今、想いは一つに　〜ナリタトップロード　１１〜

スリリングサンデー(以下ス)「ナリタトップロード‥」
エアエミネム(以下エ)「知ってるんすか？スリさん」
「…おれたちの学年でクラシック戦ってて沖厩舎のナリタトップロードを知らない奴はいなかったよ。」

−エイシンキャメロン先頭か、外からナリタトップロード来た来た！ナリタトップロードだー！サッカーボーイの子､ナリタトップロード！！渡辺薫彦初の重賞制覇です！！

−さぁここでナリタトップロード先頭だ！ナリタトップロード先頭！アドマイヤベガは一番外！これは届くか、届くか、届かない！ナリタトップロード勝ちました！重賞連勝で皐月賞に王手！

−大川慶二郎「皐月賞でいちばん強い競馬をしたのはナリタ。ダービーはナリタ本命」
第66回日本ダービー
１人気ナリタトップロード
２人気アドマイヤベガ
３人気テイエムオペラオー


−ナリタトップロードが先頭に立った！トップロード先頭！アドマイヤベガはまだ後ろ！中からメジロロンザン、ペインテドブラック！さらに外、テイエムオペラオー！ラスカルスズカ！しかし先頭はトップロード、
外からオペラオーが差をつめたがトップロードか、トップロードだー！やーやったやった渡辺やったー！ナリタトップロードです！！！

ス「トップロードの脚はすごかったよ‥ほんとに凄かったんだ。」
エ 「トップロードさんにもそんな時代があったなんて」
モノポライザー「信じられん」
ス「あのときは想像も出来なかったよ‥トップロードがこんな風になるなんて…」


　　 有馬記念７着
　　 天皇賞春３着
　　 天皇賞秋５着
　　 ＪＣ 除外
　　 有馬記念９着
　　 天皇賞春３着
　　 ＪＣ ３着
　　有馬記念10着
　　天皇賞春３着
　　 天皇賞秋２着
　　 ＪＣ 10着

　　第34回ステイヤーズＳ
１　　ホットシークレット
２　　タガジョーノーブル
３　　サンエムエックス
４　　ナリタトップロード

天皇賞春３年連続３着

京都大賞典ゴール前落馬競争中止

対テイエムオペラオー１３連敗

ＧI 競争１０連敗…

ス｢トプロ･･オペラやドトウやベガはもういないんだ・・おまえが有馬を勝っておれたちこそ最強世代だって証明してくれよ・・・｣
トプロ「うるせぇ！関係ねぇことべらべらべらべら喋りやがって！バッカじゃねーの？！ＧI なんてもうオレにとっちゃ思い出しかねーよ！！ここに来たのだってクリとファインを潰しに来ただけだ！いつまでも昔のことゴチャゴチャ言うな！！」

ガシッ

ス「なにが全国制覇だ！なにが年度代表馬だ！」
　「お前は根性なしだ…トプロ…ただの根性なしじゃねーか……根性なしのくせになにが全国制覇だ　…夢見させるようなこと言うな！！」

トプロ「・・・・！！」
　　　 「昔のことだ！もう関係ねえ！！」

モノポ「トプロさん・・」
トプロ「・・・・！！」
モノポ「いちばん過去にこだわってんのはアンタだろ・・」

　　　「・・・・・・・・・！！」

ドンッドンッ
的場「おーい！中でなにをしてる！開けろー！」
四位「おい！開けろ！開けないか！」

渡辺薫彦「僕です‥開けてください…」

ガラッ‥
渡辺薫彦「゜∀゜)スンスンスーン。おや？」

トプロ「ナベ‥‥！」
　　 「‥‥‥」








　　　　
　　　〜　最後まで希望を捨てちゃいかん　　　
　　　
　あきらめたらそこでレース終了だよ 　〜　







「‥‥有馬を・・・勝ちたいです・・」