競走馬で官僚の世界を表現してみた

「ディープインパクト、薬物使用！！」

圧倒的な実力とパフォーマンス
クリーンで、さわやかで、若々しさに溢れ、
子供にもその名を知られていた
外務省のディープインパクト主査が、フランスで薬物の使用をしていたことが発覚した。


「くそ！リークした奴は誰だ！」
力任せに机をたたき、大声を出すディープインパクト
窓の外では、記者たちが詰め掛け、ディープの名を叫んでいた。

2

２ｹﾞﾄ

「よくやった、ピカレスクコート。これであいつも失脚。政界に進出しても票は取れないだろう」

人通りの少ない霞ヶ関のビルの間にブラックタイドとピカレスコートはいた。
ディープの名を呼ぶ記者たちの声は彼らにも聞こえていた。

「超一流の日静大学出身の人は怖いですね。兄弟でも切り捨てる」
いやらしい笑みを浮かべながらピカレスクコートは手をだした。
「報酬。忘れていませんよね？こっちも危ない橋を渡ったんですから、相当な厚みでしょう？」

「忘れていないさ。厚めに入れておいたよ。この悪党が」

「ブラックタイドさん。あなたのような悪者に比べたら私なんて、こそ泥ですよ」

「ふっ」

「それにしても、この絵を描いたのは誰なんですかね？」

その言葉を聞いたとき、ブラックタイドの表情はこわばった。

「気にするなといっただろう。それ以上追求するようだと」

「いやいや、すみません」
ピカレスクコートは言葉をさえぎり、頭を下げた。

外務省、ドバイ課

「ハーツさん！外務省はどうなってしまうんですか？トップのディープがあんなことになってしまって、下の奴は混乱しています！」
近くにいるというのに必要以上に大きい声でカネヒキリは言った。

それとは対照的にハーツクライは落ち着いていた。ドバイを制した男の貫禄であった。
「落ち着きたまえカネヒキリ君。むしろ、チャンスなのではないのかな？同期の君にとっても、再び欧州課のトップに返り咲ける私にとっても」

そう、ハーツクライは欧州で活躍したにもかかわらず、あまり注目されず、ディープインパクトが欧州課のトップになり、彼はドバイ課に移動になったのだった。

心から思っていなくても、少しだけそんな考えが頭にあったカネヒキリは何も言い返せなかった。

「もし、私が欧州課のトップになり、君が芝でも好成績なら、欧州課に配属しようと思っている」

カネヒキリは驚きの表情を見せたが、ハーツクライは気にせずに話を続けた。

「最近成績のいい富士奇跡大学。
だが、欧州課に配属された人間はいなかったね。
君が、新たな歴史を作るのだ。どうだ？悪い話ではないだろう？
それに、私は政界進出も考えている。
すでに社台党と、そのライバル誰日本党からも声がかかっている。
二大政党が欲する私とパイプをつないでおいたら後に役に立つのではないかね？」

カネヒキリはディープインパクトを落とそうとしている者が誰かわかっていた。
追求して、ぼろを出そうものなら新聞社にリークしようと思っていた。
そうすればドバイ課のトップに立てるからだ。
だが、考えは変わった。
否。
変えさせられた。
ハーツクライにはカネヒキリの考えなどわかっていたのだ。
器が違う。

「よろしくお願いします。ハーツ主査」
忠実なしもべができた瞬間だった。

「おい、フラムドパシオン」
ハーツクライは手招きした。
「今日は私と君とカネヒキリ君とで上手い飯でも食いにいこう」

ハーツクライは機嫌がいい、だが、二年目のフラムドパシオンにはその理由はわからなかった。

ドリームパスポートはメイショウサムソンに
抱いてはいけない感情を抱いてしまった・・・

続きまだ〜

よしだみほのスレかとおもたｗ
てか、期待あげ

勢いで書いたから続きはまだない

ごはんに呼ばれたと思われ

>>7の続き
弱小企業に勤めるドリームパスポートは
新製品、「夢旅券」を開発を進めることとなる。
その製品を開発するために
向かった工場にある馬が存在した・・・
その名はメイショウサムソン。
サムソンと製品開発していくうちに
惹かれあう二頭・・・
しかし無常にも二頭は会社の提携が決裂し
ライバル関係となってしまった。
今後、この二頭はどうなってしまうのか・・・？

また見てね！！

アラバスタ「む、むーどちゃん・・・だ、ダメだよ・・・」
ダンムー「私は死ぬほどあなたを愛してるのに、どうしてそれを分かってくれないの？」
アラバスタ「だって私たち女同士よ？」
ダンムー「そんな小さな壁、二人の愛なら乗り越えられるわよ」
アラバスタ「は、話聞いてる？」

>>13
ハルカ「ちょっとそこそこ、通るよぉ〜どいてどいて〜」

「ハーツクライ君。君の描いた絵は素晴らしい。これで社台党の代表は私のままだ」

色取り取りの食材の並ぶテーブルを前にして、アグネスタキオンはほくそ笑んだ。

「ありがとうございます」

ハーツクライは両手を畳につけて、頭を下げた。

「今日は私のおごりだ、交通費も私が出そう。あと、これはお土産だ」

アグネスタキオンは長方形の紙箱をハーツクライに渡した。

「あとでおいしくいただきます」

そのやり取りをカネヒキリは見ていた。
食事中に世渡りの仕方を教えてやろう、とハーツクライがいっていたのはこのことだったのだろう。

「後ろの彼らは？君の部下か？」

「はい、私の部下のカネヒキリとフラムドパシオンです」

フラムドパシオンと聞き、アグネスタキオンの顔が歪んだ。

「クロフネの仔か、そんな奴を連れてきて、君は何を考えているのかね？」

テーブルの下、アグネスタキオンは握りこぶしを震わせていた。

ハーツクライは微笑む。

「最強世代といわれるあなた方の誰も敵に回したくないだけです。
クロフネさんから直々にあずかってくれといわれたので」

「本当にそれだけなのか」

「ええ。他意はありません。ご安心を」

ハーツクライ、急に成長し、三冠馬をも喰い、ドバイを制した。
この男、やはり裏に勢力がいると考えるのが正しい。

ハーツクライとアグネスタキオンが火花を散らせているのがカネヒキリにはわかった。

なぜかカネヒキリが主人公っぽくなっててﾜﾛﾀw

「競走馬で官能の世界を表現してみた」に見えた

「つまり、フランス側の医師のミスということですか？」

「はい。私は咳が止まらないので風邪薬を要求しただけです」

ディープインパクトが発言を終えると、カメラのフラッシュが次々光った。

「故意に禁止薬物を使用したわけではないと？」
一番前の席に座っている記者が、ペンを持ちながら言った。

「ですから、何度も発言したように、フランス側のミスです。
　私は風邪薬を服用したと思っていました」

うまい言い訳を考えたものだと財務省のスイープトウショウはテレビを見ながら思った。

確かにディープインパクトは薬代を経費で落とした。
しかし、本当は禁止薬物を買う。
その禁止薬物を自ら使用するのもちろんだが、本当の狙いは薬をフランスで売り一儲け。
これが今回の真相であろう。
問題はその金をどこに回したかだ。
声がかかっているという社台党か、それとも財界？
税金をこんなことに使うなんて、許さない。
詳しく追求する必要がある。

馬なりみたいだ

支援あげ

「スイープさん。無理ですよ。五十一億円なんて大金が動いたら簡単に発覚します。
これだけやって見つからないのなら、風邪薬説は本当だったんですよ」

スイープトウショウとその部下のローゼンクロイツはたくさんの資料とにらめっこをしていた。

「七千万円分買ったとしたら五十一億円になる。本人が持っていないのならどこに流れている以外ありえないでしょう」

「よくある錬金術ですけど、今回は使わなかったんじゃないですか？」

「それはない」

スイープトウショウの声は大きくなっていた。

「なぜです？」

逆に、ローゼンクロイツの声は疲れで小さくなっていた。

「リークしたのは外務省。つまり錬金の現場を見ている人間がリークした」

「そうですけど、証拠がないじゃないですか」

黙るスイープトウショウ。
二人の間に沈黙が流れた。

「外務省に知り合いがいる。そいつにあたってみる」

いいぞ>>1
登場人物増えすぎて空気になる奴多そうだなｗ

東京を一望できる高層ビルの一室に自室を持つクロフネはワインを傾けながらニュースを見ていた。
ディープインパクトの記者会見が映しだされていた。

「ふふ、面白くなってきたじゃないか。絵を描いたのはどのサンデーだと思う？」

ワインとグラスをのせたトレイをテーブルに置き、フサイチエアデールはクロフネの上に腰掛け、首をなでた。

「なぜ、サンデーに限定するの？」

クロフネはフサイチエアデールの頭をなで、口を開いた。

「政界にはサンデーの仔が多すぎるからな、後継の有力者のディープを潰したいやつはサンデーの仔だろう」

「でも、ディープは票を多く取れる器だったから、他の政治家としても潰したかったんじゃなくって？」

フサイチエアデールはクロフネの胸に身をまかせた。

「いや、サンデー牝馬の増えた今、我々非サンデーはサンデーの仔と票を競う必要がない。
私は社台の者がやったとにらんでいる。
タキオン、スペシャルウィーク、ダンス、この辺が怪しいな。
有力者が増えることを嫌っていたからな」

「どうするの？」

「今は傍観しているさ。サンデーの仔を一掃できる規模の大きさの事件になったら立ち上がる
この、クロフネが覇権をとるためにな」

半透明の赤ワインの影が赤くゆれた。

つ�C

もう終わりかＹＯ

「いや〜美味しかったですね。カネヒキリさん。
　やっぱりテレビに出るくらいの大物は食べているのも違いますね」

フラムドパシオンは満足そうに腹部を撫でた。

「俺はプレッシャーで食欲わかなかったよ」

カネヒキリは呆れ顔であった。

「プレッシャー？」

「あの二人、探りあいをしていたじゃないか。どちらかが切れそうで冷や冷やしたよ」

「俺には仲よさそうに喋っていたようにしか見えなかったですけどね」

カネヒキリはため息をついた。
この後輩はなんて気楽なのだと。

携帯電話が鳴る。
ハーツクライは発信相手を見て、電話に出た。

「遅くにごめんね。今大丈夫？聞きたいことがあるんだけど」

久しぶりに聞く声に、ハーツクライは暖かさを取り戻した。

「大丈夫だ。なんだい？聞きたいことって」

「ディープインパクトの禁止薬物問題についてなのだけど」

話の内容はわかっていたが、やはり仕事の話はしたくなかった。
もっと平凡な、他愛のない話をハーツクライは求めていた。

ハーツクライの沈黙を、スイープトウショウはＯＫのサインと捉えた。

「何か知っていることがあるんじゃない？五十一億円はどこに流れたの？
　お願い。教えて頂戴」

沈黙を守るハーツクライ。
五十一億円が流れた場所はほぼ特定できていた。
それを切り札にディープインパクトと会談をしようと思っていたくらいだ。

「黙っているってことは知っているのでしょう？教えて」

山崎豊子の小説みたいだな

「それを知って、どうするつもりだ？」

ハーツクライは仕事モードに切り替わった。
もう二人で面白おかしい話しはできないのだとわかっていたが望んでしまった。
しかし、その願望を捨て、切り替えた。

「まだ決めていない」

「では、言わなかったとしたら」

「財務省としては、外務省全体に警告をするつもり。
　そんな外交でいいのかと、全体的に予算を減らすぞと。
　財務省の権力の強さはわかっているでしょう？
　教えて。これは許されない行為よ」

二頭の間に沈黙が流れる。

「中国だ。政界進出し、外務大臣になったときのために中国にパイプを作っておきたかったようだ。
　中国との外交がうまくいけば国民の支持を集められる。いずれ総理大臣になったとき、大いに役立つ」

「そう、そんな裏があったのね。ありがとう」

電話が切れた。

直接ディープインパクトと会談をすれば、ディープインパクトに借りができる。
その借りを利用すればディープの上にいけたかもしれなかった。

しかし、財務省を敵に回し、予算を減らされることは避けたかった。
仕方がなく話すことになった。

ハーツクライはテーブルを力任せにたたいた。

面白い

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ディープインパクト薬物使用報道から一夜明けた。
日米会談でアメリカに行っていた、外務省アメリカ担当のダンスインザムードとアサヒライジングは
空港で報道陣につかまっていた。

「ムードさんは今回の件についてどうお考えですか？」
「ムードさんは今回の件をご存知だったのですか？」
「ムードさん！一言お願いします！」

ボディーガードに道を開けてもらい、記者を無視して歩くダンスインザムード。
アサヒライジングは挙動不審に辺りを見回しながら歩いていた。

「おどおどしないで歩きなさい。私たちアメリカ課まで疑われるわ」

挙動不審なアサヒライジングを見て、ダンスインザムードは小声で言った。

「はい。すみません」

出口に待たせてあった車にたどり着くのにいつもの三倍はかかった。

「ディープのやつ、私たちアメリカ課が日本いいない間にとんでもないことしてくれたわね」

口調も表情も冷静に見えるが、怒っている。
アサヒライジングはそれに気づいたため、何も喋らないようにした。
いつも失言が多いからだ。

「このままでは外務省全体の問題になってしまう。早めに報道規制をしなければ
　せっかく帰ってきたのにもう仕事か、最悪」

アサヒライジングはダンスインザムードの小言を聞いて、休めないないとわかり、心の中でため息をついた。
なんで王立触診大学卒で、官僚になってしまったのだろうと。

ダンムーとライちゃんか・・・なかなか良いコンビをぶつけて来たな

「ディープ君！大変なことしてくれたね！ええ！どうするつもりかね！？」

外務大臣ステイゴールドは怒鳴るたびに丸めた雑誌でディープの頭を叩いた。

「今、リークした奴の特定を急がせておりますので」

ディープの話の途中で、ステイゴールドは話し始めた。

「そんなことしてももう遅いだろう！？これは外務省全体の問題になってしまうよ！？
　三冠馬だかなんだか知らないけど、ちょっと調子に乗りすぎたんじゃないか！？
　メディアに出るときも無駄なパフォーマンスしちゃってさ。
　もっと堅実にいけばこんな大事にはならなかったんじゃないのか」

「はい。すみません」

平謝りを続けるが、
天下の日静大卒のくせに、体育会系気質の多い巨赤党の政治家が調子にのりおってと内心は思っていた。

「でも、大丈夫です。まだ、切り札があります。今日の記者会見で状況は一転するはず、いや、一転します」

「本当か？その切り札とはなんだ？」

「どこで誰が聞いているかわかりませんから今はお話できません」

黙る二頭。
丸めた雑誌を手のひらに軽く打ちつける音が定期的に響く以外に音はなかった。

「しっかりしてくれよ。次はないからな」

ステイゴールドはそう言って、部屋から去った。

先ほどからドアをノックする音がやまない。
それも激しくノックしている音だからたちが悪い。
名前を呼ぶ声も聞こえる。
こんなことになってしまったら次の衆議院選は終わったも同然だった。

ディープインパクトめ、やってくれた。

ステイゴールドは先ほど行われた記者会見を見て絶望していた。
確かに状況は一転した。
ディープインパクトは助かり、ステイゴールドは落ちた。
それもどん底に。

ディープインパクトはあろうことか、
上に指示されました。金は中国に流せと言われた。そうすれば外交はうまくいく。
そうステイゴールドに言われたと言い放った。

これでディープインパクトは加害者から被害者にかわった。

なぜそれを早く言わなかったのかという質問も見事に切り抜けた。
外務省の予算を減らされるのまずいと思った。
自分が犠牲になれば外務省は助かると思ってた。
だが、国民を思ったらそれはできなかった。
と涙を流し、くさい演技をしていた。

三冠馬は伊達じゃない。
何年も総理をやった大物政治家サンデーサイレンスの最高傑作の力は流石だった。

これはロッキード事件以上の事件だ。

もう、政治家ではいられない。
明日、永田町を去ろう。
ステイゴールドの政治家生命は終わった。

ステゴ・・・｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡ｳｴｴｪｪﾝ

あげ

「やっぱりディープさんって悪い馬じゃなかったんですね。
　国民のために働ける馬だったんですよ」

テレビを見ながらアサヒライジングは言った。

先手を打たれた。ダンスインザムードは鋭い目つきでテレビの中のディープインパクトをにらんだ。
あのちびやってくれるじゃない。
自分のために外務省をスケープゴートにするとは。
これでステイゴールドも失脚。
外務省は非難の対象になる。
また予算が減らされる。
エコノミークラスでアメリカまで飛ぶという経費削減をしてまで日米会談をして、
国に貢献したというのに。

「私もディープさんみたいな公僕になりたいです」

何もわかっていない後輩の一言で、ダンスインザムードの怒りは沸点まで達した。

「うるさい！どうみても国民のためではなく自分のためでしょう！
　もっとよく見なさい！こういう奴が一番最悪の官僚なのよ！
　公僕なんて言葉、こいつには当てはまらないわよ！」

ダンスインザムードの迫力に、アサヒライジングは圧倒された。

「す、すみません」

「ちょっと、栄養ドリンク買ってきて。今日は徹夜よ」

残業ではなく徹夜だと聞き、また官僚になったことを後悔した。何度目であろうか？
やはり自分の大学にあった中小企業に勤めればよかった。
記念受験で国�Tなど受けるものではないと悟った。

財務省。ここにもディープインパクトに先手を取られた馬がいた。

「やっぱりディープはすごいな。同期の出世頭だけある。こんなに早く手を打つとは」

感心しながらテレビを見ているローゼンクロイツに、スイープトウショウはため息をついた。

「そんなんだから出世できないのよ。ディープにやられっぱなしで言い訳？
　あなたも入省当初は名門薔薇一族として期待されていたのに、今やお気楽官僚」

「いやあ、僕は別に出世とか考えていませんから」

スイープトウショウはのん気な一言にまたため息をついた。

「偉くならなければ自分が思っているような改革はできないわよ」

「僕は使われる立場でいいですよ別に。上がスイープさんなら」

その言葉に一瞬体温が上昇しそうになったが、この後輩のことだ、
私を上司として信頼しているだけで他意はないであろうと、すぐに冷静になった。

「どっちでもいいけど。テレビばかり見ていないで仕事しなさい」

「はい」

返事はいい。
スイープトウショウはそう思った。

あげ

なぜか>>41とＩＤ同じだ。

良スレあげ

すげー面白い

政治関係に興味なかったがこのスレのおかげで興味がわいてきた

なにこれ、>>1見たときは糞スレだと思ったら面白いじゃねーか。

あげ

>>18
同じ事を考えてた…orz

勢力図まとめてください

軽くドアがノックされた。

「ダンスインザムードよ。話しがあるわ」

話しの内容は世間が騒いでいるステイゴールド元外務大臣の汚職事件のことであろう。
ダンスインザムードは優秀な官僚だ。何か得られるものがあるかもしれない。
そう思い、ハーツクライはダンスインザムードを部屋に入れた。

「わかっていると思うけど、汚職事件の話し。何かおかしいと思わない？」

ダンスインザムードは机に両手をおいて、言った。
ハーツクライは立ち上がり、机の後ろにある窓のブラインドに指をいれ、
隙間を広げて外を見た。

「この汚職問題は世間が騒いでるほど大事になっていないという点だろう？」

ハーツクライは振り返り、ダンスインザムードの眼を見つめながら言った。

「そう、本当は国際問題になってもいいはずなのに、他国の追求はないといってもいいくらい少ない」

「今回の件は何ヶ国にも金が流れている」

部屋は静かだったので、ダンスインザムードの固唾を呑む音が聞こえた。

「フランスでは禁止されている薬物。つまり、フランスではたいして価値のない薬。
　つまり、禁止されていない日本で買うより安く手に入る。
　今回の件は極秘中の極秘だったのだろう。薬がどれくらいのものか試す馬が本人しかいなかった。
　そして、ディープ自ら使用し、その現場を誰かが目撃して、リークした。これが最初の報道で流された」

ハーツクライは話しながら歩き、ダンスインザムードの真横まで来た。

「日本で売ってもいい金になるが、もっと高く買ってくれる場所があった。それは」

「中国」

ダンスインザムードは話に割って入った。話しを理解していますよというサインだろう。

「そう。そして、薬はすべて中国に流した。推定五十一億円だ。
　しかし、ここで、薬を使用したことをリークされ、計画がばれそうになり
　身の危険を感じたディープがステイゴールドをスケープゴートにした。
　これが現在報道されている内容」

ハーツクライはまた窓に近づき、振り返った。

「問題はここからだ。中国の誰かに売り、金を得た。中国側はその薬を国内でもっと高く売る。
　これが中国の得た利益で、五十一億円は実は中国には流れていない」

話すのを一旦やめて、ダンスインザムードの表情を見た。
まさかと言わんばかりの表情であった。

「では五十一億円はどこに行ったのか。それは日本だ。
　おそらく五十一億円はラシックスに使われた。
　知っての通りラシックスは日本では禁止されている。
　しかし、禁止されていない大国がある」

「アメリカ」

ハーツクライは適当に紙を取り、何か書き始めた。

「見てくれ」

ダンスインザムードは机に近づいて紙を見た。

フランスで薬を買う
↓
中国で売る
↓
そこで得た金を中国に流したと報道されているが、五十一億円はディープが持っていった。
↓
日本でラシックス購入
↓
アメリカに流す

と書かれてあった。

「そして、アメリカで得た金のいくらかをアメリカに接待費かなんかで払った。
　これでディープは中国、アメリカにもパイプができたってわけだ。
　余った金はフランスにもいっているはずだ。大事にしてすみません。これでお許しをとね。
　相当な大金を稼いだのだろう、まだ金は余っているんだ。その金は国連の主要国に流した。
　他国が追求してこないのはかかわっているからだ。
　流石三冠馬だよ。恐ろしい頭脳だ」

「そんなことが。止める術はないの？」

「そこまでは考えていない。それに、これは仮説なんだ。まあ、確信はしているがね」

ダンスインザムードはハーツクライに背を向け、机に座った。

「いつ考え付いたの？」

「今日の朝だ。他国からの追求が少なかったからな」

「これは摘発すべきかしら？」

「いいところに気づいたな。そう、暴いてしまうと世界は大混乱に陥る。
　ステイゴールドが中国へ流した、これを真相にしてしまったほうがいいのかもしれない。
　ディープの奴の勝ちだ」

ハーツクライは両手を組みながらダンスインザムードの目の前に移動した。

「我々が手を組んでディープを追放するのが国民のためだと思わないか？」

ハーツクライは手のひらをダンスインザムードに差し出した。

「国民のため、ねえ。どうだか」

ダンスインザムードはハーツクライの手を軽く払い、微笑んだ。

「手は組まないわ。でも、私もディープは追放する方向でいく」

ハーツクライも微笑んだ。

「話した甲斐ががあったよ」

「こちらも聞きにきた甲斐があった」

ダンスインザムードは机から下り、ドアまで歩きだした。

「じゃあ、また。今度食事でも」

手を振りながら部屋を出て行った。

喰えない女だ。ハーツクライは小さく笑った。

うはｯW
すげーな。電車男よりこっちを広げて欲しい。

良スレage

１は競馬関係だけじゃなく、政治にも詳しく文才もある。天才だな。

１さんお願いします、スイープとハーツを幸せにしてあげてください。

おもしろい。続きが気になって眠れん・・・

アサヒライジングに萌えた

hage

官僚が官能に見えました

おれも。でもおもしろいな

そろそろエルグラスペウンスオペかな

ハーツがなかなか切れ者でいいな。
デルタとポップはオセアニア担当かな･･･。
オペとサムソンのやり取りもみてみたい。

なぜかハーツはアホのイメージしかなかｔったから困る

いくつか突っ込みどころはあるが面白い
よって支援

薬の売り買いをする場所が逆のような気もするが
突っ込むのは無粋か・・・

素晴らしい！近年稀に見る良スレｗ

おもしろい！

あと話の筋とは別に「誰日本党」にハマッた。

wktk

期待上げ

期待上げ

age

あげ

「うまく逃げられちゃったわね。どうするの？このままじゃあ来年社台党のトップを奪われちゃうんじゃない？」

メジロドーベルはアグネスタキオンの首筋を下でなぞる。

「黙れ！俺がトップだ！俺はスペシャルウィークやダンスインザダークよりも価値があるのだ」

アグネスタキオンは誰よりもディープインパクトを恐れていた。ディープインパクトは来年政界に進出する。
社台党は主に支援する相手をディープインパクトにする可能性が高い。
このままでは、自分の支持者はみなディープインパクトに取られる。
だからこそハーツクライに絵を描かせた。しかし、失敗した。

「ディープインパクトのほうが競争成績もいいし、私も乗り換えようかしら」

メジロドーベルはベッドから離れ、服を着始めた。

「裏切るのか」

口調は淡々としていたが、表情は凄まじかった。

「優秀な遺伝子を求めるのは牝馬として当然でしょう？それに、目白商事としては長距離で結果を出せる人材がほしいの
　あなたの成績は二歳や短距離ばかりじゃない。正直な話し、き・た・い・は・ず・れ」

メジロドーベルは語尾の発音を上げ、人差し指をふりながら言った。
アグネスタキオンはすばやく起き上がり、メジロドーベルのクビを掴み、力をいれた。

「ふざけるな！俺は！俺は最強馬だ！」

「こ、殺しても、い、いけど。政治家として、お、終わりよ」

アグネスタキオンは手を離した。
咳き込むメジロドーベル。
アグネスタキオンに余裕などなかった。

>>77
二行目訂正　下で　→　舌で

秋の風に乗って部屋に入ってきた紅葉が畳の上に落ちた。
ダンスインザムードはその紅葉を手にとって笑った。

「もうすっかり秋になったわね。最近は財務省にこもりっきりだったから季節を忘れていたわ」

スイープトウショウはダンスインザムードのもつ紅葉を見て、言った。

「我々の世代の主要人物を集めてどうするつもりだ？何を考えているのだ？」

ダンスインザムードとスイープトウショウの向かい側に座っているハーツクライは言った。

「まあ、まあ、今は食事を楽しみましょう。息抜きは大事だわ」

「こうして皆で食事するのは久しぶりだしね」

そう言って。シーキングザダイヤは刺身を口に入れた。

タキオンは雑魚キャラだなｗ

ちょｗｗｗ
ダイヤ刺身食うのかよｗｗ

「外務省のトップにたとうとしている者は私たちと食事を楽しむ暇もないの？お忙しいのね」

ヤマニンシュクルはハーツクライを見ずに言った。

「そういうわけではない。ただ、最近はプライベートの時間が取れなかったから
　プライベートの時間の楽しみ方を忘れていたのだ」

「駄目よ。もっと息抜きしなきゃ。怖い顔ばっかりしていると、折角のイケメンが台無しよ。なんてね」

スイープトウショウの発言で女子は皆笑った。

「こいつは大学のときから硬かったからしかたないさ」

ダイワメジャーも笑った。
ハーツクライも、シーキングザダイヤも笑った。
皆にとって久しぶりの休息であった。
その休息もつかの間で、食事が終わり、
茶をすすっているときにダンスインザムードが仕事の話を始めた。

リアル更新お疲れ様です！
スイープが可愛素敵です！
ハーツと今後どうなるんだろう……！

「で、スイープ、話しって何？雑談をしにきたわけではないのでしょう？」

「もちろん。じゃあ、本題に入るわね」

場の空気が変わった。
先ほどまでの笑顔は嘘のように真剣な表情になった。

「私たちの世代は圧倒的な実力の持ち主や、政界に太いパイプを持っている人間は少ない
　だから今回のようにディープインパクトにいいようにやられ、税金を無駄に使われた。
　これは絶対に許されない行為。それを止めるには、私たちは協力したほうがいいと思うの。
　一人で突っ走って新聞社にリークするのではなく、財務省に話していれば今回の件はここまでにはならなかったと思う。
　権力とか、省の利益とかを優先するのではなく、国民を優先するのが官僚の仕事のではないかしら？」

誰も何も言わなかった。

「皆省内でいい地位に就いている。私たちが協力すれば、下の者も付いてきてくれる。
　そうすれば日本は確実に変わる。あそこの省が金を取っていくから我が省にまわる金が少ないとか、
　そんなことを言っている場合ではないはずよ」

沈黙。

ししおどしの音が定期的に響いた。

「それはスイープが財務省だから言えるんだ」

ダイワメジャーが沈黙を破り、鋭い一言を放った。

「我々農林水産省は外務省に呆れ気味なんだ」

ダイワメジャーの言葉に外務省の二頭は反応した。

「なんでか説明してもらおうじゃないの」

「二百海里とか、狂牛病とか言いたいのか？」

ダイワメジャーは腕を組み、淡々と話を続ける。

「畜産業も漁業も、国内は一杯一杯なんだ。もっと手当てが欲しいという農家も大勢いる。
　外国にいいようにやられ、利益が減らされているからね」

「今はその話はやめて」

スイープトウショウは仲裁に入った。
このままでは計画に支障が出ると感じたからだ。

「同期ですらこれだ、省が手を取り合うのは不可能だ。僕は帰るよ」

シーキングザダイヤは腰を上げた。

「ちょっと待って！」

ヤマニンシュクルもコートを羽織り、帰り支度を始めていた。

「私も同意見」


月がやけに綺麗だった。
ハーツクライ、スイープトウショウ、ダンスインザムードの三頭は並んで歩いていた。

「また、食事しようね。今度は仕事の話し一切なしで」

「そう願いたいものだな」

スイープトウショウだけが何も喋らなかった。

そして、それぞれ帰路についた。

良スレすぎてやばい

社台党シンボリクリスエスは出ないですか？

面白すぎる。続きが楽しみです。
１さんがんばってください！

確かに良スレだけどこれオチつけようがないんじゃないか？
飽きられるとこういうのは悲惨だぞ。

現・5歳世代から競馬始めた俺にとっては飽きることはないなｗ
>>1ｶﾞﾝｶﾞﾚ!!

私も五歳世代が中心ですごく嬉しいです！
連載が続く限りずっと読みますよ！
楽しみにしてます１さん！！

>>1
面白いです。
できればでいいので、トリップ付けてくれませんか？

ディープ＝行天だな

さて、バルクがいつ出てくるか楽しみだ。

俺は7歳世代が出てくるのを楽しみにしてる

官能を表現かと思った

俺はこのｽﾚを見るのを日課にする。期待しているぞ>>1。

おもしろいね〜。キャラ設定が上手い。>>1は文才あるよ。がんばれ

100!

国�Tトップ合格を蹴ってIT長者になったキンカメﾏﾀﾞｰ

アグネスタキオンとハーツクライ
この二頭は密会のときに必ず同じ料亭の一番奥の部屋を使用する。
その料亭は隠れた名店であり、記者にみつかりにくい場所であった。

「結局ディープは自分の組織の利益や自分の立場より、国民を選ぶ馬と国民に認識されてしまった。
　どうしてくれる。奴が政界に進出する来年は党内での私の立場が弱くなってしまう」

「すみません」

ハーツクライは頭を下げた。料亭に入ってからはその行動ばかりしていた。

「さっきからそれしか言わないが、何か策はあるのか？」

こおろぎが鳴く。
この料亭は趣のある広い中庭がある。
それは、この料亭が密会の場所に選ばれた理由の一つでもあった。

「貴様何を考えている？」

アグネスタキオンは思った。
ハーツクライはこんなに簡単にディープに負ける馬ではない。
では何故今回はしてやられたのか。
実は負けたのではなく、この状況こそがハーツクライの描いた絵なのではないのかと。

「お前、描いた絵はトリミングしてから私に見せたのか？」

ハーツクライは頭を上げた。

最後の「描いた絵はトリミングしてから私に見せたのか？」ってどういう意味？
誰か教えて！

「トリミングとは上手いことを。やはりその言い回しがあなたの武器ですね」

ハーツクライは微笑んだ。

「そんなことはいい！どうなんだ！」

話しを変えようとするハーツクライに激怒した。
激怒されてもハーツクライは動じなかった。

「わざとディープを圧倒的存在だと国民に植え付け、社台党のトップにさせる。
　そうすると、現在のトップであるあなたは権力をなくす。
　そして、その圧倒的な存在であるディープですらなしえなかった凱旋門での外交を攻略することによって
　あなたも葬り、ディープより上にいき、ハーツクライの存在を国民に認めさせることができる。
　こう言いたい訳ですか？」

ハーツクライは笑った。

アグネスタキオンは震えるこぶしを隠した。
嫌らしい笑みだ。
今ハーツクライを切ったらディープに負けることを知っていて手の内を見せたのだろう。
この男、いつか目に物見せてくれる。

「今日は終わりだ。また連絡する」

アグネスタキオンは部屋から出て行った。

>>103
表現がおかしかったかもしれない。

絵の全体を見せずに、切り取ってから見せた、という意味で使っている。

>>4でいきなりブラックタイドが黒幕として出てたのでﾜﾛﾀ
それ以降はまだ読んでない

ブラックタイドとハーツは同期だから何らかの繋がりがあるんだろうね。
バルクは無名大学からの叩き上げエリートって感じで登場してほしいね。

http://blog.crooz.jp/usr2/3rentan/index.php?login_no=edb3f429024b2c4315d4&id=3rentan

競馬雑談掲示板おきました。是非、遊びに来てください。

同期の出世頭のキンカメは政界に行ったのか財界に行ったのか

ハットトリックの立場は難しそうだな。
香港・ドバイと転戦してるし、ハーツとも同期だからな。

キャロット＝創価学会

後藤基地＝オウム真理教

「競走馬で官能の世界を堪能してみた」

誰か別スレ頼むー。

>>113
BBSPINKには既にあるわけだが。

>>114
おしえてください＞＜

社台党の中にも派閥があって、一枚岩じゃないよね。
主流二派
◆千歳派： アグネスタキオン、ＤＩＤ、富士奇跡
(ハーツクライ、ダンムー)

◆早来派：Ａベガ、黒船、爆心王、ジャンポケ
(ディープ、カネヒキリ)
ここから小派閥
・白老、追分派
蹴球少年、黄金旅程、金アリュ
(風の詩、タイパラ)三男の派閥、最近活躍が増え、先週も日高党三冠を阻止。
ここまでの三派はスタリオンや一口教壇で共通利権を持つ

・国内外様　スペ、帝王
目白党、日高党ともパイプ有

・外国　ＦＤ、ウォーＥ、ファルブなど
亡き日静大、トニ便大、北の味大　等、アカデミックな世界の中心
旧ビッグ党や旧早田党旧トキオ党などはは早来派になってます。

◆千歳派：
保守本流、日静大卒が活躍。庶民のクラブＮＰＯから活躍多し。踊る鍵一族などが主流

◆早来派：
トニ便大活躍多し。人参教壇を買収して、勢力拡大中。ＮＰＯよりセレクトの業界筋の支援(金関近)中心
エアグルやベガなど、競走繁殖名牝が多く、その影響力大

登場順人物紹介

ディープインパクト　外務省欧州課主査。ドープインパクト事件後社台党への入党が確実視されている
ピカレスクコート　ドープインパクト事件の実行犯(リーク犯？)
ブラックタイド　ディープインパンクトの兄。日静大学出身
ハーツクライ　外務省ドバイ課主査。元欧州課。
カネヒキリ　外務省ドバイ課。ディープインパクトと同期。富士奇跡大学出身
フラムドパシオン　外務省ドバイ課。入省２年目。クロフネの仔
アグネスタキオン　社台党代表。ドープインパクト事件の黒幕。ＤＶ野郎
スイープトウショウ　財務省。ハーツクライと同期
ローゼンクロイツ　財務省。名門薔薇一族の出
クロフネ　フラムドパシオンの父。アグネスタキオンにライバル視されている社台党の政治家？
フサイチエアデール　クロフネの連れ合い。甘え上手
ダンスインザムード　外務省アメリカ担当
アサヒライジング　外務省アメリカ担当。ダンスインアムードの後輩。王立触診大学卒
ステイゴールド　外務大臣。チャイナスクール一派。日静大卒。
　　　　　　　　巨赤党所属。ドープインパクト事件の黒幕と報じられ失脚
メジロドーベル　アグネスタキオンの連れ合い。ＤＶ被害者
シーキングザダイヤ　刺身好き。ハーツクライと同期
ヤマニンシュクル　ハーツクライと同期
ダイワメジャー　農林水産省。ハーツクライと同期

>>115
エロ漫画小説板で検索汁

>>119
ｻﾝｸｽ!

>>118
刺身好きｗｗｗ

期待age

>>118
ボディーガードを忘れてますよ。

おもしろい！すきな馬いっぱいでてくるから楽しみ

面白いｗ

>>123
ボディガードはボディーガードなのかｗ

登場順人物紹介

ディープインパクト　外務省欧州課主査。ドープインパクト事件後社台党への入党が確実視されている
ピカレスクコート　ドープインパクト事件に関与。ブラックタイドから報酬を受け取る(リーク犯？)
ブラックタイド　ディープインパンクトの兄。日静大学出身
ハーツクライ　外務省ドバイ課主査。元欧州課。
カネヒキリ　外務省ドバイ課。ディープインパクトと同期。富士奇跡大学出身
フラムドパシオン　外務省ドバイ課。入省２年目。クロフネの仔
アグネスタキオン　社台党代表。ドープインパクト事件の黒幕。ＤＶ野郎
スイープトウショウ　財務省。ハーツクライと同期
ローゼンクロイツ　財務省。名門薔薇一族の出
クロフネ　フラムドパシオンの父。
フサイチエアデール　クロフネの連れ合い。甘え上手
ボディーガード　道を空ける
ダンスインザムード　外務省アメリカ担当。ハーツクライと同期
アサヒライジング　外務省アメリカ担当。ダンスインザムードの後輩。王立触診大学卒
ステイゴールド　外務大臣。チャイナスクール一派。日静大卒。
　　　　　　　　巨赤党所属。ドープインパクト事件の黒幕と報じられ失脚
メジロドーベル　アグネスタキオンの連れ合い。ＤＶ被害者
シーキングザダイヤ　刺身好き。ハーツクライと同期
ヤマニンシュクル　ハーツクライと同期
ダイワメジャー　農林水産省。ハーツクライと同期

３回読んだけど面白いね。

スイープちゃんの片思いの相手・農林水産省のアサクサデンエンはマダー？

糞スレ

>>123
１頭時代が違いすぎないか？ｗ

はやく続き読みたい。

タテヤマは国土交通省か？

自分の持ち場について頬杖をつきため息をつくスイープトウショウ。
遠く見ているようで安定していていない視線は悩んでいることを示していた。

「何かあったんですか？僕でよければ話を聞きますよ」

ローゼンクロイツはスイープトウショウの視界に入り、微笑んだ。

「ローゼンクロイツはさあ、他の省の馬のことをどう思っている？」

唐突に質問されるも、ローゼンクロイツは用意していたかのようにすぐに答えた。

「敵に近いと思っています。実際、予算の査定をしているときは闘いですし」

スイープトウショウはその答えを聞いて、より深いため息をついた。
ローゼンクロイツは首をかしげた。

「何かおかしいですか？」

「おかしくないわ。大半がそう思っているはずだし」

スイープトウショウはまたため息をついた。

とり間違えた。

>>132
おお！夜中に乙。楽しみにしてるよ。

帰りの電車の中で、スイープトウショウは歴史の教科書を見ている小学生を見た。
時刻は九時半、小学生が出歩くには遅い時間だった。塾の帰りなのだろう。
電車の中でも勉強とは熱心な仔である。

彼が大人になる頃は日本は格差社会になっているだろう。税率も欧米諸国並みになっているかもしれない。
それに備えて今から勉強しているのだろうか。私はあの仔たちにいくらの国債を負わせるのだろう。
やはりこのままでは日本は駄目だ。でも、具体的な解決策はない。
大きい石をひっくり返すと虫がたくさん出てくるように、
ちょっと本腰を入れて調査すればたくさん出てくる不正。
どうすればいいのだろう。

スイープトウショウは仲間だと思っていた馬たちに手を取り合うことを拒否され、
少しメランコリックになっていた。
男たちに交じって闘う強い彼女も、こんなときは誰かと触れ合いたいと思う。
出入り口の近くで寄り添いあう制服姿のカップルを見て羨ましくなった。

今日も少ないけどここまで。
読んでくれている人ありがと。

乙です。また続きを楽しみにしてます。

乙。スイープが電車に乗ってるの想像したら、ﾜﾗﾀｗｗ

1さん乙です。
まじではまってます。これからもお願いします。

１乙。スイープが主人公っぽいな

>>82の
>「駄目よ。もっと息抜きしなきゃ。怖い顔ばっかりしていると、折角のイケメンが台無しよ。なんてね」


このセリフから、スイープﾀｿはハーツに
特別な感情を持ってないことがわかって少し鬱なハーツﾌｧﾝの俺

もっと話を整理して、２ちゃんからの出版目指せば？
おもろいよ

よ○だみほ氏に頼んで漫画化してもらう手も

よしだ女史は商社シリーズを確立してるからなあ

超良スレ

＞大きい石をひっくり返すと虫がたくさん出てくるように、
こう言う表現がさっと出て来る辺り文才があると思うね。本当に面白い。

ついでにマンボ君とキンカメ大王を出してくれると嬉しい。

てか、文才あるよなあ。
いつも楽しみにしてます！

官僚世界も面白いが学園モノも見てみたい！

あげ

>>1
頑張って完結までやってね！

hage

デルタやバルクなんかキャラたてやすそう。
いい世代を選んだと思う。

二人の間にはすでに何度か肉体関係がある。
しかし避妊しなかったことなど一度もない。
彼も気をつけてきたが、それ以上に彼女は慎重だった。
コンドームをつけないかぎり、決して挿入を認めなかった。

>>153
マンボくんとキンカメの間にってこと？

あげ☆あげ

大抵の街にあるチェーン店。ハーツクライ、スイープトウショウ、ダンスインザムードの三頭は食事をしていた。
官僚になってからは、料理の質はいいが少し堅苦しい高級料亭を利用することが多かったから、
金のかからない気軽なチェーン店を利用するのは久しぶりで、学生時代を思い出させた。

思い出は現実にあったことなのだがどこか現実味がない。
特に楽しかった思い出は夢に近いものがある。
ハーツクライは他の二頭と笑い合いっていたが、心からは笑えなかった。
楽しくないのではなく、今が過去になってしまうことに寂しさを感じて心から笑えなかったのだ。

「あのさ、ちょっといいかな。仕事の話はしない約束だったけど」

スイープトウショウは視線をそらした後、
申し訳なさそうに向かいにいるハーツクライと隣にいるダンスインザムードを見た。

スイッチが入り、瞬間にプライベートモードから仕事モードに切り替わる。
いずれその話になるということは二頭ともわかっていたことだったのだろう。

「いいよ。結局それしかないでしょう」

「悲しいがそういうことになるな」

二人が許可をくれたので話しを始めた。

「この間のことなのだけどね。ダイワメジャーが言っていたとおり、
　私が財務省の官僚だから手を取り合おうなんてこと言えるのかも知れない。
　でも、一番権力のある財務省だからこそ率先して協力する姿勢を見せたい。
　予算編成は金や権力の取り合いではなく、国を良くするためのものだと胸を張って言えるようになりたいの」

若者の笑い声が聞こえる。
彼らもいずれ就職し、自分の置かれている状況を把握し、国が良くなることを願って票を投じる日がくるであろう。
政治家はもちろん、官僚もまたその切実な願いに応えなければいけないのである。
棄権が多い現在だからこそ、国民に胸を張って自分は官僚ですと言える官僚になりたい。
もっと政治に興味を持ってもらって、一人の票が国を動かしていることをわかってもらいたい。スイープトウショウはその思いを再確認するためにこのファミレスを選んだ。

「残念だが、予算編成は戦いだ。無駄をなくし、実行したいことがたくさんある中で、優先して実行したいことを仕方なく選び出し、その必要性をわかってもらうために何日も徹夜して資料を作る。
どの省もやりたいことがたくさんあることくらいは皆わかっている。だが自分たちが、絶対にやらなければならない、ここだけは譲れないと思っていることに対しての金まで取られたら困る。だからこそ少ない金の中から本当に必要な金額を取ろうとする。
これは競うからこそ成り立っている」

ハーツクライはそこで話しを切り、水を飲んだ。そして、また口を開いた。

「まあ、この間みたいに不正が働くこともあるが、不正にも二種類ある。
　純粋に金が欲しいからする不正と、出世するための不正だ。
　どちらも醜く許せない気もするが、
後者は自分のやりたい改革を早く進めたいがためにしているのだから許せなくもない。
出世しない限り自分のやりたい改革などできないから。
話しがくどくなってしまったが、今は協力しなくてもいいのではないか。
もっと金に余裕ができ、不正しやすい世の中になってからで」

会話が途切れる。
また周囲の声が聞こえてくる。
何組の誰は同じクラスの何某が好きなのではないかとか、
今年の流行のファッションについてとか。

「わかった。今回は諦める。私が他の省への理解をもっと深め、具体的な案ができたらまた議論しましょう」


三頭は店を出て、それぞれ帰路についた。同じ思いを秘めて。

おお、更新されてる。
今回も深いね。面白い。

ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!
乙です。

４円

本物の小説みたい！
ライジングヘリオスも面白いんだけどこっちの方が進むのが早くてｲｲ！

おもしろい。>>1がんがれ。

＞ 思い出は現実にあったことなのだがどこか現実味がない。
＞ 特に楽しかった思い出は夢に近いものがある。
＞ 楽しくないのではなく、今が過去になってしまうことに寂しさを感じて心から笑えなかったのだ。

深いなー。

＞大抵の街にあるチェーン店。

俺は餃子の王将だと思うんだけど
みんなはどう思った？

02年組の活躍が楽しみで仕方が無い。あいつら結束硬そうだからなｗ

マジレスで農水省のキャリアですけど
ダイワメジャー買うわ。

ちなみに俺は今帰りっす。
よく行くのは田下っす。
第一もたまに食います。
他は時間ねーからあんま行かないっす。
門下がうらやましいっす。

>>166
ファミレスだから王将ではないだろｗ
ガキがいるところだからデニーズとかガストとか・・・

>>168JRAの意向で「来て欲しい」馬を教えてくらはい

驚いた！良スレキタコレ
ガンガレ

ディープと一緒に走って上位に入った馬が悉く故障引退してるのは…

↑
その内>>1が書くだろう。。。

ディープ「シックスセンス、ジャパン、レコルト、リンカーンさん、ナリセンさん、バラゲーさん。頑張りすぎたんですよ、貴方達はね。」
とか言って次々と罠に嵌めていったのか。

>>153は東野圭吾の『手紙』

>>1きめぇwww

ﾏﾀﾞｰ？

>>169
俺もデニーズを想い浮かべたな

hage

age

農水省やるな〜。
やっぱ５歳勢強いわ。

>>168
ちょｗｗｗｗ
当たってるしｗｗ

wakuwaku

今、電車で帰宅中。久々に携帯からカキコ。
今夜続きを書く。
じゃあ後ほど。

1さん、乙です。
楽しみに待ってます！

>>184
ｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!
期待age!!

ｗｋｔｋ(・∀・)

ｗｋｔｋ(;・∀・)

>>184,186
･･･

待たせてしまって申し訳ない。
二日間ネットをする暇がなかった。

>>10に書いたとおりディープの問題を見て、勢いで書いた。
なので、落ちるか、馬鹿スレになると思っていたが、好評だったので
調子に乗ってここまで書いてきた。
政治に詳しいわけではないのでネタは尽きぎみで>>90も言っているとおりオチもない。
今は楽しみにしてくれている人がいるからありがたく書かせてもらいたいと思っているが、
需要がなくなったら即止めるつもりでいる。
もともと競馬板のスレの方向とは違うし、一人で楽しんでいる気がするから。

変な流れになっていたので書かせてもらった。

1さん、全然問題ないっす！
是非書き上げてください。
例えどんな結末になろうとも、ぐだぐだになろうとも、最後まで応援します！

盛り上げようにも１氏一人の力では限界があるような気も

なんと言うか、偉そうだから直接的な表現をしたくなかったのだが、
信用にかかわるから言ってしまうと。
>>184は自分じゃない。

馴れ合いになるのも間違いかなと思って質問とかこたえないようにしていたのだけれど
これはどうすればいいのだろう？

トリつけてくれてるから、ついてないのは偽者って認識で大丈夫かと。
周りもトリついてなきゃ無視するから大丈夫ですよ。
気にしないでがんばです。

待ってくれていた人には申し訳ないが明日書かせてもらいたいと思う。

１がアンチ完全スルーすればいい
気に入った意見だけ取り入れればいい
飽きたらやめればいい
競馬に関係あればいい

みんなで協力してなんかやろう
ってのは逆に排他的になるからしたらばかなんかでやればいい

と思う
面白いから頑張って

書いてくれてるだけでありがたいので何も注文する様な事はありません｡

書かなくてはならない義務もないのだから､例え放り出したりしても誰も文句は言わないでしょう｡

だだ､自分の事を言わせてもらうと､とても面白く読ませてもらってるし､更新されるのがとても楽しみです｡

ちょくちょく話題にあがってるけど、>>1さんはよしだみほの馬なり1ハロン劇場は読んでる？

私も>>197さんと同意見でつ。
楽しみですが、マイペースでどうぞ！
好きなように書いていただければ好きなように読みます☆
ネタ尽きたら、みんなの希望を巻き込んでもいいしね♪

宙に舞い風の形を教えてくれる枯葉、白くなり空に溶ける息。
そういったものに季節を感じながらダンスインザムードはビルに入っていった。

「おはようございます」

アサヒライジングは裏のなさそうな笑顔でダンスインザムードに挨拶した。

「ニュースですよ。ラヴァマン大使が日本砂会議に出席してくださるそうです」

裏がないのはいいが、裏を読むことは覚えたほうがいい。
ダンスインザムードは喋り始めた。

「出席表明をしてもこないことなんてざらだからね」

アサヒライジングはわざとらしい驚き方をした。おそらくわざとではない。

「えっ！そうなんですか。じゃあなぜ表明するんです？」

「売名か親日家だとアピールするためだと言われているわ。
　じつのところ私もよくわからない。
　とりあえず、情報を鵜呑みにしないこと。これは大事だからね」

「はい。わかりました。もっと勉強します」

素直な仔だ。
ダンスインザムードはそう思った。

>>198
読んでいる。
かなり影響を受けていると思われる。

おもろいねコレ。続き期待します

日本砂会議ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!!!

期待age

アサヒライジングにマジで萌える(*´Д｀*)ﾊｱﾊｱ

ＪＣＤを日本砂会議と置き換えるのはうまい！

なんかちょっと書きたくなってきた

>>206
１以外はこのスレでは絶対書くな！
書きたいなら、ここ以外で書け

>>207
別に書くとは言ってないぞ

>>206
競馬２に何人かが書けるように競走馬擬人化小説スレでも立てれば？
なりきりとも違うしエロ限定でなければ板違いでは無いだろうから。
競馬１と違って読者数は見込めないが。

板違いも大概にせいやスレ主

>>1氏乙です！

>>1きめぇwwwwwwwww

他人の才能を妬む馬鹿アンチが沸いてきたな

全然板違いでもないのにね

(　´,_ゝ`)ﾌﾟｯ

215なら

りさっち二号も書きたい（ ＾ω＾）

りさっち二号をかきたい＾＾

>>216
シネよカス

おレモン

>>218
お前が死ね

>>220
てめえがシネやカス

↑
まァまァ＾＾

カス同士シネバいいと思うよ。

>>221
ごめんね

なんだこの流れｗ

謎な流れだな。
謝ったやつ見たの初めてだ。

保守

>>224 許さん 死ね

>>224 やっぱり許す こちらこそゴハン

元の落ち着いた流れに戻らんかのぉ…
(´・ω・｀)つ旦〜

困ったもんじゃ・・

>>228>>229官僚タイプな対応乙w

hage

高層ビルの最上階、金を持つものだけが入ることを許される天上界。
その一室の、赤い照明だけが灯っている部屋にクロフネはいた。

「上手くやったなディープは。たいした奴だ」

自らと同じ色の白いバスローブを着て、ベッドに腰を掛けタバコの煙を吐いた。

「彼も来年政界進出」

クロフネの隣で、掛け布団を胸まで掛けて横になっているトゥザヴィクトリーは言った。

「彼は人気も知名度もあるし、あなたより若い。総理になる番があなたに回ってくるかしら？」

クロフネは鼻で笑った。
あんな小僧問題ない。
トゥザヴィクトリーそう言っているように感じた。

「期待しているわ」

トゥザヴィクトリーはクロフネに後ろから抱きつき、片手をあごに、もう片方の手を腹にあてた。

「じゃあ、総理夫人は誰なのかしら？エアデールの仔、頑張っているみたいね」

クロフネは何も言わず、首を後ろに向け、トゥザヴィクトリーの頬に触れながら口づけをした。

ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!!!!!!!

あまりにも痛いスレなのでage

最初ポンポン書き込まれているうちは面白かったけど、
ここまで勿体つけるのはなんか勘違いしてるとしか思えない
引き際を誤ったな

なんかクロフネ凄いようでいて何もしてないなw
てか衣食住がフサローっぽいw

>>238
本人がここまで続くとは思ってなかったんだろうな
たいした構成もないのに思いつきでスレ立てたら人気がでてスレが伸びてしまったって感じ
そりゃ続けば続く程書き込み頻度は減ってくさ
素人ががんばって書いてるんだから気長に待てばいい
そして待てない奴は煽らずに去れ　
そういうスレだと思う

ディープもハーツもJCまでは大きな動き無いし、>>159でなんとなくひと区切り
ついただろうから、>>1もなかなか次の展開をポンポン出すのは難しいだろう。

にしてもアサヒライジングカワエエ・・・
続き気長に待ってます。

もうあれだ。
書きたいと思った奴は何でもいいから書いちゃえば？

>>242
キミさ〜、空気読めないとか言われない？
ほぼ全員が1のペースで書けば良いって言ってるのに、何言っちゃってんの？
黙って待つのが嫌なら見ないor自分で妄想する、で良いじゃん。
自分では何も感じないかもしれないけど、そういうのウザいよ。

なんとなくスルー出来無かった。皆様すみません。

おれはスレ主応援してる

>>243
ヒント：>>216

１がんばれ！

正直言うと微妙に飽きてきた。
ディープの薬物問題で祭り状態だから楽しめたけど
薬物問題もしばらく沈静化してるし、どうでもよくなってきた

個人的には大変楽しみで、一日５回位覗いてますぞw

>>243
おまえの文面もウザイ。普通に説明すればいいのになぜ煽る。

まあまあ、気長に待ちましよう。
ところで川上姫の出演予定はあるのかな？

この先ポンポン書くのはなかなか難しいかもしれないね
暇してるんだったら裏設定でも妄想してみたら？現実も動いてるわけだし。

登場人物は>>126にあるけど設定を整理すると
現役馬：官僚
レース：官僚の実績？　海外遠征は外交系
繁殖入り：種牡馬は基本政治家扱い　一部は出身大学扱い　牝馬は嫁or愛人　
生産者：政党　代表種牡馬が代表

今の状況を妄想変換してみた
ハーツ・ディープ：JC出走予定→国際会議出席
サムソン：地味目ニ冠馬→苦学して同期トップ
ソングオブウインド：菊花賞馬＆次走香港有力→新興のチャイナスクール所属
ダイワメジャー：喉鳴り克服→ダメジャー返上
コスモバルク：地方馬→地方公務員
カワカミプリンセス：生産者所有→農家の娘が大活躍

>>1の表現の仕方が好き。
気長に待ってます。

痛い
寒い
ｷﾓいｽﾚですね

>>253
同じく。

お待ちしてます☆

「スワンさん、これを十八部コピーお願いします」

ディープインパクトは分厚い紙の束をキーンランドスワンに手渡した。

「いやあ、頑張るねえディープ君」

キーンランドスワンが話しかけるも、
ディープインパクトはキーンランドスワンには目もくれず、
ペンを持ち、机の資料を見ながら言った。

「今回はしっかりしなければいけないところですから」

もう無様なところは見せられない。
ディープインパクトはそういわんばかりに会議の資料を作成していた。

勢いよくドアが開く、アサヒライジングが部屋に入ってきた。
よほど急いでいたのか、肩で息をしていた。

「ムードさん。ラヴァマン大使は五分五分だそうです。
　あと、こちらから行くばかりでなく、日本も生産者会議に出たらどうだとも言われました」

激しく呼吸しながらアサヒライジングは言った。

「そうきたか。そこを突かれると強く言えないな」

ダンスインザムードは立ち上がり、スチールの棚から何冊かファイルを取り出して机に置いた。
そして、呼吸が整ってきたアサヒライジングに一万円札を渡した。

「今日も徹夜よ。急いで栄養ドリンク買ってきて」

相変わらず人使いが荒い。
アサヒライジングはまた、何故官僚になったのか考え始めた。

「やっぱり一仕事終えた後の一杯はうまいですね。それがおごりとなるとまた」

ローゼンクロイツは口についた泡をふき取りながら言った。

「かなり無駄の部分が見つかったからね。一気に削れたのは快感だったわ。おつかれさま」

ローゼンクロイツは向かいに座るスイープトウショウに顔を近づけた。

「なんで誘ってくれたんですか？しかもおごり」

スイープトウショウは目をそらした。

「仕事に一段落着いたときは誰かと飲みたくなるものなの」

そう言ってスイープトウショウはジョッキを持ち上げ、傾け、半分以上あったビールを飲み干した。
ローゼンクロイツが小さく拍手した。
スイープトウショウはそれに気を良くし、店員を呼んだ。

暖房が効きすぎたため、窓を開けて換気をするハーツクライ。
風と共に冬が部屋の中に入ってきた。

「今日は寒いですね。仕事が終わったら熱燗でも飲みに行きましょうよ」

言い終えた後、フラムドパシオンは笑った。ハーツクライも笑った。
カネヒキリは笑わなかった。ハーツクライが笑った意味を知っているからだ。

「今日は仕事終わらないぞ」

その言葉を聞き、フラムドパシオンは驚いた。
その表情を見てハーツクライは笑った。今度はカネヒキリも笑った。

これで終わりにしたいと思います。

読んでくださってありがとうございました。

>>261
乙

乙でした（ ＾ω＾）

お疲れ様でした。
また機会があったら違うものも書いてください。

お疲れ様でした(´∀`)

楽しく読ませてもらいました｡
それにしても凄い文章力ですね｡
本を沢山読んだりしただけではこういう文章は書けないと思うのですが
もしかしたらそういった関係の仕事をされている方でしょうか？

落ちは？(^_^;)

楽しかったです。
迷ったとき馬券の参考にしようかと、特にＧ１にて＾＾ >>1に乾杯!

>>1さん、お疲れ様でした！

>>265
特にそういった仕事はしていません。
そういわれると嬉しいです。

>>1キメェw

>>1乙
色々布石は置きっぱだがまぁ仕方なかろう。
今度思い付いたら競馬2でやるんだな〜。

>>1さん、おつでした！

私は国語の先生でも評論家でもないので自分の受けた感じですが、
売られている小説みたいで、すごく文章がうまいな、読ませるなあと思いました。
とても面白かったです、ありがとう！

気まぐれでよいのでまた書いてほしいな☆

>>1乙。
なんか白い巨塔みたいで面白かったよ。
ディープやハーツのこの先が色々と気にはなるが。
気が向いたらまた書いて。

糞スレ晒しage

やまなし
おちなし
いみなし

永久保守

>>272
それは褒め過ぎ。このくらい書ける素人は意外にいるものだよ。

>>278
だったらおまいが続き書いてみてお