【タイム】柏木集保保護観察日記・8【真っ二つ】

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80名無しさん@お馬で人生アウト
柏木集保 重賞レース回顧
函館記念
 今年もやっぱり波乱の結末だった。ただし、例年と異なり今年は時計がかかったからではなく、
勝ち時計は1分59秒9。いつもの年に比べ2秒近く速かったのが波乱の主要因だから、複雑。やっぱり函館記念は荒れるということになる。

 例年より芝状態のいい馬場で、流れは1000m通過60.0秒。伏兵ヒマラヤンブルーにとっては理想のマイペースになった。
前2戦が凡走だっただけにノーマークに近く、二の足を使ってギリギリ粘り込んだ。

 勝ったエアエミネム(父デインヒル)はこれはもう能力通り。58kgが少し嫌われていたが、2000mはベストのスピード型。軽いスピード型でもなく、
デインヒル産駒はヨーロッパで活躍馬を多く送っているように、たとえ時計がかかっても函館向きなのに、今年はパワーの馬場でもなく、
かといってそう時計が異常に速いわけでもなく、ちょうど能力がフルに生かし切れる芝だった。このレースに向けて万全の仕上がりでもあった。

 2番人気のタイガーカフェは前走でゴール前もう一回伸び復活の兆しをみせていたが、また今回もだめだった。
1枠でもまれたとはいえこのペースで止まっては、あまりに精神面で弱すぎる。デキが良かっただけに残念。
というより、がっかりだった。

 ヤマノブリザードは少しもまれたとはいえ、思うほど成長がない。
鍛える調教手法ではないので、父タイキブリザードと同様、本物になるのは5歳か、6歳になってからかもしれない。

 9歳ミヤギロドリゴは折り合えばこのくらいは走る。小林徹騎手は3月の大阪杯でもそうだったが、この馬にあっている。
期待したタニノエタニティはデキ絶好とみえたが、上手くスパートのタイミングをつかめなかった。難しい馬だけにこれは仕方がない。