ここにも転載します。5/14サンスポ
土つかずの3連勝でダービーへの切符を手にしたマイネルソロモン。
そのプリンシパルS後の岡田繁幸オーナー(ラフィアンオーナー)と
国枝調教師のやり取りが面白かった。4頭が同タイムで頭差の辛勝
ではあったが、強さを見せつけた好内容であり、後藤騎手も相好を
崩して「本番に向けて、いい手応えを感じとった」と報道陣に喜々として
語っていた。にもかかわらず何を思ったか岡田オーナーは、しばらく
経ってから「気に入らないよ。5馬身はちぎって勝たないとな」と不満を
漏らしたのだ。
聞く方の国枝師は「は〜ぁ」と呆気にとられはしたが、顔が笑っている
のを見て、いつもの”病気”が始まったことを知った。マイネヌーヴェル
を「オークスの内容が良ければ連闘でダービーへ」とぶち上げるなど
ニュースを提供してくれ、とにかく話題には事欠かない人。イケイケ
なのだから前哨戦は派手に勝ってもらいたかったのだろう。
国枝調教師は笑いながら振り返る。「そんなこと言ったってね…。社長
(岡田オーナー)は欲が深いよ。むしろ前半、引っ掛かったことを思うと、
強さを再認識させられたね。本番では気持ちをいかにコントロールして
落ち着いて走れるか。これが課題だろう」。いずれにしても両前脚に不安
を抱えながらの、この快進撃。「5馬身ちぎれ…」発言は岡田オーナーの
期待度の大きさと意気込みの表れと見るべきだろう。