話でしたー。泣けましたー。
 本編がおわったら、ミッキーと幸四郎さんのお話かきますー。

でも、やっぱりワタナベ編はお笑い路線になりそうだ・・・(プッ
本編だとヘタレなんですが死後の世界でもヘタレなんでしょうか、彼は。
811名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/01 14:37 ID:fdNfg9yH
>>810
ワタナベモナーは出て来るのかな(藁
812名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/01 16:41 ID:L6+wyYPA
番外編ならクマちゃんと江田照とアンカツのも希望。
っていうか、本編もよろしくおねがいします...
813586:01/11/01 20:20 ID:+QeNVbEr
>>804-805
>>807-808
イイ! の一言です。

>>809
長くなってしまいまして、分けて書き込むと6つになります。鬱だ……
短くしなくちゃいかんな。
814名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/01 22:20 ID:Yj0Yhgwo
進んでるので嬉しい
815名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/02 00:26 ID:SjmjGKgt

いろんな人の発想でつながっていくのが楽しいわん
816名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/02 07:49 ID:SDwq68E8
定期age
817名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/02 12:18 ID:lJp5u1rB
age
818名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/02 16:47 ID:LFzENNGI
早く続きが読みたいage
819名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/02 22:58 ID:1Rml/jPU
age
820noto:01/11/03 00:28 ID:IP47S/td
 開始直前、ミルコ=デムーロ、いや、デムーロ扮する南井克巳はようやく配給する馬を手に入れることが出来た。
 [馬の用意が出来たぞ]
 [OK,OK]
 正体バレを防ぐために手短に返事をし、そそくさと馬に乗る。

 とりあえず、自分がデムーロでないことを関係者に知られてはいけない。知られれば、それはすなわち「死」を意味する。
 少なくとも、アイツらを救出するまでは死ねない。いや、死んではいけない。死ねば全ては終わりだ。
 今まで死んでいった当時の騎手達、そして今回のプログラムで死んでいった後輩達のためにも…。

 そんな不安と宿命を背負い、南井は地下道を通り、本場場へと向かうのであった。
821名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/03 00:35 ID:VHEU3mvc
>>820
おおっ!
素晴らしい展開
822noto:01/11/03 00:49 ID:IP47S/td
 豊と蛯名はすでに本馬場へ入っていた。
 各自、返し馬を行う。
 「ダービーの時はホンマ、嬉しかったわ。天皇賞の時なんかも必死やったし、JCの時も…。お前にはホント、いい思いをさせてもらったよ。しかし、まさかこんなところで出会えるとは思わんかったわ。…なあ、一緒に生きて帰ろうな。」
 「あの時はありがとうな…でも、やっぱり勝ちたかったな。…勝とうな、この「プログラム」に。…死んでいった仲間のためにも」
 ほんのちょっと前までは切磋琢磨しあった仲間の多くがこの世を去った。自分が殺した、親しかった仲間に殺された…そんなみじめな思いの中で出会えたかつての戦友。その戦友もまた、今ここで自分達と同じ運命に遭わんとしている。
 …そうはさせない。
 二人の気持ちは同じだった。

 ほどなくしてユタカはデムーロが返し馬を始めたのを目撃した。
 「デムーロのヤツ、ちゃんと来はったか…ん、待てよ。あのフォームは何か見覚えあるぞ。」
 騎乗フォームがデムーロのそれとは明らかに違う。どこかで見たことのあるフォームだった。
 …もしかしたら。
823noto:01/11/03 00:53 ID:IP47S/td
「…み、みーさん」
思わずユタカがつぶやく。しかし、走る音にかき消されてしまう。
「いちかばちか、併せてみよう。そして、ヤバイ状態のデムーロなら、ムチを一発…」
手綱をしごき、デムーロ扮する南井の乗る馬にせりかけた。
824細かいけど:01/11/03 01:06 ID:rnHv1QMK
扮する、の前後が反対です。
「南井扮するデムーロ」じゃないっすか?
825noto:01/11/03 01:25 ID:dXa/Bkav
なら、「デムーロのふりをした南井」と、改訂版のところは修正しておいてください。
826名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/03 13:25 ID:9Uy80LUt
ageよう
827名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/03 22:15 ID:u4h05iTk
早く続きが読みたい・・・・・
828noto:01/11/04 00:00 ID:ahrKZiuM
「みーさん、みーさんやろ!」
馬体を併せ、豊は日本語で叫ぶ。いや、そうであってほしかった。
小島太が突然現われるように、誰かが現われて欲しかった。
死ぬのは怖い。
かといってもう誰も殺したくはない。
オリビエのように洗脳されたデムーロに殺されたくはない、いや、洗脳されたデムーロなんか見たくはない。
頼む、南井さんであってくれ、頼むから…。
その想いが馬を追うごとに強くなり、次第に豊の声も大きくなるのであった。
829noto:01/11/04 00:03 ID:ahrKZiuM
「ユタカ、静かにしろ!このまましばらく馬を追え!」
南井は叫ぶ。
「オレは今はデムーロなんだ。もし正体がバレたら非常にヤバいことになる!気付かれないように争ってるフリしとけ!」
830ロボ丸@久々:01/11/04 00:16 ID:YC73FS+4
[よりによってこの馬とは…]
皇帝と呼ばれた馬の息子・トウカイテイオーの背に乗りながらケント・デザーモは溜め息を吐いた。
他の連中に与えられた馬と違い、この馬が現役だった頃、自分が乗った事は一度もない。
たった一度、この馬が出走してたレースで別の馬に乗って一緒に走った事があるが、
特別に強いとも思えなかった。というより、自分の馬が先着してたからだ。
(ちなみに自分の馬は自分がゴール板を見間違えた為に2着になってしまったのだが)
それに豊のスペシャルウィーク、蛯名のエルコンドルパサー、そしてペリエのエリシオと比べて
テイオーは年齢面でもハンデがあった。
実戦の感を忘れかけている馬には、自分の腕でカバーしなければ。

今回のプログラムについてはずっと前から聞かされていた。
正確に言えばアメリカで計画されていたものを、JRAが横取りした様なものだが。
だが本国では馬の能力を確かめるだけのプログラムであった筈なのに、
どうしてわざわざ騎手同士を殺し合わせてまで遂行しようとするのか。
クソ、泥棒猫め。我が国のプランを自分等の都合の良い解釈で進めやがって。
831名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/04 00:44 ID:FLEnH3mb
話の途中すみません。

(ちなみに自分の馬は自分がゴール板を見間違えた為に2着になってしまったのだが
たしかその時のJCでデザーモが乗っていた時の馬はコタシャーンで
勝ったのはレガシーワールドだったような…
832ロボ丸:01/11/04 00:48 ID:YC73FS+4
>>831
いや、一応「自分の馬が先着してたからだ。」とは書いてありますが。
ここで言う「自分の馬」はもちろんコタシャーンの事です。
(テイオーはあのレースかなり下位でしたよね?)
説明不足申し訳ない。
833いや:01/11/04 01:37 ID:WM8w8l1w
>ここで言う「自分の馬」はもちろんコタシャーンの事です。
(テイオーはあのレースかなり下位でしたよね?)
説明不足申し訳ない。

テイオーはそのレースに出走してませんよ、確か。
834名無しさん@お馬で人生アウト:01/11/04 01:40 ID:qSYbv2UO
デザーモはマキバスナイパーに乗ると思ってたのに。
835ロボ丸
>>833
>テイオーはそのレースに出走してませんよ

そうでした…どうやら前の年の有馬記念とごっちゃになってたみたい。
当時の競馬に疎くてあらためて申し訳ないです。
先の展開を書きかけたけどやっぱり没にします…ので
>>830もナシにして下さい。