【府中の直線】ローゼンクロイツ�V【突き抜けろ】

あいにく今日のじゃないけど、昨日分のアンカツ手記ﾄﾞｿﾞ

　皐月賞のローゼンクロイツは、栗東から中山に向かう馬運車の中から
落ち着きを欠いていたそうです。レース当日のパドックでもイレ込み、
いつもと明らかに様子が違っていました。
　あのように若駒が動揺すれば力を出し切れません。さらにレースの流れも
初めて経験するものになりました。道中からよどみのないペースで流れ、
楽をするところがありませんでした。
　枠順と展開を考えて、外目を追走したのも良くなかったようです。
この馬らしい闘志を燃やすことなく、盛り上がらないまま終わってしまった
というのが実感です。手痛い敗北の教訓をダービーという最高の舞台で
何としても生かしたいという気持ちを高めています。
　レース直前の長距離輸送も２度目になるので、今度は楽に乗り切るはず。
問題は、戦術と戦略でしょう。できるだけ馬込みに入れて、あの馬一流の
闘争心に火を付けてやりたいと思います。馬体を接してのたたき合いは
望むところ。逆に言えば、デッドヒートに持ち込めるかどうかが分岐点です。
　４戦４勝の皐月賞馬ディープインパクトは、相当に強い馬ですが、
僕としては自分の競馬に徹したい。その方が、ローゼンクロイツの能力を
出し切れると思います。
　２４日は、助手さんが坂路で乗って、１本目を６９秒２、２本目を７２秒２で
楽に駆け上がったそうです。皐月賞の前よりも馬に落ち着きがあるという話
なので、安心しています。２５日は、僕が手綱を取って追い切る予定。
　あすは、手記・ダービー編の締めくくりに、最終追い切りの感触を書き込みます。