マターリ藤田伸二を応援スレ26

このエントリーをはてなブックマークに追加
395名無しさん@実況で競馬板アウト
>>391
水曜の日刊の紙面から全文投下するよ

高橋悟史のGI会いランド 〜藤田 フェアプレーで勝つ〜

トーホウアラン(牡3、栗東・藤原英)に騎乗する藤田伸二騎手(34=フリー)がダービー2勝目を狙う。クリーンに乗ってキッチリ勝つが信条。
自らの体調と相談しつつ今の地位をキープしている。家族のために、そして自分のために京都新聞杯を制した勢いで、歴史に名を刻む。

きれいに乗って、最高の競馬をして勝つ。乗り役は“アーティスト”であるべき。これが藤田のこだわりだ。
「最後のバトンを受けるのが騎手。勝ったヤツしかできないパフォーマンスがある」。もちろん、負けたときもスタンスは変わらない。
自分自身が、ファンが、厩舎スタッフが、オーナーが、見ている人すべてが納得する競馬がしたい。
「GIとか重賞とかじゃない。未勝利戦だって同じ。真っすぐに走らせて勝ちにこだわるのがプロ」と言い切った。

そんな藤田にも感銘を受ける騎手はいる。「ノリちゃん(横山典騎手)は一緒に乗っていてもシビれるよね。
『さすがノリ』って言われるし。そういう騎手にはなりたいと思う」。
もちろんトップにいる武豊に白旗を掲げているわけではない。「その下にいる人間が頑張らないと魅力がなくなる」。

夏場北海道を主戦場にするのも、さらなる高みを目指しているから。東西の一流ジョッキーが集まる函館、札幌で腕を磨く。
「直線で内から出ようと思っても(前が)詰まることなんてしょっちゅう。乗り役のレベルが高いから、できる競馬がある。
昨年は土日で1度も審議にならなかったことがあったはず。きれいなレースがサラッとできる騎手ばかり。だからその中でトップを取りたいんだ」。
04年度には制裁点数0点で、柴田政人、河内洋の両騎手以来、史上3人目の快挙を成し遂げ、特別模範騎手賞を受賞した。
同賞受賞はJRAの最年少記録でもある。藤田のこだわりが記録として残った。
396名無しさん@実況で競馬板アウト:2006/05/26(金) 22:32:00 ID:KOkbshaY0
>>395の続き

競馬と人生は似ている。激しい“競走”の中で生き抜き、そして勝つ。フェアプレーで正々堂々と勝負しろ。自分の背中を見て育つ長男へのメッセージだ。
「家族のためなら火の中でも飛び込める」。背中の左上と腰にタトゥーを入れた。長男と妻の名前。「自分が背負っているものだから」が、その理由だ。

持病の肥大性心筋症とも付き合っていかなければならない。アサクサデンエンでドバイ遠征のオファーを受けた時は、体調の不安から断らざるを得なかった。
左心房から左心室への血液の流れが悪くなる病気で、激しい運動は控えた方がいいといわれる。それでも攻めの姿勢を忘れることはなかった。
「落ちぶれた姿は見せたくない。それが分かったら騎手をやめるし、競馬の世界から身を引く」。
自らの体にも手加減はしない。不退転の覚悟で一頭入魂を貫く。

今年の秋には自伝を出すことも決めた。「乗り役として16年目でいい時期かなと。病気のこともあるし、今後3年たったらどうなるか」。
幼い時に何度も名字が変わったことからすべてをつづった。

ダービーはトーホウアランで、96年フサイチコンコルド以来10年ぶり2度目の優勝を目指す。
「京都新聞杯から中2週。調整は難しいだろうが、勝つ可能性は秘めている。人生は攻めや!」。
デビュー前から評価していた素材が大一番へ駒を進めてきた。中途半端な結果はいらない。攻めて勝つ。藤田は頂点だけを見据えている。