【チンタラ】柏木集保 保護観察日記・26【ペース】

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 ◎○▲△  柏 木 集 保 の 狙 い(9月17日日曜日) ◎○▲△
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▼中山11R
 この3歳世代の牡馬、関東の所属馬は日本ダービーにたった1頭出走しただけで、ダービーに関係したのはみんな関西馬だった。
 秋になったからといって勢力図も、美浦組の停滞も変わるものではないが、夏の上がり馬や、遅れてきた素質馬に期待したいセン
トライト記念、東の◎[17(ミレニアムウイング)]に注目したい。最初のころは、注目の活力あふれる名牝系にサドラーズウェル
ズ。やがては日本だけにとどまらず、海外遠征をも展望したい期待馬だった。レース運びに光るところが乏しい仕上がりの遅い馬だ
ったが、6月に2400m(※正確には2500m)で独走し、前走は2600mでレコード勝ち。やっと秘める資質が前面に出か
かっている。ここで答えを出し、ぜひ菊花賞を展望したい。
 母は、グロリアスソング(シングスピール、ラーイなどの母)デヴィルズバッグ(タイキシャトルなどの父)、さらにはセイント
バラードと全兄弟(父はヘイロー)。この4兄弟、同じヘイロー産駒のサンデーサイレンスと血統構成が似ている事もあり、サドラ
ーズウェルズ産駒にしては◎は重い走法ではなく、スピード能力もある。活力あふれる牝系に、サドラーズウェルズの底力とスタミ
ナが加わり、24〜2500級になり、さらには3000m級になって一段と良さが出てきそうだ。前走のレコードは札幌向きだっ
たから…の危険もあるが、正攻法で自分でスパートして記録したところに価値がある。少々の雨も心配ないはずだ。
 皐月賞3着のフサイチジャンクが有力馬であると同時に、このレースのレベルを明らかにすることになるが、◎のほかでぜひ成長
力を見せてほしいのは▲(インテレット)(父アドマイヤベガ)。前々走、アドマイヤメインの勝った毎日杯2000m。当時は初
めての芝だった。あのキャリアで皐月賞0秒8差なら立派なもの。ダービーは除外されたが、この秋は確実にパワーアップしてくれ
そうだ。
388 :2006/09/16(土) 17:20:19 ID:pJMnDTkF0
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 ◎○▲△ 飯田正美のレースアドバイス(9月17日日曜日) ◎○▲△
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▼中山11R
 いつからだろうか、セントライト記念といえば北海道帰りの伏兵を探すようになったのは…。実のところそういう馬はなか
なかいないし、仮にそんな馬がいても、レオリュウホウやアドマイヤボスのように、それは自分が目をつけた馬ではなかった
りする。セントライト記念でそんな馬を見つけ出し、そしてその馬が菊花賞も勝ってしまう…。今年の◎ミレニアムウイング
に、そんな夢は託せないものだろうか。
 父がサドラーズウェルズで、牝系配合がヘイロー×エルバジェ。こんな典型的なステイヤー血統には、このごろちょっとお
目にかかれない。何としても菊花賞に出走させたいものだが、外国産馬だけに3着以内に入っただけではダメ。獲得賞金で1
8番目以内に入り、なおかつ外国産馬で5番目以内に入ることが条件になる。それも、ここで2着に入ればまず大丈夫。その
2着以内も、まず大丈夫ではないかと考えている。
 ブリンカーを着用した前々走の五百万戦は逃げて4馬身差の楽勝。そして前走の支笏湖特別は、離れた2番手を追走してゴ
ール前エキサイトランを捻じ伏せて快勝。勝ちタイム2分39秒1はメジロシンドウのレコードを0秒8更新する大レコード
だった。ちなみに、ほとんど馬場差のなかった札幌日経オープンは2分39秒9。トウショウナイトがコスモバルクに4馬身
差をつけて勝ったが、時計は遠く及ばなかった。上がりは両馬共に35秒2だから、ペース云々の論議は無用。ミレニアムウ
イングにそれだけの能力があったということ。ブリンカー効果ももちろんあるが、それ以上に晩成の血が開花したとみていい。
今回は四百メートル短くなるが、二千二百あれば不満はない。ニシノアンサーを前走のエキサイトランに見立てれば、展開も
ピタリ。
 ちなみに、三冠を目指すメイショウサムソンの父はサドラーズウェルズ産駒のオペラハウス。サンデーサイレンス産駒ネオ
ユニヴァースの三冠を、ダンスインザダーク産駒のザッツザプレンティが阻んだような、そんな骨肉の争いとなるかもしれない。