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（大スポ）
２年前に函館の某スープカレー店で騎手の秋山と遭遇した。
店の片隅で一人静かにカレーを味わう姿は、それまで抱いていた「寡黙な男」のイメージ通り。
プライベートの邪魔をしないよう、当方は軽い会釈のみで記者仲間と少し離れたテーブルへ。ワイワイ騒ぎつつ美味を堪能した。
驚いたのは会計の際、店員に「秋山さんが済ませて帰られました」と告げられた時。
翌朝、遅まきながら礼を言うと「記者さんたちにはいつもお世話になっていますから」とサラリを返してきた。
それ以来、秋山のイメージは「寡黙でかっこいい男」にアップしたが、今夏の函館で好感度をさらに飛躍させる出来事があった。
雑談の中で的場調教師が「秋山は乗れる」と力説したのだ。聞けば「強い馬で勝つのは誰でもできる。
騎手の上手さは本命馬の力を封じつつ勝ち切ること。秋山は見ていてそういう仕事ができる男」
騎手時代“本命キラー”と言われた仕事人が太鼓判を押したのだ。