柏木集保 保護観察日記・46

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391名無しさん@実況で競馬板アウト

 今年のアンライバルドは、皐月賞は3番人気だった。あの強さからすると、みんなの目が正しくなかったとはいえる。しかし、過去30年。
皐月賞を1番人気ではない評価で勝ち、ダービーに出走した馬の成績は【3、2、3、11】なのである(不出走馬は過去30年で計4頭)。

 皐月賞を2番人気以下で勝ち、ダービーでは1番人気に支持されたのは、06年メイショウサムソン、00年エアシャカール、
82年アズマハンターの3頭だけ。この3頭のダービー成績は順に1、2、3着。
アンライバルドは、第二のメイショウサムソンになりたい。タイプはだいぶ異なるが…。

 皐月賞を2番人気以下で制し、ダービーも再び伏兵として勝ったのは、81年カツトップエースと、97年サニーブライアンの2頭。
そして前出の06年メイショウサムソンを合わせての3頭だけが「2冠」に輝いたが、残り16頭はみんな負けている。
歴史は、とんでもない伏兵として皐月賞を勝った2頭と、みんなの認識を一変させたメイショウサムソンの3頭以外には、
皐月賞を2番人気以下で制した馬のダービー制覇を許していないのである。

 なぜか今年、まだ迷っている。私も少しは美しい心があって、再認識させたアンライバルド(1番人気)でもいいのではないか、
と少しだけ思っているが、ダービーや多くのビッグレースで1番人気の予想される馬を本命にするのは、信じがたく勇気のいることなのである。
ダービーでは、数字や歴史の示す確率など、それは小さい要素で、過去は過去のこと。
今年のダービーは、また新しいダービーでなければ挑戦のしがいがない。まだ火曜日、また考え直したい。

>>390-391