カワカミプリンセスを応援しよう

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794小田切総統 ◆Q1ExssOilE
(大スポ)
9日のカワカミプリンセスは角馬場でたっぷりと時間を使ってダクと軽めのキャンターを消化し、CWコースに場所を移した。
テンの行き出しはゆったり。勢いに乗った残り5ハロン標あたりから一気にペースを上げて直線に向かった。
しかし「先週、ジョッキーに乗って気合をつけてもらい、体にハリが出てきた。今週はもう調整段階」との西浦調教師の指示で、
鞍上がステッキを入れて派手に追うシーンはなし。直線はそのまま流してフィニッシュした。
それでも時計は、81秒9−65秒5−51秒1−38秒1−12秒2、のすぐれもの。絶対能力の高さをアピールするには十分といえるものだった。
絶好の追い切りを披露したカワカミプリンセスだが、2ヶ月半前に栗東に戻った時はピンチと言える状態だった。
「放牧先の厳寒の北海道で思った以上に体力を使ったんだろう。ハリが落ちて体が寂しく見えた」と同師。
同じ休み明けでも上がり調子で戻ってきた昨秋とは雲泥の差。立て直すのは容易ではなかった。
しかしながら、ここからがカワカミの真骨頂。
「調教を積んで速いところをやるたびにカイ食いが良くなり馬体が回復していった」と師も驚くほどのペースで
調子を取り戻し、レースの週はもう強くやる必要がないまでのデキになった。
そういった経緯があるだけに、追い切り後の共同会見で師は「仕上がりはもう完璧。
負けられない? もちろんそのつもり。普通に競馬をしてくれれば結果はついてくる」と怪気炎を上げたのも納得のいくところ。