股間を覗き込んでみるが、濡れ具合はまだ十分でない。
オレは舌を伸ばしてそこを舐めてみた。
「あっ……」
スティルが今までにない声をあげる。
オレはスティルが愛しくなってきて、そこを丹念に舐めてやる。
「あっ、あっ、あんっ、はぁ……」
「気持ちいい?」
「きもちいいよぉ……」
スティルの泉から次から次へと熱い蜜があふれてくる。
オレが舌を動かすたび、湿った音が部屋中に広がる。
「あぁっ……ダメぇ……イッちゃう、イッちゃうぅっ……」
スティルはがくがくと腰を震わせて崩れてしまった。
体は汗でびっしょり濡れている。
顔を覗き込んでみると、目をぎゅっと閉じて息を整えていた。
「スティル、イッちゃったよ?」
いったんスティルは目を開いたが、オレと視線が合うと慌てて顔を背けた。
「恥ずかしいから見ないで……」
もはやオレの我慢も限界だった。
オレはスティルを仰向けに転がし、上から覆いかぶさった。
この体勢を選んだのは、スティルの表情がよく見えるからだ。
「スティル、行くよ」
スティルは少し不安そうな顔をしてオレを見上げた。
「大丈夫。力を抜いて……」
オレは自分のいきり立ったモノをスティルにうずめた。
スティルは目を閉じ、表情を歪ませる。
「あ、あ〜んっ……」
初めてだけあってその膣壁は狭く、かなりの圧迫感が生じる。
「スティルの……気持ちいいよ……」
「あぁ……んっ……あたしも……あぁっ……」
オレが腰をグラインドさせると、スティルは首を左右に振る。
「あっ、あっ、すごい……すごい……あぁんっ……」
「うっ……そんなに締めちゃ……あぁ……」
スティルの内部はぐねぐねうねってオレを捕まえる。
焼け付くような快感に、だんだん気が遠くなってきた。
オレの動きに合わせてスティルも腰を動かしているのがわかる。
「ああんっ……気持ちいいよぉ……」
スティルが栗色の髪を振り乱しながら悶えている。
「あぁっ……また……イッちゃいそう……」
「んっ、オレも……あっ、スティルぅっ!」
「あっ、あっ、キ……キンカメぇ……」
初めて名前を呼ばれて、オレの脳内に甘い疼きが走る。
「あっ、あ、あたし、もう、ダメぇ……」
スティルの入り口がきゅっと締まると同時に、オレもすべてを解き放った。
「あぁ……」
オレは名残惜しくも肉棒を抜き去った。
スティルはまたしても目をつぶって荒い呼吸を繰り返している。
オレが鼻づらにキスすると、スティルは目を開いて頬を緩ませた。
ここに来て初めて見せた笑顔だ。
「ありがとう。強い仔が生まれるといいね」
オレはスティルがたまらなく愛しくなって、再びくちびるを重ねた。
おしまい
226 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/08(土) 21:27:05 ID:qh5PuBlj0
職人降臨age
第二十八話
「全くやってくれたものだな…。」
そう言うテイエムオペラオーに白面の馬が一頭近づいてくる。
「これはこれはお待ちしていましたよ、オペさん。」
「おうボンバイエ、わしが好きにしていいんだろうな?」
「それはそれはもう…。」
「ここまでなのか…?…俺は…バラゲーさんッ…。」
オペラオーの拳が振り下ろされる。
ビュォオオ!!と言う風切り音とともに一頭の競走馬が吹き飛んだ。
「ッ!?」
「ブッゲェエ!!!!!ガッ、ガフッ!!」
吹き飛んだいたのはシルクボンバイエだった。
訂正:吹き飛んでいたのは
第二十九話
「な、な、な、何故ッ!!!」
シルクボンバイエは突然の事態に色めき立つ。
「じゃかしいわ!!わしが何も知らんと思ってたのがボケがぁ!!」
そう言ってオーシャンの前を塞ぐ様に立つオペラオー
「ボ、ボンちゃん…。」
「こいつ、オーシャンも馬鹿じゃが、今回ばかしは流石にやりすぎたようだなボンバイエ。
浮気から何から何までわしに話して相談しおったぞ。当然一発はたいてやったがのぉ。」
ズリ、とボンバイエとの距離を詰めるオペラオー。
「ぐっ…ぐぐ…近づくな!!」
ボンバイエが声を上げる
「それ以上近づいてみろ、バランスオブゲームがどうなるかわかっているのか!!」
その時だった
「…さて、それはどうかな。」
「だ、誰だッ!!?」
「遅いんじゃボケ。」
オペラオーが人影に一喝していた。
第三十話
「き、君は…!!」
そこに現われたのはメイショウドトウ。
知らないものは居なかった、当然ボンバイエも例外ではない。
「これで人質はいなくなった訳だ。」
ドトウはバランスオブゲームの肩を担ぎながら言う。
「此処で決着つけたろか!!ぁぁん???」
真逆の方向には圧倒的威圧感を放つテイエムオペラオー。
ボンバイエの表情が曇る。
「…さ、流石に此処は分が悪いね。退かせて貰うよ。
でも覚えておくんだね、いくら君達が強くても僕らの組織力には適わない。絶対にね。」
そう言ってシルクボンバイエは夜の闇の中に消えていった。
「何とかなったか。」
「ふん、遠吠えだけはしていきやがって。」
「これは一体…、助かった…のか…?」
突然の連続だった。
それでもサンライズペガサスの命運は尽きてはいなかったのだ。
広島ヤクザみたいなオペwwwwww
オモシロイ。エロから離れてきたけどw
第三十一話
「どうして、オペラオーさんとドトウさんが…。」
「話せば長いね、まあシルク軍団を認めていないグループもあるってわけだ。」
「そういう事だ。」
「まあ情報交換、とまではいかないがいずれ詳しく話を聞きたいね。
そう言うとドトウはバランスオブゲームの肩をサンライズペガサスへと預ける。
「そいつが気付いたらテイエム組まで尋ねて来い、話はそれからだ。」
ツイ、と名詞の様な物を渡しリムジンへと乗り込むオペラオー。
「わかりました、色々聞きたい事もあります。」
サンライズペガサスは冷静さを取り戻し、そう答えた。
「それじゃあまた、サンペガ君。」
夜は明け始めていたが生温く、不愉快な風がサンライズペガサスの頬を伝った――――
233 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/09(日) 07:54:00 ID:LS6Ry18Z0
あげ
「ふー酷い目にあったなあ・・・」
「ボンちゃん、だいじょーぶー?」
「ん?僕を心配してくれているのかい?ありがと、ダンムーちゃん^^」
「でもボンちゃんが怪我してるのって珍しいよねー」
「あはは。いくら僕だってオペの旦那にドトウ、そしてサンペガ相手じゃね」
「これからどーするのー、ボンちゃん?」
「そろそろ潮時なんだろうね。ダンムーちゃんと離れるのは辛いけど
しばらくここを離れるよ。」
「えー!!ボンちゃん居なくなっちゃうのー、つまんなーい!」
「また戻ってくるからさ、そのときはまたたっぷり可愛がってあげるよ」
「約束だよー絶対ね!」
「ああ、約束するよ(オペの旦那、僕を裏切ったことは後で死ぬほど後悔させてやるよ)」
その後、シルク軍団はサンペガ捜査官の指揮の下、裏の仕事を暴かれ壊滅した。
首謀者ジャスティスは高飛び直前でバランスオブゲーム捜査官に取り押さえられた。
これで全ては解決したと大方の馬達は胸をなでおろした。
しかし、逮捕者の中にボンバイエの名は無かったという・・・
236 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/09(日) 18:50:35 ID:oKFtpaMF0
ボンちゃん燃え
ほとぼりが冷めるまで海外へ高飛びしたシルクボンバイエ。
セン馬軍団たちをあっという間に籠絡し、みるみるうちに香港マフィアとして頭角を現してゆく。
そんな彼に立ちふさがる存在があった。
香港に縁の深いあの馬である・・・・・・
なーんていう、ベッタベダな展開きぼん
238 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/11(火) 17:57:09 ID:tROJbd+e0
age
239 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/11(火) 22:01:22 ID:Qon9MxQ70
最高価格記念にキンカメ×トゥザきぼん
キンカメ×ダイワエルシエーロの同厩生ものが見たい
241 :
森田:2006/07/12(水) 17:41:13 ID:uvkgWRRH0
聞いてください!!!
私の友達Mちゃんが一ヶ月前、歩いてたら
帽子をかぶり、サングラスをかけてる男の人に
声をかけられ、Mちゃんと男の人でラブホにいきました。
ホテルでその男の人の顔をみたら、なんと!!
山Pだったそうです。山Pが
「今、彼女いないけどHしたいんだ。5万あげるからHしようよ」
と言われ、MちゃんはOKしました。
そのときの動画や画像(Mちゃんが携帯で撮った)を
私は貰ってびっくりしました。
それと怒りが込み上げてきました。
私は山Pが大好きなのに!!!!
Hの動画はやばいです。
Mちゃんのマ○コと山Pのチ○コがすごい勢いで…
画像も山Pのチ○コがあります・・・・・・・
これを2箇所の掲示板やHP、ブログに貼り付けると、
そのサイトがなぜか開きます。
2箇所にはり付けなきゃ見れませんよ!!
普通、チェンメってみれるわけがない
って思われがちですが、このチェンメは違います
見れるんですよ!!
ためしに友達Kちゃんにおしえてやったら
みれました。山Pの画像を見たい人は
今すぐやってください!!!!!!
http://1month-gazou.douga.02
242 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/13(木) 21:59:15 ID:lOU5GZrc0
ほしゅ
243 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/13(木) 22:04:16 ID:NzTgwCmRO
BIWA・Hが好きそうなスレだな
244 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/15(土) 17:09:07 ID:La2imu5n0
ほしゅっしゅ
245 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/18(火) 17:27:03 ID:0DJbooirO
ほ
2004年高松宮記念直後編 1/2
「デュランダルー、いる?」
「あ、姉ちゃんどうしたの〜」
デュランダルの全姉であるマルカサワヤカが彼の厩舎を訪ねてきたのは、
彼が高松宮記念で2着に敗れて数日後の午後の事であった。
マルカサワヤカも同日に中山で出走している。
「私、もう引退でしょ。北海道ですぐ種付けするみたいだし・・・・・・あんたに最後に頼みたくてね」
「ええええ〜〜、何で僕が姉ちゃんのを・・・・・・いくら何でもそれは嫌だよ〜」
「何よ、あんた同父のコとか平気らしいじゃない、うちのサニングデールから聞いたわよ」
先日、苦杯をなめさせられた名を出されて打ちひしがれるデュランダル。マルカサワヤカはそんな彼に更に追い討ちをかける。
「テンシノキセキからの又聞きみたいだけどね」
「ぐぅ・・・」(そこまで噂広がっているのか〜)
「お願い、こんな事恥ずかしくて他には言えないんだから。ぱぱっとやっちゃって」
「そんな簡単に言われてもね〜、姉ちゃん自分が何を頼んでるかわかってるの〜?」
「だからこそあんたの所に来たんじゃないの。早さと口の堅さが身上でしょ?
相手からバラされるんじゃ意味ないけどねえ、きゃはははは」
しかし目は笑っていない。デュランダルは自分が逃げ場を失った事を悟った。
とどめを刺される寸前ながら彼はマルカサワヤカに抵抗を試みる。
「母さんに言っちゃうよ〜」
「言ってごらんよ、少なくても今日まで清廉潔白なのはどっちかしら」
勝てるはずもなかった。
デュランダルが観念したのを見て取って、マルカサワヤカは彼の元へ近づいてきた。
自分で強引に頼み込んだのにやはり恥ずかしいのか、もじもじしている。
「じゃ、お願いします」
彼女は今までより少し腰を低くして、デュランダルの目をしっかり見、改めて懇願した。
デュランダルはマルカサワヤカの真剣な目に、驚いた。その態度以上に彼女も必死なのだろう。
「姉ちゃん・・・わかったよ、しょうがないな〜」
所詮はデュランダルであった。すっかりほだされてしまっている。
2/2
そしてデュランダルは只今奮闘中である。
「姉ちゃんぐちゃぐちゃだね〜、これじゃ他の奴に頼めないのわかるな〜」
「ごめんなさい、自分じゃどうにもならなかったの・・・・・・」
「さて、と。そろそろいいかな〜」
「・・・多分大丈夫だと思う。やってみて」
「じゃ、入れてみるね〜」
「んんん・・・・・・あっー、だめえ・・・そこ違うよっ!」
「あれ〜、ここじゃ駄目なの〜?ちゃんと言わなきゃわからないよ〜」
「もう!姉にいじわるしないでよね・・・・・・」
「それじゃこれはどう〜?」
「うん、そこ、いいかも・・・もっとして・・・」
早さ自慢(?)のデュランダルであったが今回ばかりは手こずった。
仕事に完璧を求める姉には、夫も苦労する事だろう。
デュランダルは人事ながらマルカサワヤカの将来の伴侶に同情した。
「それにしても姉ちゃん、子供が産まれたら今度はその子にこんな事頼みそうだね〜」
「あら当然じゃない、若いコは年上を敬わなくちゃ!」
「そういう問題じゃないと思うけど〜、自分の事は自分でしなさいって教えなきゃ駄目だよ〜
こんな携帯のメモリ&グループ登録ぐらいできなきゃさ〜」
「うるさいわねっ・・・・・・でも、本当に今日はありがとね」
そう言ったマルカサワヤカの懐には、丸三年以上に及んだ現役生活の思い出が詰まっていた。
量が多い上に彼女の悪筆を読み取り入力するのは、並大抵の苦労ではなかったがおそらく姉と会うことはもう二度とない。
終わった頃には夕方になっていたが後悔はしたくなかった。
「じゃ、もう行くね。あんた、後一回くらいG1勝ちなさいよ。私の後輩に負けっぱなしなんて悔しいでしょ」
「わかってるよ〜、姉ちゃんもいい仔産みなよ〜」
「まかせといてよ、あんたは現役のうちに仔を作らないよう気をつけなさいよ」
やっぱり全てお見通しの姉であった。
マルカサワヤカ編おわり・続くわけない
248 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/20(木) 16:13:07 ID:iiT5nz2u0
hosyu
本当にごくタマにだがメチャクチャ可愛い処女の女子中学生っているよね。。。2000人に1人くらい超絶的に
可愛くてビックリさせられるホド。。。。。 そんなコの乳揉んでマンコをビショビショにさせて
パンツ脱がせて マンコ 肛門を丹念に嗅ぎ舐め賞味するのは、もう本当に最高だよ。
この世で男が感じる 最大の幸福だよ。こういうチャンスはまずないが(ロト6 一等賞当たるくらいの確率?)、
もしも遭遇できたら男冥利に尽きるよ!ホント・・・・・・・・・・・
同じ事しようとカネ積むとすれば、最低でも1回百万は下らないし、実際はいくら積んでも
絶対無理!! 本当にイイ匂いがするよ。少し残尿臭があるが(シャワーなんぞ浴びていないから)
それがまたチンポを鋼鉄にさせる。ビラの溝の微かな汚れも舐めとってやり肛門に鼻をうずめて
後背位でクンニしてカンジる時の膣 肛門の痙攣まで味わうのはもうこの世の至福ですなーーー
いやぁぁ、もうやめておきますね。思い出すだけでパンツが濡れて破れそうなくらいさ。
「やめて…ユーイチ、助けて…っ」
「ははっ、おまえ人間に恋してるのか?
残念だったな、福永にはシーザリオがいるんだよ!!」
「うぅ…」
「ほら、腰をあげろ。」
「ラインはもう…いらない子なの…?」
「そうだ。だから代わりに俺がたっぷり可愛がってやる。だから寂しくないだろ?」
「や、や…ひぁあっ」
>>250 是非ラインたんに「ら、らめぇ!」と言わせて下さいませ。
252 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/22(土) 02:21:01 ID:h3RhnmW60
けなげなラインたん萌え
253 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/22(土) 23:22:19 ID:cH/Iln2xO
保守
254 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/24(月) 02:14:48 ID:UaUoj4gzO
保守
255 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/24(月) 21:49:33 ID:6uP6N02z0
hoshu
256 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/25(火) 11:17:44 ID:U+oyHEsoO
職人さんいらっしゃーい
257 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/26(水) 19:12:03 ID:nE9yOngmO
ほ
258 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/27(木) 17:46:24 ID:N4PMFRjbO
保守
ほしゅ
260 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/29(土) 22:11:09 ID:ONhidwlb0
ほしゅ
261 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/30(日) 00:46:41 ID:ejH5nrqXO
あげ
262 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/07/31(月) 15:22:50 ID:XW/ZyrlF0
ほっしゅほっしゅ
263 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/08/01(火) 10:12:58 ID:YpimFzZX0
誰かおもろいの書いて!
264 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/08/03(木) 16:53:45 ID:Z9L6sIGs0
残念私のおいなりさんだ
265 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/08/05(土) 09:44:46 ID:8tQjmSGB0
ほしゅしゅ
月曜に書いたコンゴウダイオー×ニシノチャーミー消しちゃった・・・せっかく枠も隣になったのに
267 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/08/05(土) 11:24:31 ID:jHPkD2UJ0
再チャレンジ!
268 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/08/06(日) 14:21:44 ID:vcvFbmcf0
それでも保守していいですか
269 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/08/08(火) 01:05:14 ID:PS0Mej0j0
age
270 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/08/08(火) 11:10:05 ID:GJkdqop70
おばあちゃんがもう死期が近いということで
静かな山の中の病院に入院している。
そこをお見舞いのために訪れるお父さんとお母さんと私。
お父さんはおばあちゃんの息子。
お母さんはここへ来るのをあまりよく思っていないみたい。
私はそこへは行ったことがない。今日が始めてだ。
バスに揺られて病院に付く。
いつ来ても陰険なところね、とお母さんは言った。
お母さんはおばあちゃんに対して冷たいところがある。
いつもは優しいのに。
雲がでてきた。なんだか雨が降りそうな気配がした。
看護婦さんに連れられておばあちゃんの病室に行く。
私の胸はざわざわしていた。
けれどそれは期待とも恐怖ともつかないものだった。
おばあちゃんは乾いた手をしていた。
血管が浮き出ている。
それからおなかに穴が開いてチューブがぐるぐるしている。
怖い。
私にはこれが生きているかどうかさえ疑わしかった。
そのあと、お医者さんがきて話があると言った。
お母さんは美保はここで待っててねと言った。
私は嫌だった。
ここで1人になりたくない。
けれどお母さんにもう一度一括されて私は黙った。
そして私は1人になった。
271 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/08/08(火) 11:11:15 ID:GJkdqop70
雷鳴がとどろいた。ついに雨が降ってきたらしい。
病室はみるみる闇に包まれていく。
私はとうとう耐え切れなくなり、病室を出て行こうとした。
『まっておくれ・・・・』
おばあちゃんが私に話し掛けきた。
話し掛けてきたと言うと御幣がある。
頭に直接声が響いてきた。テレパシーみたいな。
おばあちゃんは自分は明日死ぬと言った。
その上で会いたい人がいると言った。
その人はおばあちゃんの恋人らしい。
そのために美保の体を1日だけ貸しておくれと言った。
私はいやだった。
1日私の体を貸すということは
私は1日この老婆の姿で過ごすと言うことだった。
他に何でもしてあげたいけれど、それだけは嫌だった。
けれどおばあちゃんが優しく、
もういいよ美保と話ができただけで嬉しいよと言ったことで、
おばあちゃんの悲しみを悟ったような気がした。
1日だけ体を貸すことにした。
おばあちゃんにはもう時間がないのだ。
おばあちゃんは何回も御礼を言った。
私はおばあちゃんの手に触れた。
その瞬間近くに雷が落ちて、私は気を失った。
272 :
名無しさん@実況で競馬板アウト:
お父さんとお母さんが病室に入ってきた。
私は死ぬほどの苦しみを感じていた。
おばあちゃんは明日必ず帰ってくると言って
お母さんとお父さんと病室を出て行ってしまった。
私は周りが静かになるのを聞いて発狂しそうになった。
翌朝美保のからだのおばあちゃんは恋人に会うために走った。
家は知っていた。窓越しに男を見えた。
おばあちゃんは病院で苦しんでいる孫のことが頭によぎった。
はやく病院に急がなければ。もう日が傾き始めていた。
苦しい!どんどん苦しくなる。息が出来ない。
最悪のケースが頭をよぎって美保は泣きたくなった。しかし涙は出ない。
てきぱきと仕事をこなす看護婦に心の叫びは通じなかった。
おばあちゃんは山道を走って、走った。
時間がすぎるもどかしさを思って、美保の苦しさを思った。
二人の思いが通じたのか、時間までに病室につくことができた。
おばあちゃんがありったけの御礼を言うのを聞いて、
私はやっと報われたような気がした。
そしてやっとこの体から解放される!!
ありがとう美保・・・。
心からの御礼。
…逝ったのは16歳の美保の魂だった。
まだやり残したことがあったからね。
そういうとおばあちゃんは携帯を取り出し、
孫の恋人、つまりおばあちゃんの恋人と会う約束を交わした。
今まで味わった事の無い淫らな淫欲の世界にすっかり魅せられ、
本能のままに生きる孫がそこにあった。