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広報室2ちゃん分室 ◆J9q9SEG58Q :
桜概況 2004年4月3日 阪神競馬場馬場造園課
例年になく早い開花宣言(東京では例年に比べ10日、大阪で7日、神戸で
4日早い)が各地から聞こえてくる中、阪神競馬場では開花指標としている4
コーナー中間の標準木が3月28日に開花を迎えました。これは、昨年に比べ3
日早い開花となりますが、桜花賞の日程が昨年に比べ2日早くなっていること
から今年も満開に近い桜をバックに駆ける乙女達の熱い戦いが見られると思い
ます。
さて、このように桜花賞に合わる<原文ママ>かのように咲く競馬場の桜に馬場造園課が
秘密の対策を取っているという噂を耳にしたり、その秘密を教えてほしいと実
際取材を依頼されたりすることがありますが、残念ながら現在はまったく何も
しておりません。
ただ、遠い過去に桜花賞の日程と開花予想日の大幅な乖離に頭を痛めて行っ
た対策があったようですのでエピソードをご紹介します。
その年も暖かく非常に早い開花が予想されていたようです。そこで当時の馬
場造園課は少しでも開花を遅らせようと桜の幹に30cm角の氷を巻きつけました。
氷が融けては新しい氷に交換するという作業を約2週間続けたそうです。しか
し、その努力も空しく開花にはまったく影響なく、結局桜花賞は葉桜賞になっ
てしまったと聞いています。そしてこの話はただ空しい努力だっただけでなく、
挙句次の年には氷を巻きつけられた桜が枯れてしまうという悲しい結果で終わ
りました。その切り株は戒めのために今も芝1600mのスタート地点裏に残
っています。
一方で寒さに桜が花を開こうとしなかった年のエピソードもあるのですが、
こちらの話はまたの機会にご紹介します。
それでは、今年も良いレースとなるよう万全の馬場管理を行っておりますの
で、どうぞご期待下さい。