◎所感
●調査前は
「ディープインパクトとその他」
という感じで、もっと低い数値になるもんだとばっかり思っていた。
1頭だけ強くてもポイントは増えない現ルール。それをカバーしたのが
ダート最強世代の猛者達。中央の芝とダートのG1勝ち数が一緒という
のがまずありえない。さらに、障害もめっちゃ強くて中山大障害この
世代は5連覇で計6勝もしている。なんと、この世代は中央G1の勝鞍が
芝6勝、ダート6勝、障害6勝という珍現象。が、おかげで数値は上がった。
(障害は計算に入れないけど)
※因みに障害で中山GJが入ってないのは海外馬のカラジが3連覇だかして
いるためである。
●ダートが強かったのは間違いなくて、05JCダートから08JCダート
までのおよそ4年間で他の世代の勝たれたのは06JCダートのみ後続の
世代にもダートで1頭や2頭はとびぬけて強いのはいるが、世代全体
でみれば間違いなくダート最強世代である。
●芝についても触れておかねばなるまい、ディープと一緒にクラシックを沸かせた
2番手以降シックスセンスやアドマイヤジャパンらが相次いで故障で戦線を離脱
したのも痛い。しかし、結局彼らは同じピークの時代をディープと一緒に走ることに
なるはずなので大勢に影響はないといえる。牝馬も世代で群を抜く力を持っていた
(by福永祐一)シーザリオの離脱はかなり堪えたが、距離適性はブエナビスタに
近いクラシック向きで、エリザベス女王杯は勝てたかもしれないが、牡馬混合と
なるとディープとかぶる。NHKマイルCを勝っているラインクラフトが
ヴィクトリアマイルで不覚を取るなど、やはり芝で見ればレベルは低いのだろう。
●宝塚記念や有馬記念を「回ってきただけ」で勝つあたり、他の馬との能力の
絶対値の違いを感じさせたディープ。たらればだが、もう1年走っていれば
2007年も国内では無双だっただろう。といいたいところだが、産駒の
活躍を見ているとそうでもなくなってきたこの頃。しかし、06年にディープが
勝った4勝の2着はすべてこの世代の馬ではない。ディープインパクトが
いなかったらと思うと恐ろしい限りだ。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/7doraemons/article/269