ディープインパクト〜The 205th impact〜

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309総統(アク禁中)
(大スポ)
中竹調教師はセレクトセールで母ファーザの08(牡)を落札したが、当初の印象は
「ディープの仔は小柄なのが多いと聞いていたけど、体のつくりがしっかりしているので、大きくなりそうだなと思っていた」
実際兄姉はフリオーソを筆頭に巨漢馬がズラリと顔を揃える血統。大きく成長する可能性もあったはずだが・・・。
最近なって「案外大きくならなかった。ディープ産駒らしい体つき」と印象がガラッと変わってきたようなのだ。
ヤマカツスズランを現役時管理していた池添調教師は、このディープの“サイズ”を生かしたいと考えている一人。
「今年はフジキセキの女の子が生まれたんだが、牧場のスタッフが“大きすぎて引っ張り出すのが大変だった”って。
お母さんが大きかったら産駒も大柄に出る傾向が強いみたいだが、大きすぎるのも困りもの。
だから来年(今年はネオユニヴァースを種付けする予定)はディープをと考えているんだ」と既に来年のプランを明かした。
一方、ディープ二世軍団の動きを数多く目にした松田博調教師は「小柄なのが多いせいか、すばしっこくて素軽いって感じ。
こういうのはちょっと見たことがないな」と高い評価を与えている。数々の“証言”から産駒は「父のサイズと敏しょう性を兼ね備えたのが多い」ととらえてよさそうだ。
「初年度から走ってしまうと、これまでの競馬の常識が変わるかも」とは前述の松田博調教師。
大型化が進むサラブレッドの流れさえも、ディープが“逆流”させてしまうとすれば・・・種牡馬としても不世出の存在となる可能性を秘めている。