ダンスインザダーク一家の会話4

ムーン「次走より前に種付け料が決まるとは…なんだか微妙な気分です。」
スイープ「500万だっけ？結構すごいじゃん。」
ムーン「我がエンドスウィープの筆頭後継馬としては安い気が…」
スイープ「えぇ？まさかディープみたいに初年度から1200万とか
　　　　　言い出すんじゃないでしょうね？」
ムーン「いや、1200万などにされてはすごく困るのだが。」
スイープ「なんでよ？高いにこしたこと無いんじゃないの？」
サウス「そんなのお前、どうせ姉上の中小牧場が躊躇するような
　　　　金額だと困るとでも言いたいんだろ？こいつのことだから。」
スイープ「なんで？うちの牧場が躊躇して何が困るの？もしかして誰か目当ての女が居るの？」
サウス「そんなのお前…分からんの？結構鈍感だな…」
ムーン「そんな姉上も…ﾊｱﾊｱ。本当に分からないんですか？」
スイープ「わ、悪い？うちに何頭の牝馬が居ると思うのよ。見当もつかないわ。」
ムーン「しょうがない姉上だな。俺の熱い想いを改めて口にしろというんですか？」
サウス「照れるなよ…気持ち悪…ひいっ！だからそんな目で兄を睨むな！」
ムーン「まあいい。我がエンドスウィープ一族がさらに繁栄するような仔を
　　　　産んでくれる最高の女性となればそりゃ一頭しかいませんよ。」
スイープ「それって…まさか…」
ムーン「そうです。分かったなら姉上もさっさと引退…」
スイープ「うちの母さん！？」
ムーン「ちょっ…なんでそうなるんですか！」
サウス「いや…意外とありえる話かもしれんな…」