世界最高のレーティングを獲得したスプリンター・セイクリッドキングダムは、18日に香港空港で疝痛で倒れて
以来、生命の危機に陥っている。
昨年最高のシーズンを送った同馬は、27日の総賞金230万ドルのG1・高松宮記念を実績に加えようと、日本に
遠征する準備を進めていた。
しかし、飛行機が出発する数分前、獣医が同馬の不調に気付いた。
調教師によると、「獣医は疝痛だと気づき、トランキライザーを投与してくれましたが、容態は急激に悪化した。
香港JCの獣医長が到着するまでに緊急手術が必要だった」とのことである。
疝痛は、大腸の閉塞や捻転で引き起こされる、馬に激しい苦痛を与える病気である。
調教師は、同馬が今も術後の経過観察下に置かれていて、獣医団が生命の保証は出来ないとしていることを
明かした。さらに、同馬の今後の競走生活は重大な心配事だが、今は馬の健康が最も気掛かりだと付け加えた。
「馬はさらに24時間の経過観察下に置かれる予定だが、どうなるかは予断を許さない。獣医は再度の手術が
必要かも知れないと伝えてきている。今はただ回復してくれることを願っている」
セイクリッドキングダムは、これまで23戦15勝の成績で、500万ドル以上を稼いでいる。
ソース(翻訳:チリ人)
http://www.theage.com.au/sport/horseracing/star-fights-for-life-20100318-qic0.html