1着 エスポワールシチー 後藤浩輝騎手
「理想の形で競馬ができた。頭の中で何回もシミュレーションして負ける確率が少ない戦法をとった。思った通りに動いてくれました。
前は捉えられると思い、そこから後ろの馬を警戒したのですが、この馬場ですから何も来ませんでしたね。前走は競馬の神様が勝たせてくれた。
今回は自分の力を信じて勝てました」
安達昭夫調教師
「前走のダメージもなく調整できた。直線は踏ん張ってほしいと思ったが、その通りの競馬ができた。8歳馬だが、まだまだ元気ですよ。
次走はジャパンカップダートに行くか、休養に充てるか馬の状態を見ながらオーナーと相談して決めたい」
2着 ドリームバレンチノ M・デムーロ騎手
「距離は問題なかった。外が伸びない馬場だったので最後は内を狙ったが、勝った馬が強かったね。ダートでも全然戦える馬だよ」
3着 セイクリムズン 岩田康誠
「完全にスピード負けです。思ったよりペースが遅くて勝負どころで置かれました。右回りより左回りの方がいいタイプだし、ズブくなってるのもありますね」
4着 テスタマッタ 川田将雅騎手
「よく頑張ってますが、精いっぱいです。前が止まらない馬場と外枠が堪えました」
5着セイントメモリー 本橋孝太騎手
「最後で苦しくなったのは、少し太かったからかもしれません。輸送を考えての作りだったんですが…」
7着 タイセイレジェンド 内田博幸騎手
「ゲートで待たされた分、テンのスピードの乗りが悪かった。外枠の方がいい馬だし、こういう馬場もあんまり良くないね。馬体も少し太かったかな」
1着 ホッコータルマエ 幸英明騎手
「もしかしたら逃げることになるのかな、とは思っていました。逃げる競馬をしたことがなかったので、ちょっと不安を持って乗ってたんですが、
後ろからのプレッシャーも意外になかったし、向正面半ばでハミをとってくれたので“いけるかな”と思いました。これで戦法が一つ増えましたね。
前走は前半からペースが遅かったのに、前を楽に行かせてしまった。エスポは強かったけど、早め早めに動いていたら勝っていたという気持ちがあります。
今回はその反省も踏まえて乗りましたが上手くいきました。来年はドバイ挑戦を考えてる馬なのでこれからそこまで負けずに勝ち続けたいです。
ブルーコンコルドにはJRAのGIを勝たせてやれなかった。自分の力のなさで申し訳ないと思ってます。タルマエでは絶対に中央のGIを勝ちたい」
西浦勝一調教師
「今日は最内なので何も行かなければ行ってくれと幸騎手に指示を出したのが見事にハマったね。向こう正面でワンダーアキュートを突き放した時点で
これは勝ったなと思いました。来年はドバイワールドカップに挑戦させたいのでこの程度の相手に負けるわけにはいかないと思ってました。
次は予定通りジャパンカップダートに向かいます」
2着 ワンダーアキュート 武豊騎手
「行く馬がいなければ行こうと思ったけど、幸も同じ事を考えていたね。それで番手で競馬をしたが道中でホッコーとの間に1頭いたのが痛かった。
3コーナーで向こうがペースを上げたのについていく事ができなかった。勝ち馬は若いし、まだ成長している。こっちも力は出せたと思うけど、
距離は1800mぐらいの方がいいかもしれない」
3着 ソリタリーキング 福永祐一騎手
「ホッコーをみんな追っかけてくれると思ったが読みが甘かった。ただスタートが安定してきたのは収穫ですね」
4着ジャングルスマイル 平瀬城久騎手
「馬の状態も良かったし、折り合いもついて思った通りの競馬はできた。この馬なりによく頑張っています」
5着クリソライト 内田博幸騎手
「前半からハミをかんでカーッとなって走っていた。今日は全く競馬をしていません…」
11着ハタノヴァンクール 四位洋文騎手
「スタートからいい感じで追走できたが、3角手前で左前脚を引きずっていた。大事に至らなければいいが…」