☆的場文男専用スレPart35☆

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26名無しさん@お馬で人生アウト
『三要騎 ( みようぎ ) 』

モンゴル帝国の創始者、初代大ハーンであるチンギス・ハーンを支えたのは
その軍のシステムにあった。一人の乗り手に対して3、4頭の馬がいるために
常に消耗していない馬を移動の手段として利用できる体制になっていた。
チンギスの配下には勇猛な武将が数多くいたが、その中でも特に勇名を馳せたものに、
マトゥバという男がいた。
マトゥバの軍団は巧みに馬を御したため、最も速く走らせたときには、日に千里を走らせたという。
その状況があまりに馬にとって過酷であったのはいうまでもなく、
他軍団の3倍の馬を必要としたため、人々はその騎乗術を三要騎(みようぎ)と呼んだ。
その際マトゥバ達は、積載重量を軽くするために水分をあまり含まない食料、
枯猪羅入酢(かれいらいす)を食べながら移動したという。
また、チンギスはその命を惜しんだため、重要な戦いでは先頭に陣取ることを許さず、
常に2番目に位置させたという。

なお、現在の大井競馬場に所属する的場文男騎手の巧みな騎乗に対して
ファンが「妙技」と賞賛を送るのもここからきているのはいうまでもない。

( 民明書房刊 「最強の騎馬軍団を支えた男達」 より )