(スポニチ前夜速報版)
着地検疫のため東京競馬場で調整しているディープインパクトが一両日中に帰国後初めて時計を出し、調教のピッチを上げていくことになった。
18日、池江郎師は「19日か20日に少し(速いところを)やって様子を見たい。その上で(レース)を使える状態と判断すれば使うことになる」
と話し、あらためて天皇賞・秋出走へ前向きな姿勢を示した。
この日、一部で「出走決定」と報道されたことには「決定というのは、まだ早い。これだけの馬だから慎重に運ばなければいけない。
今週末には(出否の)メドをつけるつもり。休まず乗っているし(追い切りを)やれば気合も乗る。ゴーサインを出すのはそれからだ。
金子オーナーからも一任されている。私が(決定と)言っていない以上、決まっていない」と出走に前向きながらも正式決定ではないことを強調した。
ディープインパクトは、この日も前日の17日に続いてダートコースに入って汗を流した。角馬場で約10分乗り込まれた後、コースに入ると前日より一段と気合の乗った様子。
スッとキャンターに降ろすと行きたがるのを鞍上がなだめながら、1F17秒台のラップを刻んで1周した。
池江助手は「環境の変化には動じないし、馬はすごくいい雰囲気を保っている。いつでも使える状況で調整しろ、というトレーナーの指示だし、
それを頭に入れながらやっている。週末やって、来週やればレースには使えると思う」と順調な調整ぶりをアピールしていた。
(大スポ)
菊花賞、天皇賞(秋)ともにエントリーしているマルカシェンクの出走希望レースは後者。
しかし、天皇賞の出走優先順位はフルゲートに1つ及ばない19位。登録全馬が出走すると除外される。
注目のディープインパクトが回避宣言を行えば晴れて出走となるのだが・・・。
陣営はどちらのケースにも対応できるように、今週の追い切りを木曜にズレ込ませた。