第28回ジャパンカップ（G�T）

ジャパンカップ(ＧI)

３世代のダービ馬が揃った今年のジャパンカップ。中でも、牝馬でありながらダービーを制し、
前走の天皇賞・秋ではダイワスカーレトと僅か２ｃｍの死闘を制してレコード勝ちした△ウォッカ
が１人気に支持されている。東京コースではマイルの安田記念、秋の天皇賞、ダービーと距離
が全く異なるＧ�Tを３勝、もはや国内に敵なしの感さえ漂う。しかし昨年のＪＣでは４着に敗れて
いるのも事実。同レースで３着だった○メイショウサムソンに１馬身遅れた内容が、斤量５３キ
ロのものだけに、今年はさらに逆転が難しいのではないかと思い、当欄は押さえの評価に留め
た。
本命は菊花賞で途方も無い強さを見せ付けた◎オウケンブルースリ。新潟の古馬１０００万条
件でダイワワイルドボアにつけた差が３1/2馬身。それが菊花賞では７馬身に開いた。この馬
自信がどんどん強くなっている証である。しかもこの時は２着のフローテーションが差してきた
時に２の脚を使って伸びている。いわゆる「おいでおいで」をしたのだ。菊花賞でも全力で走っ
ていない感があり、潜在能力は計り知れない。デビューしてまだ半年、成長力ではここにいる
どの馬よりも勝ろう。ダイワにさらに３1/2馬身差を広げれば都合１０1/2馬身差となる。マイネ
ルチャールズを物差しにすれば、右回りコースでマツリダゴッホの５馬身前にいる計算。有馬
でマツリダに負けたメイショウサムソン、ウォッカなどをまとめて交わすシーンが思い浮かぶ。
単穴には神戸新聞杯で、実際にオウケンブルースリを負かしている▲ディープスカイを取り上
げる。メイショウサムソンが早め進出して、上がりがかかるような底力を要求される展開になっ
た時に、はたしてこれまでの切れを使えるかどうか、という点に少々疑問があり３番手の評価と
した。
そのような淀みの無い展開になった時には△アサクサキングスも怖い存在。評価は押さえだ
が展開次第では連にからむ可能性も。

◎オウケンブルースリ
○メイショウサムソン
▲ディープスカイ
△ウォッカ
△アサクサキングス

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