柏木集保 保護観察日記・45

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475名無しさん@実況で競馬板アウト
GTの横山典弘騎手

 先週を終えた時点で、横山典弘騎手の成績は(38、22、14、103).339。騎手ランキングのトップを走っている。
2位武豊騎手が28勝。3位の内田博騎手が27勝。

 その横山典騎手が、今週はGT高松宮記念にアーバニティで出走する。
アーバニティは有力馬の1頭というだけでなく、横山典騎手の「GT」という意味でも注目を集めている。

 横山典騎手がGTで2着が多いのは、もう知れ渡っている。JRAのGT格のレースにはこれまで257回騎乗し、
その通算成績は(15、37、26、179)である。GT格のレースで15勝もしているのは、現役の騎手では
武豊、安藤勝騎手に次いで第3位。でも、2着がその3倍にも近い37回もあるのは、なぜなのだろう。勝負弱いのだろうか?

 実は、これには明確な理由がある。1つは関東馬の不振があり、最有力馬に横山典騎手が乗ることなどめったにないこと。

 GT格のレースに257回も乗っているが、1番人気だったことはたった「17回」だけ。1割にも満たないどころか、6.7%なのである。
武豊騎手や、安藤勝騎手とはここが決定的に異なるところで、ほとんど最有力馬に乗ることなどないのである。

 また、横山典騎手は数ある依頼馬の中から、もっとも有力な馬になんとかして乗ろう。そういうスタイルではない。男気が最初にある。

 たとえば、「テキ。この馬、来年の春までオレが乗るわ」「本当か、ノリ、ずっと乗ってくれるのか」

 まあ、そんなふうにリーディングのトップを争っている騎手とは思えないようなコンビの成立で、
見込み外れでチャンスの乏しくなった馬にもGTで乗っていたりするのである。
476名無しさん@実況で競馬板アウト:2009/03/25(水) 04:45:39 ID:qvoB5f3k0

 2着が不思議なほど多い理由は、つきつめれば人気馬に乗るケースが少ないだけ。
ディープインパクトや、ダイワスカーレットに乗っていないのだから、仕方のない数字なのである。

 横山典騎手は、257回のGT格レースに騎乗したうち、3番人気以内の有力馬だったことが計72回(29回連対)。
一方、4番人気以下の伏兵に騎乗したことが185回(23回連対)という数字もある。

 最初に勝ったGT格は、23日に亡くなられた稗田研二調教師のキョウエイタップ(エリザベス女王杯)。8番人気だった。
10番人気のメジロベイリーで朝日杯を制したり、イングランディーレの天皇賞(春)も10番人気なのである。

 人気割れの今年、アーバニティはどのくらいの人気だろう。5〜6番人気だろうか。

 今年の横山典騎手は、なぜかGTで2着の多い横山典弘ではない気がする。
ロジユニヴァースの皐月賞、ダービーの前に、伏兵アーバニティではずみをつけたい。

>>475-476