2005年の△松岡正海

このエントリーをはてなブックマークに追加
162名無しさん@実況で競馬板アウト
デビューから丸2年の松岡が決めた!
1000万条件のウイングランツ(牡5、高市)が、ハイフレンドトライとのたたき合いを制して優勝。
10番人気の低評価を覆す快勝劇を見せた。手綱を取った松岡正海騎手(20)はうれしい重賞初制覇となった。
1番人気のハイアーゲームはゴール前で伸びを欠き4着に敗れた。

 残り400メートル。ウイングランツは進路を外に取ると、重賞騎乗4回目の松岡が満を持して追い出した。
調教でも騎乗したことはなく、今回が初騎乗。それでも自信を持って追った。
ゴール前は内を走るハイフレンドトライとのたたき合い。外のグランツが首差先着してゴールに飛び込んだ。
左手でガッツポーズし、初タイトルの味をかみしめた。インタビューでは「素直にうれしいです」と控えめながらも、
検量室に戻ってからは「よっしゃー!」と大声で歓喜の表情を見せていた。
管理する高市師は「馬はスタミナも切れもある。松岡は完ぺきな騎乗。パーフェクト」と絶賛した。

163続き@日刊スポーツより:05/02/14 10:52:39 ID:1ckbSxPg0
1本の電話が松岡に自信をもたらした。グランツの騎乗が決まり、前走で手綱を取った藤田伸二騎手に連絡を取り、
パートナーの感じを聞いた。藤田からは「走る馬だし、51キロなら一発があるぞ」と励まされた。
殊勲のヒーローは「それを聞いて自信を持って乗れた」と笑顔を見せる。松岡自身も51キロの重量を最大限生かすため、ダイエットしてレースに臨んだ。

普段は危機感との戦いだ。03年3月にデビュー。今月で丸2年となり、3年目を迎える。通算50勝(現在42勝)を挙げておらず、負担重量2キロ減の恩恵がある。
常々「これが1キロ減とか、減量なしになったら乗せてもらえるかどうか分からない」と口にし、自分自身に高いハードルを課している。
レース直前の輪乗りでは、一流騎手のしぐさを盗もうと観察することも忘れていない。

この日の勝利でウイングランツは5月1日京都の天皇賞・春(G1、芝3200メートル)の出走が現実味を帯びてきた。
高市師は明言はしなかったが、視野に入っているのは間違いない。
「僕が乗れるかどうかは分かりませんが、できれば乗りたい」。松岡はもちろん意欲を見せる。
人馬ともに、目が離せない新星が誕生した。【高橋悟史】