ファインモーションたんのエロ小説

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834小塚礼:03/01/27 18:06 ID:UgGqYrty
マグナーテン・・・勝ったけど・・・ヒモがなあ・・・。
それはともかく、ダイユウサクさん感想ありがとうございます。
次回書くのが続きになるか別もんになるかは分かりませんが、なるべく早くしたいと思います。
俺のパソコン、今仮死状態なんでまた夜勤明けでネットカフェからになると思います。
>>831さん
よく分からない感想ありがとうございます。今回の文は削除依頼の事も考えて
性描写なしで当り障りのないものにしたんですが・・・、もしかして・・・「軽いキス」に
反応したんですか?もしくは「男と女の関係」の部分ですか?どちらにしろ、あの文章に
反応するような小学生のようなお子様はこのスレは見ない方がいいように思います。
もし見るのであれば、もっと過激な描写が出てから「きもい」という言葉は使ってください。

削除依頼が受理された場合、前にも書いた通り俺自身はもうエロ小説は書かないつもりです。
だから受理されるのならばそれまでのお付き合い、
スレを見てくれる方は少ないと思いますが、よろしくお願いします。

あと、もしよければポンデローザさんもこっちで書きません?
835名無しさん@お馬で人生アウト:03/01/27 18:15 ID:sN8sX27B
ぶっちゃけ1が一番おもしろいと思った
836小塚礼:03/01/27 18:35 ID:UgGqYrty
あ、おれ>>47−49が大好き。あのセンスはすごいと思う。
837名無しさん@お馬で人生アウト:03/01/27 18:40 ID:E7QVsrt9
大幽作ほど痛いヤシは珍しい
お前が慕っている タップ先生(藁 の自演疑惑はこいつのせいで一部の嵐から
読者全員へ決定的となった
そこんとこ分かってる坊や?
838ダイユウサク ◆K.RbVkE8I2 :03/01/27 18:50 ID:GtPbSVye
はい痛いほど・・ だからこそ今のタイミングで復活したんですけどね(笑)
839ダイユウサク ◆K.RbVkE8I2 :03/01/27 19:00 ID:gBHgtdO4
小塚さんへ 別に続編にゴダワル必要もないと思いますよ。小塚さんは才能があるんだから引っ張っていってください。期待してます。 PS,携帯から愛をこめて
840ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :03/01/27 22:46 ID:BoIAUuAj
季節は皐月。この月はある2頭にとっては思い出の月になっただろう。
テレグノシス。NHKマイルCを制覇。タニノギムレットという圧倒的な強さを誇る
馬を抑えての金星だ。
スマイルトゥモロー。言うまでもないが優駿牝馬の勝ち馬である。
この2頭、実は両想いなのだが、お互いその気持ちを打ち明けることなく
現在に至っている。

11月17日、テレグノシスはマイルCS出走のため京都競馬場にいた。
先週、エリザベス女王杯に出走したスマイルトゥモローはテレグノシスを
応援しようと京都競馬場まで来ていた。
早朝、スマイルトゥモローはテレグノシスを激励に行くことにした。
841ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :03/01/27 22:46 ID:BoIAUuAj
「おはよー、テレグノシス君。もう起きてる?」
スマイルトゥモローの声はいつも元気いっぱいだ。その元気さが
テレグノシスのお気に入りのひとつであることに違いはない。
「もちろんだよ。ダービー以来のG1だからね。それなりに自信がある分
不安もあるんだよね。大丈夫かなあ。」
期待と不安を抱くテレグノシスの表情は様になっている。
「大丈夫だって!あのタニノギムレット君に勝ったじゃない!距離も同じ
マイルだし、きっと勝てるんだから!私はそう思う!」
スマイルトゥモローのメッセージは本当に嬉しい。
「あれはねぇ。まあ勝ちは勝ちなんだけどさ。」
ご存知のとおりNHKマイルCは決して全員が実力を出せたわけではないのは
明らかなレースであった。素直に喜べないテレグノシスの気持ちもわかる。
「で、でもでも実力がなければ勝てないのは同じでしょ!強いんだよ!テレグノシス君は。
絶対勝てるから!・・・あ、そう。今日はお守り持ってきたの!必勝お守りよ。
これ首に巻いて走ってね!」
といいつつスマイルトゥモローはテレグノシスの首にお守りを巻いてあげようとした。
しかしバランスを崩し、テレグノシスにのしかかってしまった形だ。
「あ、ごめん!大丈夫?」
スマイルトゥモローは内心どきどきしながらも、すぐにテレグノシスからどいた。
「だ、大丈夫。うん。」
テレグノシスは顔を赤らめている。この2頭、とことんピュアなのか。
「じゃ、じゃあがんばってね!勝ってよ!」
スマイルトゥモローはテレグノシスを直視して激励した。
「うん。勝ったら何かくれる?」
冗談めかして言うテレグノシス。
スマイルトゥモローは少し考えてから言った。
「う〜ん。いいよ。考えておくね!」といい、テレグノシスに背を向け
走り去っていった。
「よし・・・やってやる!」
テレグノシスは気合十分。

いよいよレースがはじまる
842ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :03/01/27 22:47 ID:BoIAUuAj
結果は9番人気で4着だった。まあ上出来といえば上出来なのだが
なんとも中途半端な結末にテレグノシスは複雑な心境だ。
レースを終え、地下馬道をとぼとぼ歩くテレグノシスにスマイルトゥモローが
歩み寄ってきた。
「おつかれさま!テレグノシス君。残念だったね〜。」
テレグノシスは彼女の顔を見て、少し安堵の表情を示した。
「あ、うん。せめて2着には入りたかったんだけどね。
あ〜あ。勝てばスマイルトゥモローちゃんになんかもらえるはずだったのに〜。」
テレグノシスは床を軽く蹴って、悔しがる素振りを見せた。
「あはは!そうね。まぁでもがんばったよね。いいよ。何がほしいの?」
スマイルトゥモローの意外な言葉にテレグノシスはちょっとたじろいだ。
「え?いいの?うわー。それはそれで困るなあ。何も考えてないんだ。」
そこで2頭は考え込んでしまった。二人で考え込む。
これも共同作業かな?などと勝手に喜ぶテレグノシス。顔がにやけてないか
心配だ。
843ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :03/01/27 22:47 ID:BoIAUuAj
「じゃ、ほっぺにチュ!くらいで!」
テレグノシスは言ってから後悔した。怒らないかなあ。
「え〜?・・・・ん〜。いいよ!それくらいなら!」
そういうが早いか、スマイルトゥモローはテレグノシスにキスをした。
この後はやっぱ、いつもの二人に戻っちゃうんだろうなあ、
とテレグノシスが考えてると、スマイルトゥモローは下を向いたまま静かになってしまった。
「どしたの?」その空気に耐え切れなくなってテレグノシスが尋ねた。
「・・・私ね。前からあなたのことがね、好きだったの。」
テレグノシスはあまりの出来事にマンガのようなあほ面になってしまった。
「・・・テレグノシス君?聞いてる?」
あまりに何も言わないので、スマイルトゥモローはテレグノシスを覗き込んできた。
「・・・あ??ああ、うん。聞いてるよ。そうなんですか・・・」
自分でも何を言っているかわからないテレグノシス。
「そうなんですかって!なにそれー!私は真剣に」
言い終わる前に、テレグノシスは自分の唇で相手の唇をふさいだ。
それを終えてテレグノシスは目が潤んでいるスマイルトゥモローに向かって
「僕も君が好きだった。」
この空気は・・・まだまだ子供と思っていた2頭が初めて感じる空気だった。
844ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :03/01/27 22:47 ID:BoIAUuAj
「トゥモローちゃん・・・」
テレグノシスはスマイルトゥモローを強く抱きしめた。
テレグノシスの体温と息遣いを感じてスマイルトゥモローも鼓動が早くなる。
「トゥモローちゃん・・・君が欲しい。君を感じたい・・・」
抱きしめているのでテレグノシスの顔は見えないが
スマイルトゥモローはテレグノシスの気持ちが良くわかった。
もちろんスマイルトゥモローはためらった。
でも自分の中の何かがテレグノシスを求めているのは確かだ。
後悔したくない。ならいっそこのまま・・・
「テレグノシス君なら・・・いいよ。」
それを聞いたテレグノシスはスマイルトゥモローを見つめた。
そしてスマイルトゥモローに再び唇を重ねた。
スマイルトゥモローは目をつぶっている。すべてを任せたような
そんな仕草がテレグノシスをさらに興奮させる。
845ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :03/01/27 22:47 ID:BoIAUuAj
テレグノシスはスマイルトゥモローの後ろに回り、スマイルトゥモローの
たくましくもかわいらしいお尻に触れた。
それでさえ感じるのか、スマイルトゥモローはぴくんと反応した。
すでにスマイルトゥモローの花園はきらきらした透明な液であふれていた。
それをテレグノシスはざらりとした舌で舐める。
「あっ!」思わず声を漏らすスマイルトゥモロー。
スマイルトゥモローのかわいらしい仕草、声がテレグノシスをどんどん
刺激する。
今度は膣内に舌を入れる。回転を与え膣壁を圧迫する。
スマイルトゥモローの脚はがくがくと震え、泣いてしまいそうなか弱い声で喘ぐ。
「あああ!!気持ちいいよ〜、テレグノシス君!おかしくなっちゃいそう!
あっ!あっ!はぁはぁ・・・」
テレグノシスがさらに愛撫を続けるとスマイルトゥモローの声は
徐々に甲高くなる。スマイルトゥモローに最後が近づいていた。
「あ!だめ!!いっちゃいそう!あ!くぅ〜。いくぅ〜!」
テレグノシスの目の前でスマイルトゥモローは崩れ落ちた。
846ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :03/01/27 22:48 ID:BoIAUuAj
「だ・・大丈夫?トゥモローちゃん??」
テレグノシスは心配そうにスマイルトゥモローを見つめた。
「うん・・・大丈夫。なんか頭が真っ白になっちゃって・・・ごめんね。
もう大丈夫だから。今度はテレグノシス君も気持ちよくなって欲しいの・・・」
そういうとゆっくりスマイルトゥモローは起き上がり、テレグノシスの前に立った。
もう確かめる必要はなかった。テレグノシスはさっきからお預けをくらってたように
いきり立った陰茎をスマイルトゥモローにあてがった。
ぬるりとした感触に包まれ、少しずつ中に入っていく。
「痛くない?大丈夫?」テレグノシスはやさしく尋ねる。
「うん・・ちょっと。でも大丈夫・・・いいよ。きて・・・」
スマイルトゥモローは3歳とは思えないほどだ。まるで母のように
包容力がある。テレグノシスは安心して、すべて挿入した。
スマイルトゥモローに電撃のように快感が駆け抜ける。
「ああ、すごい。トゥモローちゃんの中・・・僕のに絡み付いてくる・・・」
「テレグノシス君のも・・・ああん・・あったかくて・・気持ちいいよぉ〜」
テレグノシス、スマイルトゥモローの2頭はお互いを深い部分で感じあい
お互いを思いやり、本当にひとつになったんだと感じた。
847ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :03/01/27 22:48 ID:BoIAUuAj
仔馬のようにただ必死に腰を振るテレグノシス。
スマイルトゥモローの膣内に入ったり出たりする巨大な陰茎は
自分の意志とは別の別の生物のようだ。
クチュ クチュ ヌチュ ・・・
地下馬道にいやらしい音が鳴り響く。その中にスマイルトゥモローの
かわいらしい喘ぎ声が混ざっている。
「ああああん・・・だめ・・テレグノシス君・・・またいっちゃいそうだよぉぉ〜」
スマイルトゥモローの表情は大人の女性のようになやましくゆがんでいる。
テレグノシスも限界が近づいていた。
「俺も!もう我慢できないよ・・いっちゃいそうだ・・・このまま中に出していい・・?」
スマイルトゥモローは黙ってうなづいた。
「ああ!だめ!いっちゃうぅぅ〜!テレグノシス君!いっちゃうよおお!!」
「出る!あああ!!トゥモローちゃん!!!!」
どぴゅっ!!どぴゅ〜〜!!
「すごい!!ああああ!!!熱いよお!あ、あ、あ、ああああ!!だめぇえ!」
スマイルトゥモローは再び目の前が真っ白になった。
長く何度も射精が続く。テレグノシスの精液は1滴残らずスマイルトゥモローの
膣内に流し込まれた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・トゥモローちゃん・・・気持ちよかった・・・」
テレグノシスはレース以上の疲労を感じていた。
「私も・・・大好き・・テレグノシス君・・・」
スマイルトゥモローはテレグノシスに体重をあずけた・・・
その重さが、愛の重さなんだ・・テレグノシスは初めてスマイルトゥモローの、
女性の愛を知った・・・
848ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :03/01/27 22:48 ID:BoIAUuAj
1週間後、テレグノシスとスマイルトゥモローはなんでもない会話を楽しんでいた。
「僕ってまたG1勝てるのかなあ。東京なら勝てるかも?」
テレグノシスなりのジョークなのだろうが、スマイルトゥモローにはそれが心地よい。
「もう!何度も言わせないで!テレグノシス君は強いんだよ!」
強気なスマイルトゥモロー。これも最近知った彼女の一面だな。
一人でそう考え、にやにやするテレグノシス。
「な〜に?なに考えてるの?」スマイルトゥモローはテレグノシスを覗き込んだ。
「な・・・なんでもない!」テレグノシスはぱっと立ち上がって走り出した。
「あ!待ってよ!テレグノシス君!!」
スマイルトゥモローもすぐに立ち上がりテレグノシスを追いかける。
二人の未来にむかって、二人はこれからも走り続ける・・・・   (おわり)
849ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :03/01/27 22:50 ID:BoIAUuAj
というわけです。リクエストに応えてこの2頭を書いたんだけど
スマイルトゥモローのキャラが自分には妙に心地よかったです。

次回はまた自分でキャラを考えたいと思います。
ジャングルポケットなんかがいいかなあ。では失礼。
850名無しの駄馬:03/01/27 22:59 ID:4/00m9Do
>>ポンデさん
リクエストにお答えいただき
ありがとうございます。
向こうでも見たんですが、
なんか書き込むきがしなくて
(っていうより向こうのフインキに
とけこめなかったので)
えぇまあこっちで気楽にやてきますよ
こちらではなじんできたので・・
まあこのスレが消えたら友引引退する覚悟です
851名無しさん@お馬で人生アウト:03/01/28 16:34 ID:MjBY3ilM
このスレで5回くらいオナニーしました。
852名無しさん@お馬で人生アウト:03/01/29 01:36 ID:K12YA1i7
無邪気な2頭が実にほほえましい
853小塚礼:03/01/29 09:58 ID:omknAhNQ
2003年1月某日・・・ローエングリンとマグナーテンの立ち話から少し後のこと・・・
美浦トレセンの坂路をサクラヴィクトリアは駆け上がっていた。
 彼女も来週の京都牝馬Sに向けて、順調に乗り込まれている。この分ならレースでも
力を出し切れるだろう。坂路を上りきってからゆっくりと流す。心なしかその姿が
前よりも凛々しく見えるのは気のせいではないだろう。そしてそれは、ある種の色気を
かもし出していた。それは男馬を欲情させる色気ではない。ヴィクトリアの名のごとく、
凛としたたたずまいの中にある色気だった。

 「1週前としては、いいほうかしら?」
コースから厩舎に戻る道でサクラヴィクトリアはつぶやいた。彼女にとっては秋華賞以来の
復帰戦だけに、いい結果を出すためにも体調は万全にしたかった。
 サクラヴィクトリアは秋華賞の屈辱を忘れてはいない。どんなに走っても追いつけなかった
あの馬の後姿を忘れてはいない。あの後姿に少しでも近づくためには、休み明けとはいえG3で
もたもたしているわけにはいかなかった。その思いが彼女の姿を凛々しく見せているのかもしれない。

 そしてサクラヴィクトリアにはその馬と同様、いや、それ以上に深く心に刻まれている1頭の
牡馬がいる。秋華賞で負けて自信を無くし悪夢まで見ていた自分を、己の恥を晒すような真似を
してまで励ましてくれた・・・そして初めて自分が心も身体も許した人(馬)・・・。
いつも毅然とした彼女の表情は、その牡馬のことを思う時だけ優しくなる。
≪ローエン・・・元気でいるかな・・・≫

自分が放牧から帰ってきたときも真っ先に馬房に来てあの、人懐っこい笑みを見せてくれた。
しかし最近はお互いに次走が決まり、頻繁に会うわけにもいかなくなった。
それがなんともいえず寂しい。
「サクラヴィクリア?」
朝もやにけむる道の向こうから声が聞こえてきた。
854名無しさん@お馬で人生アウト:03/01/29 10:05 ID:ppyn9F5A
age
855小塚礼:03/01/29 10:38 ID:omknAhNQ
サクラヴィクトリアは目をこらして見た。あの声は・・・。
「ああ、やっぱりヴィクトリアだったわ。おはよう」
それは同じ伊藤圭厩舎の先輩のプリエミネンスだった。彼女とサクラヴィクトリアは同じ厩舎で
同じ重賞を勝ったということもあり(関東オークス)、普段から仲がよかった。
「先輩、おはようございます。これからですか?」
「ええそうよ。もうすぐレースだから自然と気合が入るわ」
彼女・・プリエミネンスも来週、と言っても水曜日だが、川崎の統一G1「川崎記念」に
出走する予定であった。6歳牝馬とはいえ、去年のJCDで4着、その前のJCBクラシックで
2着しており、主だった強敵のいない今回はG1初勝利のチャンスであった。

「先輩、今度の川崎記念はやれそうですねっ。私も応援します。がんばってください!」
サクラヴィクトリアは励ました。
「やだ、やめてよ〜。かえってプレッシャーになったらどうするのよ」
「大丈夫ですよ、先輩くらい場数を踏んでいれば楽勝です♪」
その言葉にプリエミネンスは考える仕草をした。
「場数・・・か」
それを見てサクラヴィクトリアの笑顔も消えた。
「どうしたんですか?先輩・・・」
プリエミネンスはすぐに笑って言った。
「ははっ、あのね、もう7回目なんだなって、G1に挑戦するのも。私ももう6歳・・・
 牝馬なら引退を考えてもおかしくないわ。だけどね・・・初めて走ったJCDで4着・・。
 それからもう少し、もう少しって思っているうちに、ここまで来ちゃった・・」


856小塚礼:03/01/29 11:22 ID:omknAhNQ
「いい?ヴィクトリア、あなたは私みたいに苦しんじゃだめよ。これだと決めたレースは
 例えG1であってもきちっと勝てるような、強い馬になりなさい。あなたはまだまだ
 これからだもの、もっともっと強くなれるわ。絶対に。私が保証するわ」

プリエミネンスからこんな言葉をかけられたのは初めてだった。いつも自分の前では
明るくふるまっていた彼女・・・。その彼女が初めて見せた寂しげな顔と、自分に対する
愛情にサクラヴィクトリアは胸の内が熱くなっていた。
「はい・・・はいっ!私・・あの、これからもがんばります!!」

プリエミネンスはその返事にニッコリ笑った。
「さあさあ、辛気臭いのはここまでにしましょう!お互いに来週、がんばらなきゃね?」
「は、はいっ」
そこでプリエミネンスは思い出したように言った。
「あ〜、そう言えば、さっき向こうでローエングリン君とすれちがったよ。何かうちの厩舎の
 方に行ったみたいだけど・・・。久しぶりに誰かさんに会いに来たんじゃないの〜?」
サクラヴィクトリアはそれを聞いた瞬間、息が止まりそうになった。
≪ローエンが・・・≫

「あ、あのっ」
サクラヴィクトリアは急にそわそわして言った。
「わ、私もう馬房に帰らなきゃ。い、いつまでも立ち話してたら先輩に悪いし。それじゃあ!」
言い終わらないうちにバッと駆け出していた。
≪ローエンが来てる・・・!≫
そう思うだけでサクラヴィクトリアの胸の内はさらに熱くなっていく。

2003年1月某日。美浦トレセンは寒い中にどこか暖かい朝を迎えていた。
857小塚礼:03/01/29 11:31 ID:omknAhNQ
サクラヴィトリア・・・しまった打ち間違えた・・・
本当は続きは書くつもりはなくて、モノポライザーの話、考えてたんですけど・・・
さすがに怪我した馬の事は書きにくかったので、こっちにしました。

モノポの事は彼が復帰してから書く事にします・・・
って、そこまでスレが続かないよねやっぱし。
858 ダイユウサク ◆DdLyx3dWSU :03/01/29 17:10 ID:6o21lz0D
>>ボンデさん
テレノとトゥモローの小説拝見いたしました。
可愛らしい二頭に若さを感じました
ぜひ新作を
>>小塚さん
この二頭の今後が気になります。
(プリエミネンスが登場したため書きにくくなりましたが・・・)
ゆっくりでもいいのでぜひ続編期待です
859名無しさん@お馬で人生アウト:03/01/30 08:57 ID:CTpQk3kz
keep
860名無しさん@お馬で人生アウト:03/01/30 11:57 ID:/fSHH48P
誰かオグリキャップ物語書いてくれ……
年増の外国牝馬ホーリックスとの淡い恋の物語を。
861ダイユウサク ◆DdLyx3dWSU :03/01/30 15:39 ID:PE0v3g7C
うーん
書いてみたいけど難しいですねー
862名無しさん@お馬で人生アウト:03/01/30 22:10 ID:Lh72Pjrt
オグリだったらタマモクロスでしょ。
あれ、違ったっけ?男同士ー
863名無しさん@お馬で人生アウト:03/01/31 03:54 ID:FopQHCCE
>>860
それ(・∀・)イイ!!
864名無しさん@お馬で人生アウト:03/01/31 04:04 ID:UL7F4rk1
まだこれ続いてたんだね
865小塚礼:03/01/31 09:44 ID:rFc7f9zM
 サクラヴィクトリアは走った。自分の馬房に向かって。
本当にローエングリンが来ているのか?会ったら何て声かけよう?何を話そう?
色々な事が頭の中にうかんでは消えていく。すれ違った何頭かの馬達が怪訝な顔を
向けてきたが、まったく気にならなかった。
 そんな事をしているうちに厩舎の一角まで来た。馬房まではもう目と鼻の先だ。
≪あそこを曲がれば・・・私の馬房が見える・・・≫
さらに胸の鼓動が高鳴る。そこでサクラヴィクトリアは立ち止まった。息を整える。
ローエングリンに、自分があせって走って来たと思われたくなかった。

≪・・・・・・よし≫
一応息が整ったのを確認して、サクラヴィクトリアは角を曲がった。
「・・・・・・あれ・・・?」
馬房の前には誰もいなかった。
「ローエン・・・いないの・・・?」
本当に誰もいないのが分かると、今度は急に不安になってきた。ローエングリンは来てないのか、
それとも待ち疲れて帰ってしまったのか、まさかプリエミネンスにからかわれたのか?
頭の中が混乱しながらサクラヴィクトリアが馬房の前まで来た時、

「ばあ―――っ」
突然馬房の中から、顔がニョキッと突き出てきた。
「うわキャ――っ!?」
あまりに突然の事に、サクラヴィクトリアは訳分からない悲鳴と共に思い切りあとずさった。
一瞬逃げようとしたが、よく見ると馬房の中にはローエングリンがにやにやして立っていた。
「ねえ驚いた?ただ会うだけじゃつまらないから、驚かそうと思って中で待ってたんだよ」

 あっけにとられていたサクラヴィクトリアだが、今度はふつふつと怒りが沸いてきた。
「お・・驚いた?じゃないわよっっ!驚くどころか、心臓が止まるかと思ったわ!!まったく、
 急いで来てみたらローエンがいないから、どうしたのかと思って心配だったのに・・・
 本当に・・・あなたは・・・」
心の中でロマンチックな出会いを期待していた自分が恥ずかしくなって、うつむいてしまった。

866小塚礼:03/01/31 10:17 ID:rFc7f9zM
「あ・・・気を悪くしたらごめん、謝るよ。俺もヴィクトリアに会えるの、嬉しかったんだけど
 何か、こうロマンチックなのが苦手で・・・。ごめん。」
こうやって素直に謝れるのも彼の良いところね、とサクラヴィクトリアは思う。
≪だけど・・古馬になったのに、まだまだ子供っぽいわね・・。レースでも苦労しそう≫
「まあいいわ。私も会えて嬉しいし。でもこんな事、もうやらないでね」
とにかく気持ちを切り替えてサクラヴィクトリアは言った。

「やたっ!だからヴィクトリアのこと、大好きなんだ、俺」
大好き・・・。あの無邪気な笑顔で言われて、サクラヴィクトリアはまたうつむいてしまった。
現金なものでさっきの怒りはどこかへすっ飛んでいる。
「ん?どうしたのヴィクトリア?まだ怒ってるの?」
また少し不安そうに聞くローエングリン。
「え?い、いいえ、そうじゃないわ。と、とにかくローエン、いつまでも中にいないで
 早く外に出て。」
「え〜、別に中でもいいと思うけど・・・」
ぶーたれるローエングリン。
「こんな所で大騒ぎして、誰かに見られたらどうするのよ!外でも話はできるわ」
「・・・ま、そりゃそうだよね。んじゃ出るね」

それを聞いてサクラヴィクトリアは内心ホッとしていた。さっきのローエングリンの笑顔・・・。
サクラヴィクトリアは彼の笑顔が好きだった。その笑顔で自分のことを大好きと言われて、
自分の身体の中の高まりを感じ取っていたからだ。自分は明らかにローエングリンに対して
欲情している・・・。そんな状態で馬房に2人(頭)だけになったらどうなるか分からなかった。
867小塚礼:03/01/31 11:17 ID:rFc7f9zM
そんなサクラヴィクトリアをよそに、ローエングリンは外に出て背伸びをしている。
「それにしてもさ」
サクラヴィクトリアの心臓が一瞬跳ね上がった。
「え?な、な何?」
かなりどもった受け答えになったが、ローエングリンは気にせず話した。
「俺達2頭がそろって同じ日に出走だなんて、奇遇だよねー。これぞ神の、いや
 先生のお導きって事かな」
そう、ローエングリンとサクラヴィクトリア、どちらも次走は2月2日である。

「そうよね・・・ローエンも走るんだもの、私も恥ずかしい走りはできないわね」
どちらにとっても今年の初戦、勢いをつける為にも半端な走りはできない。
その為にもここで欲情に身を焦がすわけにはいかなかった。
「ま、俺は年末と同じだよ。ヴィクトリアのためにも勝ちたいなー、うん」
その言葉にサクラヴィクトリアの時が一瞬止まった。

≪私のため・・・?そうだ、あの時もローエンは同じ事を・・・≫
サクラヴィクトリアはあの日を、ローエングリンと身も心も1つになった日を思い出した。
あの時もローエングリンは同じ事を言っていた。そして、こうも言った。
『勝ってヴィクトリアと喜び合いたいんだ』

「・・・・・・・・決めた」
「何を?」
「私、絶対に勝つからね。だから、絶対にあなたも勝ちなさい。あなたが私のために
 走るなら、私もあなたのために走る。・・・それで、さ・・・もし2人(頭)とも
 勝てたら・・、今度はあなたの馬房でお互いの勝利を祝いましょう?」
仮にも重賞だ、どちらも勝つのは難しいかもしれない。それでもサクラヴィクトリアは
挑戦すると決めた。ローエングリンのために自分はどこまで走れるのか、試したかった。
≪それに、ここで負けてたらあの馬に追いつくなんて言えなくなるわ≫
「よし、じゃ俺もレースに向かって、もっと頑張らなきゃ」
ローエングリンの声を聞きながら、サクラヴィクトリアは元の凛々しい彼女へ戻っていた。

2003年2月2日、2頭の挑戦が始まる。
868名無しさん@お馬で人生アウト:03/01/31 11:17 ID:cd8HMaKu
馬を騎手に置き換えて書けばいいのに

ファイン--牧原 クリスエス--武とかな(w
869名無しさん@お馬で人生アウト:03/01/31 11:25 ID:9Bw52Beb
870小塚礼:03/01/31 12:03 ID:rFc7f9zM
>>868さん
ご意見どうも有難うございます。俺の中では馬を人に例えている部分が結構あります。
ただやはり、馬は馬として書くことにしています。人の名前をつけると、俺の中に
固定観念みたいなもんができて、表現が不自由になりそうで・・・。それに牡馬は
いいけど、牝馬は牧原くらいしかいないし(笑)。俺の文では動作は馬だけど、それ以外の
部分は人間と同じように書いています。そう見えなかったらそれはひとえに、俺の
力不足、それしかないです。

ローエンとヴィクトリアはあとはもう結果次第です。話が続いてもいいけど、続いたら
それはそれでめんどいかも。ちなみに馬券も2頭から入ります。まあ、続かなければ、
また違うのを考えます。なんとなく決まってるけど。
871高橋がなり:03/01/31 16:05 ID:e7fFW9DB
誰か、小生意気なインモーに無理矢理に顔射するというストーリーで書いてください。
872オンデマンド:03/01/31 21:41 ID:NBddL6o2
不器用に真面目に生きてるやつに投資したい
873名無し:03/01/31 23:42 ID:9EQ8i1pO
ローエンかわいい
874名無しさん@お馬で人生アウト:03/02/01 01:39 ID:iNJnGGzC
agepoliser
875名無しの駄馬:03/02/01 16:48 ID:RryCbi8s
ポンデさん復活きぼんぬ
876ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :03/02/01 22:48 ID:QZuOz+cH
スマイルトモロ
877ヴィクトリアが負けた時の言い訳:03/02/02 10:14 ID:dRe+206d
 2003年2月2日京都競馬場、京都牝馬S当日。
サクラヴィクトリアは朝から落ち着かなかった。時々空を眺めては
小さく溜息をつく。それを何回繰り返しただろう。

「どうしたの?サクラヴィクトリア。・・・元気ないわね」
1頭の牝馬が、サクラヴィクトリアに話しかけてきた。
「・・・あなたは?」
「私?私は伊藤正厩舎のフューチャサンデー。今日はあなたと同じ枠よ。よろしく。
 あなたの事は同じ厩舎のローエングリンからよく聞いてるわ。何か、2人(頭)とも
 仲がいいみたいね」
「は・・はは・・・、そ、そうですね・・」

≪あのおしゃべり!これじゃあ全然秘密になってないじゃない!≫
そういう自分もプリエミネンスに話してたりするのだが。
「で、どうしたの?元気がないみたいだったけど。悩み事?」
「い、いえ・・、そうじゃないんですけど・・・」
歯切れの悪い答えを返すサクラヴィクトリア。
「なーに?もしかして、もうフケが出たの??」
「!!!そ、そんな事ないです!絶対に!」
ある意味正解なのだが勿論、はいと言えるわけがない。
878小塚礼:03/02/02 10:45 ID:dRe+206d
「もっと元気出しなさいよ。せっかく武豊に乗ってもらえるのに」
その言葉にサクラヴィクトリアの耳がピクリと動いた。
「・・・その名前は・・・言わないで下さい・・・」
小さい声でサクラヴィクトリアは言った。
「え?その名前・・・って、武豊の事?武豊って名前、何か他に意味あったかしら・・?」
首を捻るフューチャサンデー。
「私は!!武豊には絶対、ぜーっったいに乗ってほしくないんです!!」
響き渡る大声にフューチャサンデーもさすがにあとずさった。

「な、何でなの?だって武豊っていったら、去年のリーディングジョッキーよ。
 乗ってもらった方がいいに決まって・・・」
「その武豊はファインモーションの主戦じゃないですか!何でよりによって私に・・・。
 ああ・・・武豊が乗ったあとで、私にファインモーションのにおいが付いてたら
 どうしよう・・・」
サクラヴィクトリアは心底嫌そうだ。目が宙を泳いでいる。
「あ、あのねサクラヴィクトリア、そんな事ないに・・」
「ああっ、もしかしたら武豊の触れた所がジンマシンになってしまうかもしれない!!
 そうなったら、私の今後は・・、ローエンとの約束は・・・」

「・・・・・・・・・・・・」
フューチャサンデーは無言になった。困ったのか、はたまた呆れたのかは定かではない。
サクラヴィクトリアの1人言は続く。
「あっ、ローエンといえば、彼の鞍上は確か木刀とかって・・・。ローエン、まさか
 鞭じゃなくて木刀で叩かれるの!?(問題発言)ああ、ローエン・・・」

フューチャサンデーもいなくなった馬房で、サクラヴィクトリアの1人言は続く・・・。
879小塚礼:03/02/02 10:56 ID:dRe+206d
 始めに書きたかったのと随分違ってしまいました。
でもまあ、これでいいです。
鞍上が武豊というネタはローエンとヴィクトリアの馬房前での話の時に
入れたかったのですが、そうすると話が長くなりそうなので止めました。
 レースで同じ枠に伊藤正厩舎のフューチャサンデーが入ったので、ここで
書いてみたんですが、俺は元々オチャラケが好きだからこんなのになってしまいました。
次はもっとがんばって書きます。

 
880名無しさん@お馬で人生アウト:03/02/02 20:04 ID:ENvDQ5Hj
死んでください。
881名無しさん@お馬で人生アウト:03/02/02 20:08 ID:cOKsNTYj
このスレsage進行にしてください。お願い
882名無しさん@お馬で人生アウト:03/02/03 03:41 ID:8P+w/xOq
age
883名無し
6着・・