テイエムプリキュア4・Splash☆Star

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497竹園コラムの続き
そこでハクバオーを管理していた五十嵐忠男調教師に、半ば押し付けるようにして預かってもらったという経緯があります。
しかし私には絶対に走るという確信がありました。
なので当時、書いていた『馬見の極意』という自著の中で"桜花賞に行ける馬"としてこの馬を取り上げ、理想例の一つとしてDVDにも収録しました。
予言(?)が外れてサッパリ走らなかったら穴を掘って自分を埋めなければならないところ、
どうしても走ってほしいと願っていたのはそんなわけだったのです。
デビュー勝ちを果した後、五十嵐調教師からは門別のエーデルワイス賞に使いたいとの打診も受けていたのですが、
ダートのレースを使うために北海道に長距離輸送をかけるリスクと将来性を天秤にかけて、かえで賞に向かってもらいました。
その最終結論を出したのが2年前と同じ、10月のセール会場で、なにやら運命めいたものを感じています。
これまで併せ馬では先着を許したことがなく、かえで賞でも絶体絶命の形勢から差し返してくれたように、
とにかく抜群の勝負根性の持ち主。本当によくなるのはオークスの頃と見ていますが、先々への期待は膨らむばかりです。