【挑戦】柏木集保 保護観察日記・30【したくなった】
柏木集保これで納得!! 〜死して続くエルコンドル血の謎=`
種牡馬エルコンドルパサー(その父キングマンボ)は、供用3年間だけで02年に7歳の若さで急死してしまった。
パズルの謎解きのような血統構成(強力な近親交配)を持つエルコンドルパサーは、どんな産駒を送るのか、成功するのか、謎解きはまだ続いている。
現4歳、5歳、6歳の3世代の中から、06年の菊花賞馬ソングオブウインドが出た。
5連勝で06年ジャパンCダートを制したアロンダイトも、31日の川崎記念・統一GIに出走するヴァーミリアン(芝2勝、ダート4勝)もエルコンドルパサー産駒。
スタミナ型が多いかというと、先週20日のサンライズS芝1200mを1分8秒1で独走したアイルラヴァゲインや、
27日の東京新聞杯・GIII(芝1600m)に出走するイースターがいる。
特異な血統背景を持つエルコンドルパサーは、相手の牝馬の一番いいところを引き出し、
芝もダートも、長距離も短距離も、みんなこなしてしまうのである。万能型というより、父としての正体を明かさないのだ。
強いて成功馬の共通点を探すと、ソングオブウインド、ヴァーミリアン。そして東京新聞杯のイースターの母の父は、
同じように母方の血を尊重して大成功したサンデーサイレンスである。
(日刊競馬編集長、テレビ解説者、報知紙面より)