【オースミグラスワン 甘いもの食べすぎ?甘やかしすぎ?】
春には念願の重賞制覇を達成するも、秋は去年の安定感はどこへやら。
尻すぼみの成績に終わったオースミグラスワン(栗東 安藤厩舎 牡4)が
4200万円プラス出来高(レース勝利につき、角砂糖10個)で更改。
異例の出来高内容について、安藤師はこう説明する。
「重賞を勝ったお祝いに角砂糖を振舞ったのが大失敗。
その後は少しでも雨が降ったり、馬場が渋ると
角砂糖が湿気て美味しくないと駄々をこねる。
今後は勝ったときにしか、角砂糖をあげないようにする。」
と、にんじん作戦ならぬ、角砂糖作戦を披露。
一方、当のグラスワンはといえば、暢気なもの。
「最近は角砂糖だけじゃ物足りないんだよね〜。なんか食欲旺盛で困っちゃう。
そういえば世の中にはチョコレートっていうお菓子があるらしいね、それって美味しい?」
と、父親譲りの食欲を見せながら、報道陣を逆取材する始末。
チョコレートに含まれるカフェインは微量とはいえ、
ただでさえ薬物問題に揺れる現在そんなものに興味を示されてはたまらぬと
慌てた師がカカオ100%のチョコレートを一口だけ嘗めさせると、
グラスワンは一言、「ニガッ!やっぱり角砂糖が一番だよね〜」
師の姿勢も甘やかしすぎなのでは?だから去年もツメが甘かったんじゃないの?
と報道陣の苦笑いを誘う場面もあった記者会見。
来年はファンに甘い夢を見させてくれるような活躍を期待したい。