「ほら、何とか言ってごらんなさいよ……ヒック……三冠取り逃がしただけじゃなく、
降着になった気分はどうなのぉ……!」
レナはAカツの股間をぐりぐりと踏みつける。目隠しされベッドに全裸で、大の字になって
四肢を縛られ、身動きできないAカツは身をよじらせた。
「おおっ!くぅ、あふぅ…!」
レナは泥酔し、女王様モードになっている。今日の不甲斐ない敗戦を恥じたAカツは、
お仕置きを志願したのだ。最初は嫌がったレナだったが、無理やり飲まされて、
スイッチが入った。ホテルのスイートルームに入るやいなや、たちまちAカツはベッドに
縛りつけられ、罰という名目で倒錯した快楽の餌食になっていた。
レナはブラウスの胸元をはだけ、足元もおぼつかない。しかしミニスカートから
すらりと伸びた足は、しっかりとAカツの股間を踏みつけている。
Aカツの逸物も、それに反抗するかのように、逆にむくむくと勃起してきている。
「あらぁ、随分元気がいいじゃない……ヒック……。」
レナはしゃがみこむと、Aカツの逸物を右手で握った。亀頭をペロリと舐める。
Aカツがビクンと体を震わせたのも束の間、
「なーんてね!」
レナは垂直に起立しているAカツの逸物に、平手打ちをくらわせた。
「アッー!」
激痛にAカツの下腹部が跳ね上がった。
「調子に乗るんじゃないわよ……ここが曲がってるから、レースでも斜行しちゃうんじゃ
ないのぉ……ヒック……治さなくっちゃね……ヒック……。」
レナは再びAカツの逸物を握ると、左右に乱暴に捻じ曲げ始めた。
「ぐあっ、も、もげるっ!」
わずかに快感はあるものの、それを上回る激痛で、Aカツの体は痙攣する。
「きゃははははは!……あー、飲みすぎちゃったかなあ……。」
レナは逸物を手放して、フラフラと立ち上がった。目がとろんとして、半分寝ているようだ。
おぼつかない手つきで、レナはミニスカートをおろした。ストッキングとパンティも
脱ぎ捨てて、下半身裸になったレナは、Aカツの顔の上にどすんと座り込んだ。
「むぐっ!!」
レナの陰部がAカツの顔の上に押し付けられるが、レナの全体重もかかっているので、
その感触を楽しむ余裕もなく、Aカツはもがく。
「はぁ〜あ、よいしょ。」
レナはそのまま放尿を始めた。Aカツの顔中に、生温かい黄金水が浴びせられる。
「ぶはぁっ!んぐうっ!」
Aカツは逃れようとするが、もちろん不可能だ。放尿を続けるレナは腰を動かし、
尿口をAカツの口に当てた。黄金水はAカツの口の中に流れ込む。
「ぐふっ、ご、ごほぉ、ごほっ!」
息が出来ない。たまらずAカツは黄金水を飲み干した。ようやく放尿が止まる。
「ふぁぁ、気持ちよかったぁ……ヒック……さあ、Aカツさん、ちゃんときれいにしてねぇ。」
レナは再び下腹部をAカツに押し付けた。Aカツは何とか舌を動かし、レナの尿口から
花弁にかけてのあたりを舐め始めた。
「あっ……あふぅん、上手よ、あんっ……。」
レナは快楽に身をよじらせる。その時だった。
「やかましいわ!隣の迷惑も考えんかい、ボケが!!」
ドアが乱暴に蹴り破られる。怒声を張り上げた男を先頭に、黒いスーツで人相の悪い男の
集団が部屋に雪崩れ込んできた。中心には、小柄だが鋭い顔つきで30代半ばの、派手な背広を
着た男がいた。親分のようだ。
「おどれら、ええ加減にせえよ!お楽しみは自由やけどな、隣の部屋に聞こえるくらい
声張り上げられたら、迷惑なんじゃい!それにこちらの方はな、泣く子も黙る関西フェアプレー
連合会長・F田S二親分やぞ!親分は恫喝はするが、人の斜行は許さへんお方や!
京阪線に叩き込んで、タコ焼きの具にしたろか、おう!」
先頭の男は、額に青筋を立てて一気にまくし立てた。しかし、レナとAカツの耳には全く
届いていないようだった。
「あんっ……あっ……はうぅ……。」
レナが悩ましげな声をあげて、体をのけぞらせる。Aカツの舌の刺激はレナの敏感な部分を
確実に捉えていた。顔の上にまたがられて必死で舌を動かすAカツ、泥酔状態でひたすら
快感を貪るレナには、男の怒鳴り声が聞こえていなかった。
「おんどれら…!」
気の短そうな男が、懐から拳銃を抜こうとする。しかし、
「やめんかい!」
F田が短く叱責する。男は渋々拳銃を戻した。
「カタギの人のやることや。大目に見てやれや。それにな…。」
ベッドの上の二人を見ながらF田は言った。
「男は泥まみれになっても、その中から立ち上がらなくてはいかんものや。こいつもな、
遊んどるように見えてもな、腹の中では屈辱の味を噛み締めとるんじゃい。」
F田は、ベッドの上で醜態を晒しているのがAカツだと気付いていた。乱痴気騒ぎを
しているように見えても、それはAカツが自身に対して鞭を入れる行為だということを、
肌で感じていたのだった。
そんなF田一行を尻目に、腰を動かしていたレナだったが、
「う……気持ち悪くなってきちゃった……うえっ……!」
口元を一瞬押さえたが、我慢できずそのままAカツにぶちまける。
「ぐほぉっ!」
嘔吐物まみれになったAカツは、全身をジタバタさせる。
「親分……泥まみれちゅうか、ゲロまみれになってまっせ…。」
「それもあの男の選んだことや。ワシらが口出しする問題やない。ささ、邪魔したらあかん。
他のところで飲み直しや!」
「へいっ!」
子分一同が恭しく頭を下げる中、F田は背中に『男』と縫い付けられた背広を翻して出て行った。
ドアが閉められた時、レナは既にAカツの上に倒れこみ、静かに寝息を立てていた。
顔面を嘔吐物でデコレートされ、失神したAカツの上で。
「ううん……Aカツさん……三冠おめでとうございます……。」
※この物語はフィクションであり、実在の人物とはたぶん関係ありません。
いかがでしたでしょうか。さすがAカツさん、スプリンターズに続き、予想も出来ない形で
ネタを提供してくれました。勢いで書いたので、黄金水プレイ等の苦手な方はご容赦の程を。
次はエリザベス女王杯の時にでもお会いしましょう。それではまた。