【泣かせろ】･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･ｷｰｽﾄﾝよりｲｲ話【酒の肴】

田原成貴と武豊
二人の天才は世代交代の狭間にであった。

武豊がその天才ぶりを発揮し、まぶしいほど輝いていた頃
なおもトップジョッキーであった田原は、ある期待馬の主戦をまかされていた。
しかし、周囲の期待と裏腹に善戦するものの、なかなか勝ちあがれない。

オーナーは原因を馬ではなく、田原にあると考え、非常の乗り代わりを命じた。
変わって鞍上に指名されたのは武豊。
プライドの田原は怒り狂った。
「どんな駄馬でもいい！次にあの馬と同じレースで走る馬に乗せろ！」
周囲に「田原は別の馬を選び、ヤネが武に変わった」と見せたかったのだ。
しかし、有力馬がそうやすやすとテン乗りを望むわけもない。
ようやく田原が得たのは、掲示板にのることもない凡馬だった。

レースが始まり、武は天才的センスでテン乗りとは思えないスムーズさで駆ける。
元々素質のある馬はスイスイと気持ちよく走り、レースは楽勝…と誰もが思ったその瞬間だった！
ゴール直前、一瞬にして武の馬がかわされた！！　
田原の駆るあの凡馬である。
元々、切れる脚を持った馬ではない。
事実、そのレース後、この馬は二度とそのような走りをすることなくターフを去った。

ありえない走り……田原の執念が馬の能力を超えた走りをさせたのだ。

タヴァラ！！！！！！

田原てそんなすごかったのか

>>675
そのレースってどれ？

>>678

CMじゃないが「殴る岸」見れ
別に立ち読みでもいいから。

またパクリネタですか？

>>680

じゃ、ﾊﾟｸﾘじゃないﾈﾀ晒してみそ？

いやたぶんいざ岡部がいなくなると考えたらね たぶん悲しいと思うのよ
なんせルドルフにのってたんよ！？ それだけでなんかびびっちゃうしさ
引退した後の特集記事とか見たらたぶん悲しくなると思うな…

>>675
「ありゃ馬こりゃ馬」の３巻で、
技術の悪いいじめられっ子の競馬学校生「宮脇」が
未出走の駄馬に騎乗して競馬学校生による模擬レースに出る話があったな。
騎手になるのをあきらめかけていた宮脇に対し、
主人公の氷室が「馬を動かすのは技術だけじゃない！スピリットだ！」と説教し、
宮脇は模擬レースで勝った。

という話があった。
これは実話にもとづいていたのか？

ピュアで気弱な宮脇と悪の権化ﾀｳﾞｧﾗを同列にすんなよ・・・

>>675 確か京都の2000メートルだったような・・

田原・・・・彼は、正に切れる天才・・・・そう、鬼才と呼べる存在。
武豊・・・・彼は、オールマイティな柔らかさを持つ天才。

田原は、生まれながらに持つ才能・・・時に攻撃的過ぎ周囲を傷つけかねない
しかし、その才能が切り開く世界・・・・それは、武にとって学ぶべき・・・いや学ばされたのかもしれない。
武と田原の乗り代わり・・・その時田原は、悔しく武の馬だけを負かす競馬をしようと決めていた。
後に田原は語る・・・もし豊の馬が５着なら俺の馬は４着だったろう・・・・。
そう・・・この時、田原は一頭の馬だけを徹底マークし負かす極意を武にみせたのだ。

それだけではない・・・・
１９９７年天皇賞･春・・・田原は、マヤノトップガンに騎乗。武は充実一途のマーべラスサンデーに騎乗。
このレースの一番人気は、横山典騎乗のサクラローレル。
レースがスタートした。武はローレルの後方１〜２馬身の位置につける。
田原は・・・そんな２頭を尻目にさらに後方でトップガンとの折り合いにだけ専念していた。
１マイルを過ぎたあたり・・・ローレルが行きたがる・・・武はローレルについていく・・・しかし、田原は動かない。
直線前淀の下り・・・武と典は共に馬体を併せ直線へ・・・その時田原はトップガンを外へ出し動き出した。
実況アナ杉本は、この２頭の争いだと思った。その時後方からものすごい末脚を繰り出して追い込んできた馬がいた。
トップガンだった。田原は･･･差しきった。レコードだった。
この時・・・田原は後方で争う２頭を見てその２頭が動き出した後に自分が動き２頭を負かす・・漁夫の利をみせた。
おそらく・・・武は、負けたレースをした時自宅で何故自分は負けたのか？
そして、何故田原は、勝てたのか？をビデオをまわしながら何度も研究したはず。
そして、こういう乗り方をすることで実力が上の馬を負かす・
また状態イマイチの馬を勝たす技術を学んだのかもしれない。
その後・・・・武は、数々のビッグレースで学んだ事を披露した・・・・・。
天皇賞･秋のスペシャル・スプリンターズの時のシーキングの乗り方etc
また、現在の武式の後方からの騎乗スタイルは・・・田原から学んだものが大きいのかもしれない。

田原・・・・彼が切り開く世界・・・切り開いた瞬間の強さ華麗さ美しさ・・・
それはもう・・・・競馬場で見ることはできない。
しかし・・・彼が残した記憶をファンは永久に忘れる事はないだろう・・・・・。

エンディング曲は情熱大陸（TBS）風に葉加瀬太郎のエトピリカ。

許されるのならマジで・・・・田原のドキュメント番組（情熱大陸etc）作って欲しい・・・・。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　武は２回出てる。

＞許されるのならマジで・・・・田原のドキュメント番組（情熱大陸etc）作って欲しい・・・・。

いや…、ヤク厨の方の特集を作るわけには･･･（以下略

>>687
ビデオでいいから……

プロ野球の江夏もジョッキーの田原も一般人にとっては
「昔、優秀なスポーツ選手だったがヤク中になった人」

ﾀｳﾞｧﾗ……･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

イイ話の出所は、大方テメエの自作自演か取り巻きからの発信。
黙って魅せることが絶対に出来ないタイプ。
ゆえに分かりやすくお手軽なヒーロー。

おれの田原象ってこんなカンジです。

元調教助手か何かの小林は
田原のいい話をこそっとしてたよ。

なんか、田原って常人には理解できないラインにいるんだよ。
それがすごいのかしょぼいかは別として

既出だったらすまんが、王者の蹄蹟の
大樹のオーナー赤沢の親父さんの話もええでェ。
書くのはだるいんで買って読んでくれ。
シャトルのジャック・ル・マロワ賞制覇がこんなに
感動的な話だったとは思わなかったよ。
あの時の、岡部の涙の真相が明らかに。

＞なんか、田原って常人には理解できないラインにいるんだよ。
＞それがすごいのかしょぼいかは別として
>>690
食い付くわけじゃないけどさ、
「分かる奴にしか分からない」 みたいな、
いたずらに選民意識を煽る書き込みは辞めた方がいいッスよ。

あーゴメン>>691さんですた

>>693
？？
すごいのかどうかは俺にもわからないから
何も選りすぐってるつもりなど無いよ。
ただ、そういう奴ってたまにいるだろ？そういうこと。

>>695
そうですよね、失礼しますた

>>696
見る人が見れば値打ちがわかるっていうのは確かに違うよな。
ただ、田原がすばらしい人物であるかどうかはわからんけども
あらゆる意味で面白い人物だとは理解してる。
あんな生き方俺はしたくねえ ｗ

騎手時代の輝かしい実績がここまで凋落するとは思いもよらなかったよ

紙一重って奴だろう。

人とは違う。それが良い作用をする時もあれば悪い作用をする事もある。

阪神大震災から数週間後のあるレースで
コウベッコという名前の馬が出走していた。
新聞には印が全く付いていなかったのに、
かなり人気になっていた時は、
なんとなく心が暖かくなったなあ。

まえなんかで田原の特集やってたよな。たしかゼノン祭りの後でなぜかユーキャンのオークスを取り上げてた気が。

泣かせろ〜〜〜〜〜〜。
もっと泣かせろーーーーーーーーーーーー。

涙出させてみろよーーー。

もっともっっと　もっっっとドゥアーーーーーーーーーーー。

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

ヒューモリストHumoristという馬がいた。

1920年2歳でデビューするとこれを勝ったが、何故か完全楽勝のレースで
ありながら、急激にゴール前で失速し辛うじて首差で勝つという不可解な
ものだった。

翌年2000ギニーに出走すると、残り1ハロンではもう勝ったと思われたが、
再びそこでばたりと脚が止まり、Craig an Eran と Lemonora に交され
て3着に沈んでしまった。

一連のレース振りからスタミナに問題が有るというというのがもっぱらの
世評であったが、モートン調教師はダービーに向かうと宣言した。

ダービーでは、直線に入り Humorist が内らち沿いに回り込んで先頭に出る。
ここから先は、心配されたスタミナの問題である。案の定、脚を溜めていた
Craig an Eran が猛然と突っ込んできたが、今度はドナヒュー騎手の激励に
応え、果敢なバトルの末首差押さえて優勝した。

しかし、Humorist の勇敢な戦いは彼を疲労の局地に追いやったのか、
ウィナーズ・サークルでも身震いが止まらず、心配したモートン調教師は
Humorist をエプソムに一晩泊め、翌日ようやく回復した Humorist を
自厩舎に戻した。

翌々週の初めに軽いキャンターを行った後、今度は血管が切れ内出血したが、
これも直に回復したように見えた。その数日後、画家のマニングスがスケッチ
をした時には「とても元気そうだった」とコメントしている。

しかし、その日の午後厩務主任が馬房を見回るとHumorist のドアのところ
から大量の血が溢れ出ているのを発見した。大量の肺出血が死因と認めら
れたが、同時に肺は結核に長いこと病んでいたことも判明した。

これが彼の何度かの不可解なゴール前での失速の原因であったことは間違い
ない。そして、おそらくそれが最後と知っていたのだろう、彼は文字通り
全ての気力体力を注ぎ込んで走ったのだった。

栄光のダービーのゴールの為に。

I　ｗａｎｔ　to　ｃｒｙ.

>>703-704
･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

age

>>703-704　マジで酒の肴だ。感動と言うより感心。

age

1880年代に一人のイタリア人がニューマーケットに来た。
彼は1889年に1頭の牝馬活躍して注目された。その馬は2歳で9連勝し、
翌年も期待されたがオークスでは体調が整わず2着に敗れた。


彼はその牝馬を繁殖に上げてその産駒でクラシックを狙うことにした。
ところが不受胎や流産・死産と何と8年も産駒が生まれなかった。
しかし彼は諦めず、遂に9年目にして牡馬が生まれた。しかしその後2年は、
夭逝、不受胎とまたしても子供が出来なかった。

男の名前はジニストレリ、牝馬はシニョリーナといった。

1904年ジニストレリはシニョリーナをサイリーンと種付けしたかったが、
今をときめく人気種牡馬で権利が取れなかった。ふと彼は日頃のシニョリーナ
の様子を思い浮かべた。小さな放牧地で何時もそこを通りかかる牡馬と
お互いにいななきあう。多分両馬はお互いに気に入っているのであろう。
そう思ったジニストレリは両馬を恋愛結婚させることにした。
牡馬の名前はシャルールという全く無名な種馬だった。

恋愛結婚させたのが良かったのか、もともとシニョリーナの素質が良かったのか
シニョリーノの名づけられた牡馬は1905年の2000ギニー2着、ダービー3着
と活躍した。しかしクラシックは手に入れることは出来なかった。

恋愛結婚の結果生まれたのは牝馬でシニョリネッタと名づけられた。
シニョリネッタの2歳戦は散々だった。5連敗の後ようやく勝ったものの、
それは軽量39.5kgというハンデのお陰だった。

翌1908年1000ギニーも続くレースも惨敗しておよそこの馬がクラシックの器
だとは誰も思わなかった。唯一人ジニストレリだけを除いて。
ジニストレリはエプソムにシニョリネッタを連れてきて
「さあこれが今年のダービー・オークス馬だ」
と言ったが、皆は
「確かにこの馬は他の馬よりも早い時間にゴールに入るさ、ただし翌日のネ」
と大笑いしたという。

ダービー当日しかし観衆は奇跡は目の当たりにする。
直線を向いて有力馬が前で争っているところ、そこまで脚を溜めていた小柄な
牝馬が大外から猛烈な勢いで伸びてくる。最低人気のシニョリネッタは有力馬
をあっさりと交わすと2馬身の差をつけてゴールした。

2日後オークスではさすがに2番人気となり、これも3/4馬身差で勝って、本当に
シニョリネッタはダービー・オークス馬となった。
国王エドワード7世は、わざわざ自分から古いパナマ帽を被ったイタリア人のところへ
行って祝福し、場内の観衆も惜しみない拍手を送った。

その後、シニョリネッタは3戦したが全く良いところなく、敗れている。
ジニストレリがシニョリーナに恋愛結婚をさせた恩返しとして、ダービー・オークスの
2戦だけ神様がシニョリネッタに特別の力を授けてくれたのだ、と皆は噂した。

ダービーからオークスに中１日で使うってのが凄いな

ええ話だのう

良スレ。･ﾟ･（ノД`）ﾟ。保全。

もういっちょ保全。

帆上げ

歳

昨日の角田はどんな思いやったんやろ。
やっぱ胸に秘めたものあったのかな。
インタビューの時なんか笑顔が無かった。

遅レスだが、あの秋天の日、フェラーリがレース中にパンクでリタイアしていた。

>>719

そうだねぇ〜
去年、ジャングルで負けてＪＣ以降乗れず････だったからなぁ〜
おそらく、そうなった経緯について師匠の渡辺調教師と話したんだろうねぇ〜
想像だけど
「晃一････今回でジャングルとの騎乗は終わりだ・・・・。
　だが、お前はまだ若い。お前も今の自分に足りないものが分かるだろ・・・。
　ジャングルは、お前にとても良い経験をさせてくれたと思うぞ。もちろん私もだ。
　晃一･･･これから俺は定年だが、お前には先がある。
　これから、同じケースが来た時に決して降ろされない
　そんな騎手になるんだぞ・・・。そのために騎手として努力し結果を求めていきなさい。」

んなこと言われたら
勝っても　な〜んかしんみりしちゃうのかなぁ〜　　　　　

age

漏れのｵﾔｼﾞの本をｶｯﾊﾟ!
なんかｲｲのでうpしますた。


　夭折した天才少女　　テスコガビー　　（壱）


まさか？　私は自分自身の目を疑った。こんなことってあっていいのだろうか。
その新聞記事を見た瞬間、血が逆流するのをおぼえた。昭和５２年１月２０日の朝、
某スポーツ誌の競馬面の片隅に「テスコガビーの死」が報じられたのだ。
もうとっくに母馬になるべく準備に入っていたものと信じていた二冠馬テスコガビーが
奇跡のカムバックのための調教中に心臓麻痺のため突然倒れて息を引きとったというのである。
その記事によると

ガビーちゃんの愛称で人気を集めていた５０年の桜花賞馬、オークス馬
テスコガビー（父テスコボーイ　母キタノリュウ　東京・仲住芳雄厩舎　牝六歳）が１９日
午前９時半、青森県・明神ファームで心臓麻痺のため急死した。足の故障で一度引退を
決めていたが、最近カムバック目指してトレーニングに入ったばかりのことだった、とある。

牧場の関係者によると、その朝、テスコガビーは約八百�bの馬場を一周半ダクで回ったあと、
四コーナーのカーブで軽いキャンターに入った。その時、テスコガビーの黒い巨体がバタッと
白い雪の中に前のめりに倒れ、そのまま事切れた、という。

それにしてもなぜ？　もし事実ならこんな残酷なことがあっていいのだろうか。
雪の深い、厳寒の下北半島の牧場であたら名馬がどうして若い命を捨てなければならなかったのか。
あの満開の桜の花そのもののように美しく、そして男まさりの強さを見せた
四白流星の青毛テスコガビーの栄光が、一転して無惨な死となった現実は何を意味するのだろう。
私は憤りをおぼえずにはいられなかった。

夭折した天才少女　　テスコガビー　　（弐）


テスコガビーが世紀の大逃げを披露した第三十五回桜花賞は、５０年４月６日阪神競馬場で
行われた。仁川の桜並木は、まだ五分咲きだったが、テスコガビーが一人旅で二着以下を大差に
ぶっちぎってゴールインした瞬間、パッと満開になった錯覚すら覚えた。
それほど天才少女のスピードは華麗であり、その逃げ脚は感動的であった。

西下した彼女を初めてみた関西の調教師たちは、口を揃えるように「あれは男馬」といい、
前年同じテスコボーイ産駒の二冠馬キタノカチドキを管理していた服部正利調教師は
「すごい馬が出たものだ。あれがもし男馬だったらキタノカチドキより強くなるかもしれん。
まさに女カチドキだな」と驚きの目を向けた。

テスコガビーはパドックではイレ込んでに二人曳きの厩務員を引きずるように首を上下動させ、
時に立ち止まって飛び跳ねたり、後肢を蹴り上げたりしていたが、ゲートに入るや
闘志の塊と変化した。
スタートの瞬間すでにたった一つの赤い帽子が半馬身出ていた。大本命が好枠から最初にスタート
を切り、勝利は九分九厘約束されるものとなった。二コーナーを過ぎると、すでに他馬は
ちぎられていた。黒い尾花を風になびかせ、その風に同化するようにテスコガビーは小気味よく
先頭を突き進んでいった。前半の半マイル３５秒０- ４６秒２で行くスピードは、他馬なら
まさに玉砕的な��魔の桜花賞ペース�≠ﾌはずだった。だが、テスコガビーは後続馬などまるで
関係なく、上がりも３６秒５でまとめる天性の快足ぶりで、二着ジョーケンプトンに１秒７の
差をつけて１分３４秒９の桜花賞レコードで優勝した。
桜花賞史上これほど強い勝ち方をした馬は後にも先にも例がない。

夭折した天才少女　　テスコガビー　　　(参）



その後、桜の女王に輝いた天才少女は二冠を確実視されながら４月２７日のオークストライアルの
４歳牝馬特別千八百�bでは、調整に失敗して同厩舎のトウホーパールの三着に敗れた。
この惨敗で、二千四百�bのオークスは「距離が長過ぎるのでは？」と不安視する声もあった。
単枠指定にはならなかったが二十頭立ての三枠六番を引いたテスコガビーは、
桜花賞と同じように、スタートからいとも簡単に先頭に立ち、他馬を寄せつけない一人旅で
逃げ切ったのである。

直線に入り緑地にオレンジ色でふちどりした覆面が後続馬を離しにかかると泣きながら
「ガビー、ガビー」と黄色い声援を送る一人の少女がいた。
天才少女に自分の名前��ガビー�≠ﾌ名を送ったスイス人のガビエル・シャーチちゃん
（当時十二歳）だった。テスコガビーは結局追走するソシアルトウショウに８馬身差をつけて
２分３０秒６でカネケヤキ（昭和三十九年）以来十一年ぶり五頭目の二冠馬に輝いた。

それにしてもオークス以後のテスコガビーの運命の変化をどう解釈したらいいのだろうか。
この天才少女はオークスを境にして��地獄�≠�味わうことになるが、あまりにも
華やかであったがゆえに、神は嫉妬したのだろうか。
桜花賞、オークスで見せたあの栄光は幻影であったというのか。オークス以後、ぷっつりと
糸が切れ、花のまま散り、実を結ぶことが不可能になってしまうと考えた人はいただろうか。

夭折した天才少女　　テスコガビー　　（四）


その秋、ビクトリアカップ（現在のエリザベス女王杯）を狙う予定のテスコガビーは、
何とか暑い夏場を順調に過ごしたが九月十七日の早朝の調教で右前球節部に外傷を負い、
さらに追い打ちをかけるように十月二十九日には右後肢を捻挫するというアクシデント
が重なった。
テスコガビーは翌五十一年五月二日、約一年ぶりに東京のオープン戦で再起をはかったが、
そこには四歳春のはつらつさはなく、六着と惨敗した。そして再び五月二十日に
右後肢を故障、浦河の日綜牧場に放牧された。
その夏、日綜牧場を訪れた人の話によると、テスコガビーは右後肢を引きずるようにして
静かに草を食べていてという。太って脚に負担ををかけないようにと、カイバを一日わずか
一升五合に減らされたテスコガビーは、あのたくましかった男のようなトモの肉もそげて落ち、
悍性の強さも消えて、近づくと白い鼻の顔をスーッと伸ばしてきたそうである。

夭折した天才少女　　テスコガビー　　（おすまい）


それから半年。テスコガビーは雪の明神ファームで一人のファンに見守られることもなく
倒れたが、生きていれば今年十五歳の女盛り。さぞやいい仔をたくさん生んで名牝と呼ばれて
いることだろう。花のように華麗に走り、その後負傷して長期休養を取り、もうとっくに
繁殖入りしているものと思っていた矢先に、厳寒の牧場でトレーニング中の死亡と知らされた。
��まさかの現実�＝@なぜ、功なり、名を遂げたテスコガビーがカムバックしなければ
ならなかったのか。「まだまだ走れる」と思ったのは人間の勝手な考えである。

もしテスコガビーが口を利けたら「私はもう走れません。今度は結婚して二世作りに励みたい。
そして私の栄光を私の子供たちにも・・・・」と言ったかもしれない。
サラブレットには競走馬として得る栄光と繁殖馬として得る栄光があるはずだが、
テスコガビーは後者の役割を果たすことなく散っていった。

競馬場で、ファンの目の前で骨折し、花のまま死んでいったキシュウローレル、タカイホーマ、
シャダイソフィアのような馬もいるが、大輪の花を二つも咲かせながら、忘れられて
突然死んでいったテスコガビーのような悲劇を私は知らない。


　1986年　優駿　/　サラブレットヒーロー列伝・横尾一彦/ より抜粋

･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

歳

サクラスターオーが天に召された時
調教師が写真の横に飾ってあったメンコを
｢天国に行ってまで走る必要は無い｣と外したそうな
当時の「優駿」より

･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

>>727
横尾一彦氏へのつっこみになってしまうが
シャダイソフィアは決して花のまま死んだわけじゃない。
桜花賞を勝った後はボロボロでやっと復活するかという矢先に故障競争中止。
キシュウローレルとかはさすがに知らんが
比べてどっちがマシとかいう問題じゃないよ。

･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

>>730
でも、あの調教師って、
「馬が競馬場に行って骨折するのは、兵隊が戦争に行って戦死するのと同じ。名誉の負傷だ」
と言ってなかったか？
それに、有馬の最終追い切りで○地に５、６馬身ぐらい遅れたし。
　まあ、有馬の後、安楽死させるより、しばらくは治療を選んだことだけは、
あの陣営であっても誉めてやりがいが

>>734
俺も別の本で>>730と同じような文を読んだ。
｢天国に行ってまで走る必要は無い｣と言って墓に入れなかったとかだったと思うが。
兵隊も死んでまで戦う必要はないわけで
そんなに矛盾は感じないな。

延命治療のほうがむしろ疑問を感じるけど

>>735
＞延命治療のほうがむしろ疑問を感じるけど

延命が目的の治療ではないよ。
手術は成功したし、大人しい馬なら治癒したかもしれない。
でもスターオーは前かきを頻繁にやって、術後に悪化させてしまった…。
動物は自分が治療されてることなんて知らんから仕方がなかったが
馬の精神安定剤みたいなのでそういうのって抑えられないもんかね。

>>736
そうなのか。
俺はかなり無理矢理な手術（テンポイント並に）だと思ってたから誤解してたよ

スターオーの話は泣ける･･･

↑泣けてくるの間違い

>>738-739
どっちでもいいじゃんか･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

ラジオの競馬中継にゲスト出演した池江調教師の話

「マックイーンはイクノディクタスが大好きだったんですよ。
同じレースに出走した時は
いつも輪乗りの最中ずっとイクノディクタスを見つめていたそうです。」

その後引退したマックイーンはイクノディクタスの最初の花婿に選ばれた。

ほのぼのいい話

ヒサトモ
【父･トウルソヌル　母・星友　1934年産　牝・鹿毛】
主な勝鞍：日本ダービー、帝室御賞典（天皇賞）、京都牝馬特別

大種牡馬・トウルヌソルと、アメリカから輸入された星友の娘として
ファンの大きな期待を背負った少女は、名手･中島を背にターフにデビュー。
良血を裏切らない快勝をつづけ、中島との名コンビで
1937年の第6回日本ダービーを先行抜け出しで快勝。
牝馬として日本ダービーを初めて制覇し、競馬史に名を残した。
その後も帝室御賞典（天皇賞）を春･秋合わせて三度制するなど
生涯で26戦14勝という優秀な成績で繁殖入りした。

良血、ずばぬけた競走成績。
ヒサトモは繁殖入りしても成功すると誰もが考えた。
しかし、初年度産駒はデビューに至らず、不受胎と産駒の成績不良が続き
ついには最後の産駒となったブリューリボンを出産した後に四年連続の不受胎。
結果的に、ヒサトモは生涯たった４頭の子を産むことしかできなかった。

名牝は過去の栄光を失い、不況の中、牧場の荷物となりつつあった。

「あれほどの馬、今でも地方競馬なら戦えるのでは？」
戦後まもなくの深刻な馬不足とヒサトモの栄光が産んだ残酷なアイディアであった。
当時ヒサトモ16歳。人間で言えば60歳前後にあたるといわれている。
しかし、ヒサトモは強すぎた。地力が違いすぎたのである。
質の低い馬相手とはいえ、11年ぶりの復帰初戦でいきなり13頭立ての5着。
そして2戦目に勝利してしまった。

思わぬ快勝に気をよくした陣営は「これならいける」とばかりに
さらに厳しい調教をヒサトモに課し、上のクラスを目指した。
戦後の貧しい日本、ろくにカイバも与えられず、ただ調教だけは過酷さを増した。
もともと素直なヒサトモは、空腹のまま追われるだけ追われ、走るだけ走った。
牝馬時代に増えた体重をどんどん減らしていったのは、身が締まったからではない。
そして晩秋の浦和競馬場。調教後、いつにも増して疲れた様子で歩いていたヒサトモは
馬房に帰る途中、ついに力尽きて倒れ、そのまま起きあがることはなかった。

12年前、かつて日本ダービーを制した老牝は、疲れ果てて永遠の眠りについたのである。

悲しいでつ‥‥。

シクシク･･･

1967年、大の競馬好きであった大坂の青年実業家が、夢であった馬主となるべく
はじめての持ち馬となる幼駒を探しに北海道に旅だった。
青年が幌泉町にある田中牧場を訪れた時のことであった
馬房から、草原を駆ける仲間達を寂しげに眺める幼駒を見かけた。
牧場長に話を聞くと、ケガをしてセリに出されず、売れ残った仔だという。
青年の頭に「もしかして、この仔はこのまま廃用に…」という危惧がよぎった。
初めての持ち馬を決めるまでに、そう時間はかからなかった。

青年…内村正則氏は「東海パッキン」という会社を営んでいた。
そこで冠名を「トウカイ」とし牝馬であったその仔には
女王たれという期待をこめて「トウカイクイン」と名付けられた。

トウカイクインは内村氏の恩に応えるべくがんばった。
現在の2歳から6歳まで5年間、大きなケガもなく走りまくること56戦（5勝）。
ずば抜けた結果は無いものの、堅実に着を拾いつづけ、賞金をくわえて帰ってきた。
しかし、トウカイクインの恩返しはまだ終わらない。

トウカイクインは繁殖入りし、9頭の仔を産んだ。
そのうちの一頭がトウカイミドリである。
トウカイミドリは競走成績こそ振るわなかったものの母として
オークス馬・トウカイローマン（父･ブレイヴェストローマン）を産んだ。
内村氏にとって初のＧ�Tタイトルをもたらしたのである。

奇跡は続く。
トウカイローマンのオークスの一週間後、ダービー馬となったのは皇帝・シンボリルドルフ。
内村氏はダービーの圧勝劇を見て
「ローマンが繁殖に上がったら、是非、最初にこの馬と配合を」と考えたという。
内村氏は７歳でローマンを引退させるつもりで、ルドルフと交配させるため種付け権利を購入した。
しかし、ここでローマンが思わぬ粘り腰を見せる。
引退レースとしていた新潟大賞典で２着に入ってしまったのだ。
陣営は悩んだ。「まだローマンは走れます。引退は早い。」進言したのは中村均調教師だった。
信頼する中村の提言を受け容れ、内村氏はローマンの続行を決意した。
そして、ローマンはその後、Ｇ�U・京都大賞典を快勝したのである。中村の判断は正しかった。

ただひとつ、ローマンが内村氏を困らせたのは、高額のルドルフの種付け権利である。
そこで、トウカイミドリがローマンの１つ下の妹として産み
未出走のまま繁殖入りしていたナチュラルが候補にあがった。
未出走の牝馬とシンボリルドルフの配合。

内村氏が公言していたオークス馬と皇帝の夢の配合を期待していた周囲は拍子抜けした。
見栄えのしない産駒を見て「内村さんももったいないことをした」と周囲が陰口を囁いたのも無理はない。
代用牝馬の仔は、期待もされず、重賞馬どころかオープン馬すら出せない小さな牧場･長浜牧場に預けられた。

ただ、内村氏だけは「皇帝の仔だから帝王だ」とハマノテイオーという立派な幼名を与えて秘かに期待していた。

ハマノテイオー。後のトウカイテイオーは預託先の牧場で徐々にその非凡さを発揮しはじめた。
手作り同然の牧場。柵の高さは130cm程度。幼駒の体高を140cm前後とすると決して高くはない。
テイオーが柵を飛び越えたエピソードは今でこそ逸話として知られているが
実際には長浜牧場の柵を飛び越えた馬は過去にも数頭いた。
ただ、他の馬は着地に失敗したり、柵に脚をぶつけ、多くがケガをしていた。
牧場長の長浜氏が驚いたのは、テイオーが柵を超えたからではなく
ケガをするどころか、悠然と歩いていたからである。

テイオーの才能は育成牧場である二風谷軽種馬共同育成センターで開花した。
強靱なバネと天性の柔軟性、抜群の勝負根性、センター長の岡元氏は、馬主の内村氏に断言した。
「間違いありません。ダービーに行ける馬です！」

>>730-740
あの頃の競馬はファン投票1番人気は何が何でも使わなきゃいけない、
春のクラシックは何が何でも使わなくちゃいけないという時代でした。

平井師が騎手時代に所属していた厩舎はスパルタ調教＆酷使で故障も多く、そういう経緯もあり、
>>734のレスような発言も実際あった。有馬記念の前には「俺は使えると思った。だから使った。」
とも発言している。但し、誰の目にもスターオーが絶不調だったのは明らか。
>>734とさっきの発言は平井師の言い訳ととらわれても仕方ない。

有馬後、師の管理問題が取りざたされた時に故・全オーナーは「これからも雄二（平井師）に
全て任せるよ」と発言した。これは彼と師との信頼関係が分かるエピソードである。

スターオーの手術が成功し、暫くして平井師は「このまま放牧して引退させようか……」と
冗談まじりで親しい友人にそうつぶやいたそうだ。

スターオーは父がダービー馬でありながらエリートらしさは微塵も感じさせずに
サラブレッドの強さを感じさせるその逞しい馬体と力強い末脚が印象的でした。

サンデーサイレンスも気性が激しいために自分で患部を噛んだり
して悪化させたんじゃないかな。同じ程度の病状でも長期間の闘病
に耐えられるかどうかで生死が決まるケースも結構あると思われ。

かなりの重傷だったが落ち着いて助かった例としては、海外だと
ユアホスト（トウショウボーイの母父）、グリーンデザート、ミルリーフ
なんかが言われるね。逆は（どのみち駄目だったろうが）ラフィアン。

岡元氏の相馬眼に誤りはなく、トウカイテイオーは見事に第58代ダービー馬となった。
その後の奇跡の名馬・トウカイテイオーの物語は感動と共に競馬ファンの心に刻みこまれている。

しかし・・・、トウカイローマンやテイオーの母・ナチュラルを産んだ
トウカイミドリの母・トウカイクインを内村氏が同情から衝動買いしていなかったら
内村氏の馬主としての成功はありえなかったか、ずっと先になっていただろう。

あの時、牧場で寂しそうな目をして仲間を見ていたトウカイクイン。

彼女の母はトップリュウ、そして祖母はブリューリボン。

そう、浦和競馬場で非業の死を遂げたヒサトモの最後の産駒である。

ブリューリボンは故障もあり、競走馬として成績を残せなかったが
名牝であった母と名種牡馬・セフトの仔としての血統を買われ繁殖入りした。
牝馬であったゆえ、ヒサトモの仔で唯一「生き残った」馬であった。

>>754-755

いい話がきたから半泣きで読んでいたら台無しじゃねぇか！
>>753には続きがあるなくらいの空気は読めやｺﾞﾙｧ！

ここは「泣けるｽﾚ」で知識をﾃﾒｰの知識を晒すｽﾚじゃねーんだよ！！
>>753と>>756の間にﾃﾒｰの知ったかが入って、せっかくの泣ける話が邪魔された。
とにかく、逝けやｳﾞｫｹ！！！！！！！！！！
二度と来るな！

>>757
言いたい事はわかる･･･が少し落ち着け。

ヽ(`Д´)ﾉｳﾜｱｱﾝ

>>756
いい話だ…

「久友」と「衝動買い」の２つの泣ける話が「五十年後の奇跡」でつながるとは…。

実は衝動買いの方の話は知っていたが、ヒサトモは知らなかった。

正直、感動したzo！

トウカイテイオー>
いい話を聞かせて貰ったよ。ありがとう
泣いたよ。

755はFBIだから逆らわん方が．．．

>>757が一番空気を読めてない気がする。

６日のフランス凱旋門賞（１３着）で脚部を痛めたため、
関係者がレースから引退させ、来春からの種牡馬入りを表明していた。


屈腱炎とは言わないんだ・・・なんでだよ･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

>>741
イクノディクタス子…、そろそろ走る子が出て欲しいのだが
近親でもナイスパリスぐらいか？　中央で勝ったのは。

まあ、全然関係ないけど、昔の馬ってなんか略す馬おおいよね。
キーストンもキーストーン（要石）の略だし、イツセイなんかも
「いっせい」と読む。まあ時代を感じさせるが。

>>757
まあ、このスレ読むとそういう話途切れているやつけっこうあるから
仕方ねえべw
>>742-745 >>748-753 >>756ていう風に次の子がお前さんみたいに
困らないように努力しる！！

イクノディクタスとマックの娘は確か競争中止予後不良になったんだっけな…
ある意味親に望まれて生まれたというサラブレッドとしては希少な仔なのに
競馬ってのは難しいもんだねえ。。。

あとテイオーって本物のスターなんだなと実感した。

>>742-756　この話知らなかったよ。いやびっくり！そして感動！
クモワカ〜テンポイントの話はあまりにも有名だが
ヒサトモ〜トウカイテイオーの話は全然知らなかった。

ヒサトモの最後はあまりにも不遇で可哀想で泣けたが
テンポイント一族とはまた違う競走馬の「血の執念」みたいなものを感じた。

久々の大作をカキコしてくれた職人さんありがとう！
漏れも何かネタを仕入れたらカキコするよ！

>>767
つーかオグリキャップもオグリキヤツプなのだが

サンエイサンキューが亡くなる少し前お見舞いに行こうと
越湖牧場に行って来ました。
車を降りて遠くにサンキューがポツンと放牧地の真ん中にすわり
赤いお守りをつけていつまでもいつまでも傷口をなめていました。
あばらの浮いた体で立つことさえままならなかったと思います。
それを見たら泣けてきて会わずに帰ってきたのを思い出します。

>767
キーストンって外国の急行列車の名前じゃなかったっけ？

エリモダンディーの厩務員の日記みたいな
やつは泣けたな

ライバコウハクとかって言う馬の話は既出ですか？？

NO

>>773
山野浩一の本には
アメリカのペンシルヴァニア鉄道の特急キーストンにちなんだものって書いてあるね。
オーナーは他の持ち馬にはコダマ、アサカゼ、ヒカリって名づけてるから
列車の名前が正解だと思う。

>>769
メジロマックイーンとの娘は無事繁殖入りしている。
今年2歳になる娘がいる。
予後不良になったのはメジロライアンとの娘の方。

>>778

イクノ×マックイーン懐かしい…
キソジクイーンだったっけ？
期待したのにねえ…
そういやブルボン×コーセイの仔はどうなったの？
スレ違いｽﾏｿ

このスレ面白いね
知らない話ばっかりでよかった

>>767>>773>>777

キーストンはペンシルバニア行きの特急の名前だが、これはペンシルバニア州
が「キーストン・ステート（要石の州）」というニックネームが付いていると
ころから。つまりどちらも正解。何故「要石」なのかというと幾つかあって、
１）州の形
２）ニューヨークとワシントンに挟まれている（３とも関係）
３）最初の首都ニューヨークからワシントンに移るまで暫定的に首都があった
ということから。

>>778
おお生きてたんか、勝手に殺してｽﾏﾝｶｯﾀ。
イクノディクタスは同期の種牡馬で結果を出してくれたら嬉しいね。
ダイタクヘリオスとかパーマーとか。

>>782
なんか高校のクラスに便所女がいて、みんな穴兄弟みたいでイヤだ…

>>783
便所女言うな・｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

>>784
だってさ、名前が「イクの！」だぜ…

保全

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

あげ

保全

あげ

いい話でもないのだろうが・・・

中山大障害。特に大差を広げて最後の直線。
あの時は歓声より拍手が沸く・・・おかえりなさい！　涙が出るのは漏れだけか？？

天皇賞祭り警戒age

保全age

キーストンの話って？

>>794
全部読め

>>791
先週の菊花賞ﾓﾅｰ

>791
ごめん、漏れもだよ…
平地じゃそんな事ないんだけど、普通の障害でも大丈夫なんだけど、
中山だけは駄目だ。最後の直線だけで泣ける。
今まではＶＴＲでしか見れなかったけど、今年からはリアルで見れるからなあ。
障害好きだから余計かもしれん。

あの距離と障害を越えてこれるってのは、素直に凄いと思うよ。
平地と比べようもないくらい地味だけど、漏れは障害好きだな。

>>797
グランドナショナル生で見たら号泣しそうやね。

漏れも純粋に見てみたい、とは思う。

>>403
一人の時にする奇行
だったか、独身板の

保全だね。

障害で思い出したが、テンポイントの全弟キングスポイントは
最後のレースとなった中山大障害を圧倒的１番人気で出走。
先頭を軽快に駆けていたが、突然後ろ脚を骨折しバランスを崩した。
だがキングスポイントは立ち止まらなかった。
彼は何と次の障害を３本足で飛び越し、そこで力尽き競争を中止したのだ。
彼は生涯、１度も飛越に失敗することは無かった。
落馬ではなく競争中止という形で、その命を終えたのだ。

テンポイントもまた、
日経新春杯で骨折した後、止めようとする騎手のいうことを聞かず、
自分の横をすり抜けて行く馬を抜き返そうとしたという。
この２頭の強い闘争心と、その数奇な運命を思うと涙が止まらない。

>>801
･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

日本馬初の海外Gレース優勝

　平成10年8月9日、仏モーリス・ド・ギース賞でシーキングザパールが
ついに日本競馬関係者の悲願であった海外G1制覇を成し遂げた。そして
翌週8月16日にはタイキシャトルもジャック・ル・マロワ賞を勝ち、
これまでの日本馬の成績からはまるで夢のような2週連続海外G1制覇を達成した。
　これまで日本馬にとって海外の壁とは計り知れないほど大きく、そして厚い壁であった。
ハクチカラに始まった海外遠征の歴史はハクチカラが軽ハンデを生かして歴史的1勝を上げたものの
続くスピードシンボリ、タケシバオー、メジロムサシ、シリウスシンボリなど
日本のトップホースが全く歯が立たずに敗れ、ついには日本史上最強馬のシンボリルドルフさえも
惨敗を喫してしまい、その先すら見えない厚い壁に絶望を感じたか、
一時海外遠征は全く行われなくなってしまった。

　しかし平成7年くらいより少し流れが変化する。
関東の藤澤調教師と関西の森秀行というの二人の前衛調教師を中心として
再び海外遠征が行われるようになった。彼らが他の調教師と異なっていたのは、
勝負になるならないは二の次にしてどんどん海外に出ていったことである。
特に関西の森調教師は無謀とも思えるほどの挑戦を何度も何度も繰り返した。
スキーキャプテンはアメリカ最高峰レースケンタッキーダービーに出走して惨敗、
また香港競馬にはことさら関心を示しフジヤマケンザンなど自厩舎のオープン馬を次々と送り込んだ。
そこでも思うような結果は得られなかったが、厩舎スタッフの経験は確実に積まれていった。
そしてフジヤマケンザンにとっても3度目の挑戦となる
平成7年12月10日の香港国際カップでついにその時は訪れた。

　この日単勝38．65倍の9番人気と全く人気のなかったフジヤマケンザンだったが、
4番手で流れに乗ったまま第4コーナーを回ると、先に抜け出したヴェンティクアトロフォグリを
その巨体を揺るがしながら徐々に追いつめ、ゴール前ではついに先頭に立ち、そのままゴールに飛び込んだ。
蛯名騎手は派手なガッツポーズとともに喜びのあまりステッキを落としてしまい、
久保調教助手はスタンドの石垣を飛び越え「やったぁーっ！！」と絶叫しながらコースを疾走してしまった。
日本馬・日本の騎手・日本の調教スタッフによる史上初の海外重賞制覇。
フジヤマケンザンは香港のレースでは「冨士山」という名前で走っていたが、
日本を代表する山「冨士山」の名を持つ馬が気が遠くなるほど厚かった海外への壁に小さな、
しかしとても大きな穴をあけたのだった。

テンポイントゆかりの血

　フジヤマケンザンが生まれたのは北海道早来の吉田牧場。かのテンポイントの故郷である。
父ラッキーキャストは不出走ながら母に名ステイヤーのタイプキャスト・
姉に天皇賞を逃げ切ったプリティキャストを持つ良血のためなんとか種牡馬入りできた馬。
そして母ワカスズランは祖母にテンポイントの母で桜花賞馬ワカクモを持ち、
テンポイントの父コントライトを父とする吉田牧場自慢の血統。
こんな2頭のコテコテの吉田牧場血統の馬の間に生まれたフジヤマケンザンは、
4歳初めにデビューすると2戦目で勝ち上がり、嵐山Sで2着して菊花賞の有力候補に数えられた。
この年はトウカイテイオーが二冠を制した後骨折で休養にはいって中心不在・混戦の菊花賞と見られていた。
そこでの好走でステイヤーとしての高い評価を得たフジヤマケンザンは
ジャパンカップ・有馬記念と挑戦するが惨敗。
5歳になって長距離のダイヤモンドＳで1番人気に支持されたがここも惨敗してしまった。
血統的にはどうみてもステイヤーなのだが本質はどうもそうではなさそうなフジヤマケンザンが
その中距離特性を見せつけたのが次の中日新聞杯、そして休養を挟んだ ディセンバーSだった。
この2レースで勝利をつかんだフジヤマケンザンはこの後名中距離馬として戦い続けていく。

充実の8歳時

　6歳時1勝もできなかったフジヤマケンザンだったが、7歳時には地方の1800mオープンを連勝、
そしてAJCC、中山記念、毎日王冠で2着に食い込むなどの活躍を見せた。
また、この年の暮れには1回目の香港遠征をして4着と好走している。
そして普通の馬ならばとっくにピークを超えていてもおかしくない8歳時にフジヤマケンザンは
まさにその充実期を迎えた。中山記念ではこの年後に天皇賞・秋を制するサクラチトセオーを抑えて優勝、
2回目の香港遠征と宝塚記念は惨敗したものの七夕賞では58．5キロを背負って圧勝。
休養開け2戦目の富士Sでタイキブリザードに楽勝し、香港への試走を終えると堂々と3度目の遠征。
そして歴史的勝利を収めたのである。

　これまで日本馬がどうしてもうち破ることの出来なかった海外遠征の壁を経験と
持ち前のしぶとさでうち破った日本古来の血統を持つ名馬。
この馬が海外への厚い壁に空けた小さな穴がタイキブリザード・ホクトベガ・サクラローレルらの
挑戦によって少しずつ大きくなり、シーキングザパール・タイキシャトルらによって一気にうち崩された。
そういう意味でも日本海外遠征史において忘れてはならない国際的名馬である。


その血を次世代に残せなかったテンポイントではあるが、血統がついえた訳ではない。
ワカクモの直系であり、テンポイントと同じくコントライト産駒のワカスズラン。
彼女の仔フジヤマケンザンは、日本の競走馬として初めて、海外の重賞レースに優勝した。
貴公子の成しえなかった偉業を、その魂を受け継ぐ者が果たしたのである。
この数奇な巡り合わせに、誰もが血のロマンを感じたことだろう。
今は亡き寺山修二氏はこう言い残している。
「競馬を人生に喩える人がいるが、そうではない。
　人生こそが、競馬の縮図にすぎないのだ・・・・・」

ageとこう

保全。

父フォルティノ母ラブリースター。
見た目にも地味な血統。栗毛はきれいなのだけれども、やっぱり地味。
そんな彼でもやはり応援してやりたいわけは、
姉の存在にほかならないだろう。
彼の全姉のワンダーパヒュームは同じく低人気で地味な存在ながら、
雨の桜花賞を末足で制した馬である。雨で地面が緩んだ不良馬場での
強さはすごいものだった。その後のオークスも３着し、
その後の期待がかかっていた。しかし、５歳の初戦、京都牝馬特別で
彼女は死んでしまう。競走中に骨折、予後不良になってしまったのだ。

その悲劇から３年。そこに登場したのがこの弟ワンダーファングである。
やはり出だしはあまり活躍できなかったものの、
なんとかクラシックトライアル・スプリングＳに出走。
その日は不良馬場であったが、彼は１１番人気という酷評にも負けず、
会心の逃げで１着となったのだ。その走りはまさに姉パヒュームに通じる
ものがあった。また、その走りから「道悪の鬼」とまで言われた。
　その後、なかなか勝てなかったが障害で久々の勝利。

しかし、悲しい悲劇が起こった。5戦目となった2000年最後の障害Rで
他の馬に触れて転倒。左上腕骨骨折で予後不良となってしまったのだ。
姉と同じく、ターフの上で死んでしまうとは誰が予想していただろうか。
　地味ながらもファンを沸かせた一頭。冥福を祈りたい。

ワンダーファングって死んじゃったんだ
泣けてきた・・・

>>811
折角のいい話だが、訂正いれとくよ

誤「フォルティノ」（シービークロス、Caroの父親）
正「フォティテン」

ワンダーファング、スプリング以来ずっと追いかけてたなぁ。
ライデンリーダーを負かしたワンダーパヒュームの下だったってのもなんか気になって。
買える時はいつも単勝買ってた。
でも払い戻し機の前に立たせてもらったのは皐月賞だけだった。

>>816
除外・｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

で、その翌年の皐月賞もファングと同じ枠に入った馬を買ったんだけど…

age

海外遠征の話を聞くたびに、フジヤマケンザンのことを思い出すんだよね。
一流馬が海外で負けて帰ってくるとさ、やっぱりこの馬って凄かったのかなと。
リアルタイムで見ていないから、言える事かも知れないけど。
香港だからフランスだから、って事ではなく、やっぱり海の向こうで勝つって
のは大変な事だと思うし。
それを考えれば考えるほど、この馬の評価の低さに納得がいかない…

しかし…テンポイントの一族はどうしてこう泣ける話が多いんだ。



そしてワンダーファングが予後ったレース…リアルで見てたよ……
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

今になってファングの話が出来るのはうれしいなぁ。

最後のレースの日、競馬仲間でカウントダウンＳ見に行こうって話になったんだけど
どうしても抜けられない用事があって行けなかった。
ファングの話はメールで聞いて…。
行ってたほうが良かったのか行けなくて良かったのか。
まぁ行ってたら、またハズレ馬券が１枚増えてたね。

ギャロップの1998JRA重賞年間にのってたフェブラリーSの
グルメフロンティアについての文章は個人的にはなかなか
いいと思ったりしてる。

>>822
どんなの？
書け、著作権なんか無視だ（ｗ

風の噂ではグルメフロンティアが復帰すると（以下略

>823
結構長いけどそれでもいいならここに書くけどｗ

>824
そんな話もあったね

書かなきゃ泣けない

と、言ってみるテスト

トテモトテモからアレヨアレヨへ

グルメではないのは文化人ではないと、友達に馬鹿にされている私は、
グルメフロンティアという場名に少し反感を感じながら、父は祖母がソシ
アルバターフライのトウショウペガサス、母バンビふぁバーの曾祖母が
スウヰイスーと知った。名牝二頭の血が流れている。
　
そして馬主が石井政義氏と知り、おっと声が出そうになり、その瞬間
から私は、グルメフロンティアのことを、ひそかに「トテモトテモ」と別名で
読んで、デビュー戦から気にしていた。

その別名の理由を聞いてもらおう。

あの吉田善哉氏が元気なころだった。社台ファーム千歳牧場のサロンで
善哉さんと長男の照哉さん、大橋巨泉さんと石井政義さん、それに私とで
上等なワインを囲んでいた。

巨泉さんは仲良しの石井さんと、牧場めぐりをしながら、明日はゴルフと
いうことだった。巨泉さんがゴルフの話をして、馬の話ではないから善哉
さんは退屈だ。

巨泉さんはワインにもあ薀蓄がある。話の主役をすっかり取られて、善哉
さんがつまらなそうにそっぽを向いているのが面白かった。

やがて話は料理のことになって、巨泉さんが料理人としての石井さんの
腕をほめた。石井さんは沼津や三島で「荒狗路」という和風レストランを
経営している。

その晩、むろん馬の話もでた。

「馬をもちなさいよ」
何度か、巨泉さんが石井さんに言った。そのたびに石井さんは、
「あたしなんか、とてもとても」
と顔の前で手を揺らした。

石井さんは謙虚な人で、どんな話も聞き役にまわり、「とてもとても」を
連発したのが印象的だった。それで私はあ、グルメフロンティアに別名を
つけてしまったわけなのだ。

グルメヒカリという牝馬も石井さんの馬だったのかと思いながら、パドック
でグルメフロンティアを見ていると、どうしたって石井さんは巨泉さんにそ
そのかされて馬主になってしまったのだなと、ワインの晩がよみがえった。

4歳の冬に未勝利を脱出したグルメフロンティアは、マイネルブリッジが
かったNHK杯で、人気うすながら4着と奮闘した。そこで私は別名トテモ
トテモを「オイオイオイ」に変更せざるを得なかった。

とてもとてもなんていっていたが、５０８キロの馬体であの粘っこい走りは
普通じゃないぞ。

５歳時は１３戦して３勝をあげる。しかも、２着が６回で３着が２回。
またまた別名をつくりなおさねばなるまいぞ。オイオイオイが「ヤルネ
ヤルネ」となり、こうなったら重賞を勝ってほしいと私はおもった。

６歳時も９戦とグルメフロンティアは丈夫である。中山のダート1800ﾒｰﾄﾙ、
ながつきS。東京の芝2000ﾒｰﾄﾙのテレビ山梨杯。この二つを勝った時、
ウイナーズサークルでの石井さんを見ていると、表情や物腰が相変わら
ずの、とてもとてもの遠慮がちである。

「トテモトテモ」が、「オイオイオイ」になり、「ヤルネヤルネ」になったのだ
から、石井さん、もっと胸を張ったらいい。馬主のとてもとてもの姿勢が
、馬にも似ちゃうんだ。G３の愛知杯とカブトヤマ記念をグルメフロンティアが
惜敗した時、私は石井さんにそう書いた手紙を出したくなった。

明けて7歳、通算34戦目のグルメフロンティアは、1番人気に応えて堂々
と中山金杯を勝った。馬体重534キロは、金杯の歴代最高体重優勝馬
である。

ヤルネヤルネをヤッタゾヤッタゾに変更。
そう思って私は、綱を持って照れている石井さんに拍手をおくった。

金杯で箔をつけたグルメフロンティアがG1を狙う。マイルのダート、
フェブラリーSだ。未勝利、500万下、900万下とダートで勝ち上がって
きた。ダート上手と言えるだろう。「グルメのオーナーの店、荒狗路という
んだ。仮名をふるとダート」
と友達に冗談を言ったがウケなかった。

タイキシャーロックがいる。バトルラインがいる。エムアイブランがいて、
ワシントンカラーがいて、ストーンステッパーがいる。
ダートのスペシャリスト達のなかでグルメフロンティアは、１６頭立ての
6番人気だった。

勝つのはとてもとても。そう思う私に怒りをぶつけるように、岡部騎手の
手綱でスイスイと折り合って、メイショウモトナリを4馬身も突き放す鮮やか
なゴールインだった。

腰をかがめて両手で岡部騎手の手を握る石井さんの興奮を目にしながら、
これでいくつも変更したグルメフロンティアの私だけの別名が、「アレヨアレ
ヨ」と完結したのだった。



全然泣ける話じゃなくってごめんなさい・・・

>>833
おつー、でも泣けない・・・
ｽﾏｿ

泣ける話というよりどっかと言うと良い話の部類かな？
たまにはこういうのもいいんじゃないか

まーね
悲しいのばっかじゃいやんなってくるしね
でも、実際自分が馬主だったら嬉しいだろうな
格が低いとかいろいろ言われてもだんだん勝っていってＧＩとるのは

男Ａ「今年、社内で誰が一番チョコを貰ったか知ってるか？」
男Ｂ「女性社員に人気のある営業の木村君だろ？」
男Ａ「それが、うちの部長なんだ」
男Ｂ「社内一嫌われ者の部長がなぜ？？」
男Ａ「糖尿病だからだよ」

吉川良は時々いい文章を書くよねぇ。

部長・｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

泣けないけど、それでもイイ話には変わらないよ。＜グルメフロンティア
なまじ好きだったから、見れてちょっとｳﾚｽｨ(ﾟдﾟ*)
条件からコツコツ行く馬好きなんだ。

泣ける話だけじゃなくて、こういう話も増えるといいねえ。

マイマスターピースって知ってますか？
幻の最強ダートホースとよばれた・・

「左前けい靭帯不全断裂」、即ち「能失」・・・
抗し難い事実を突き付けられたマイマスターピースは
もう現役馬として活躍する事は叶わなかった。
彗星の如くダート戦線に現れたマイマスターピースは
中央競馬の舞台から姿を消した･･･

だが、マイマスターピースは現役復帰を諦めてはいない。
確かに中央競での登録は抹消したが、
地方競馬での再起に現在は掛けている。
一度「能失」の診断を下された馬が、
再び現役復帰した例は数は少ないながらもある。
だが、その確率は「天文学的数字」でもある。
その「狭き門」にマイマスターピースは挑んでいる。

応援してるぞー･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

>>841
ttp://data.keiba.go.jp/db/uma/dbq_uma.uselect

中京でレギュラーメンバーをちぎったのは衝撃的だった。
それだけにその後の競走能力喪失はショックだった。
道営で復帰したと言うことを聞いたときは驚いたしうれしかったなぁ。

その時ことが書かれた某雑誌の記事があるので書いときます。


００年の昇竜Ｓでレギュラーメンバーらを破り、
一躍ダート界の新星となったマイマスターピース。
だがそのレース中に左前浅屈腱不全断裂を発症した彼は、
競走能力喪失を宣告され、中央登録を抹消されてしまう。
それでも生産者の藤原俊哉さんは、競走馬としての未来を諦めていなかった。
彼を引き取り、今年に入ってから脚の具合を見ながら育成牧場で調教を開始。
一時は復帰まで何年かかるか、という診断をされただけに、
坂路を一生懸命に駆け登っていくマイマスターピースの姿には、
思わず涙が出そうになったこともあったという。
そして１１月１日。
道営所属馬として、マイマスターピースは１年半ぶりに復帰を果たした。
１番人気にも推され、レースもその支持に応えるかのように果敢に先行。
４コーナーを回る時には、奇跡を信じるファンから歓声もあがった。
だが久しぶりが堪えたのか、直線は伸びず９着に敗れた。
それでもレース後、馬の体を撫でる藤原さんの表情は実に晴れやかだった。
「競走馬として一度は諦めた馬がこうしてレースをしてくれたことが嬉しい。
　ただ、お疲れ様、の一言です。」
この馬の可能性を信じる人がいる限り、輝きは失われない。

>>842
正しいリンク
ttp://data.keiba.go.jp/db/uma/dbq_uma.touroku?ktnum=1997102674

マイマスターピースの故障は本当にショックだった。
常にぶっちぎりの勝ち方にサッカーボーイの面影が重なってただけによけいにね。
その後レギュラーメンバーが出世していくごとに、切なさがつのっていった。
でもこうやって語り継がれてるんだから、みんな忘れられないんだなぁ。
今は復帰よりも、あの能力を何とか伝えていけないものかと思う。

>845
でもデータ見る限りセン馬じゃないか…？
能力を伝えて欲しいとは思うけど、ね。

>>846
いつの間に！！
セン馬にする前に、種馬にすることを考えて欲しかったよ。｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

父のみならず母も魅力的だしねｗ

ギャロップの2000JRA重賞年鑑の吉川良が書いた
スプリンターズS(ダイタクヤマトが勝ったやつだったとおもう)
もなかなかいい文章だった。

>838
本当に時々いい文書くときあるよね

>>849
この世にはエダテルがいるか。あれは俺も好きだよ。

>850
どんな話？
2000年の年鑑なんてもう売ってないよなあ・・・
読みたい・・・

「エダテルがいる」は好きだなぁ。
ダイタクヤマトも好きだったし、嬉しかった。
読み返してみたよ。

>851
なんでしたら写し書きしますけれど。

>>30
どこがええ話やねん！

>>59
スレ違いだが・・・映画化しる！

>>62
禿同！

良スレだな、ホント

>>69
うん。

>>93
ああああ。。。

>>155
あいつだけは許せん！

>>268
(･∀･)ｲｲ!鳥肌たった！
>>269
でも(･∀･)ｲｲ!もん。

>>294
知ってた・・・でもいいね。

＞ID:CEIKBl58
全レスつけるな！とは言わんがまとめて書けよ

>852
是非おながいします
ダイタクヤマト、俺も好きだったんで･･･

>>308
素晴らし(･∀･)ｲｲ!

>>380
あい。

>>433
放置する価値もない！

クロフムの人生

関西の某名門高校に越境入学。
１年のとき既に直球は１４３キロ出たという。
２年からチームのエースとして活躍。
この頃は直球は１４８キロ、それに松坂ばりの高速スライダーをマスターしていた。
５月、練習試合で平安高校から１８三振を奪う完封劇で一躍名を轟かす。
夏の甲子園もクロフムの活躍で順調に勝ち進み、府大会決勝進出。
相手は平安高校。
しかしクロフムはここで肩を故障してしまう。
連戦の疲れがたまっていたのか、高校生離れした投球術がアダとなったのか。
ドクターの診断の結果クロフムはもうボールを投げることはできないことになった。
平安高校はそのまま甲子園も優勝。
クロフムがいれば・・・
某球団のスカウトが言った。
「彼には高２の時から接触があったんです。しかし我が球団だけには行きたくないと駄々をこねられました（笑）
もし無事なら？上原より凄いピッチャーになっていたでしょうね」
また近鉄の中村も言った。
「彼はウチに来たかったんでしょ。もし彼が来てくれたらV９も夢じゃなかった」

クロフムはサイレンススズカやライスシャワーが好きだ。
予後スレをよく荒らす。
彼は自分の姿とこれらの馬が被るのだろう。
クロフムは怪我のため大成できなかった。
しかし彼は間違いなくある一瞬は日本の最高のピッチャーだった。

>>867

一時とはいえ、日本最高レベルにいた者が、
今は２ﾁｬﾝﾈﾗｰだなんて、
落ちぶれるにもほどがありますな。

>>867
なんじゃこりゃ

ラムタラの英ダービーの話はないの？
なんか直前に亡くなったラムタラの厩務員かだれかが
最後の直線で押してくれたってジョッキーが言ってたやつ。

この世にはエダテルがいる

「なんだか（外）のためのレースみたいだな」
　スプリンターズSのパドックで、隣にいるキザ男が言ったから、私はダイタクヤマトの姿を探した。
　G1馬7頭を含む出走馬16頭のうち、トーヨーデヘアの回避で滑りこんだダイタクヤマトだけが（父）である。その歩様が肩身のせまいもののように見えてしまったのは、キザ男のセリフのせいだ。人気も圧倒的？に最低である。
「アグネスワールドとブラックホークでキマリかな。いくらつく。4倍かあ」
　ひとりごとのキザ男は40代の半ばか。背広もセカンドバッグも高級そうで、腕輪も指輪も金ピカだ。スーツもヒールもムラサキ色の若い女がくっついている。
　パドックでは馬だけを見ていればいいのに、キザ男と若い女の関係まで詮索している私は、自分の性癖がいまいましい。
「マイネルラヴからいってみるか」
「ラヴ？」
　若い女が甘えた声でキザ男に聞き返した。

　私はユーワファルコンに目をやった。この馬を生産したのは若い清水敏である。
彼は大阪の証券会社をやめて妻の万喜子と北海道に渡ってビッグレッドファームで働き、
社長の岡田敏幸からロンバーデルという繁殖牝馬をもらって
ミルファームとして独立をした。
その生産馬第一号が、父スターオブコジーン、
母ロンバーデルのユーワファルコンである。
いきなり中日スポーツ賞4歳Sを勝ったのは奇跡のような出来事だった。
　昨日の新馬戦でもユーワファルコンの全弟のハイコンプリートが勝っている。
清水敏の情熱が神さまの眼にとまっているのだ。何の力にもなれないが、
私も彼の情熱を、景色とつきあうように見てきた。
　清水敏よ、万喜子よ、G1出走おめでとう。
どの生産者だってG1レースに参加したいのだ。出走するだけでも、一つの勝ちさ。
　私はユーワファルコンからダイタクヤマトに目を移した。
　石坂正よ、おめでとう。どの調教師だってG1に馬を出したい。
出しただけでも一つの勝ちだよ。
　彼が橋口厩舎の調教助手だったころから、誠実な仕事ぶりを見てきた私はそう思った。

　ダイタクヤマトは3年前の石坂厩舎開業を祝って橋口調教師が移籍させたもので、
弟子が師匠へ恩返しのG1出走でもあるのだ。
　それにもうひとつ、ダイタクヤマトを見ている私に祝福気分があるのは、
ダイタクヤマトを生産した雅牧場を訪ねて間がなかったからだ。
　仕事を一生懸命にして威張らない人と出会うのは、人生の大きな喜びである。
雅牧場の清水哲朗と千恵子夫妻はそういう人だったので、夫妻とのうれしいひとときが、
ダイタクヤマトの486�`の馬体にそっくり込められているような気がした。
　馬券売り場で、このレースに波乱はなかろうと、まずは無難な馬券を買った。
　そうすることでレースをむかえる用意が整ったかといえばそうはならずに、
精神のバランスが崩れている。そこが馬券好きの不思議なところで、
穴馬券かイタズラ馬券を買わぬと落ち着かないのだ。
　そうよ、祝福馬券を買っていないではないか。縁があった人の馬を見つけると、
いつも少額ながら記念の単勝馬券を買っている。きょうは2頭か。いっそのこと、
ダイタクヤマトとユーワファルコンの11-15を買うとしよう。
　オッズを見ると2000倍である。11-15の馬券がポケットにおさまると、
スタンドへ歩く私の足どりも陽気になった。2000倍の夢想がちらつきもする。

　ゲートがあいた。4コーナーまでは、私の夢想が現実だった。
「ひょっとして、エダテル」
　と近くにいる若者の声がしたのは、ユーワファルコンをかわしてダイタクヤマトが
先頭に立った時だ。しかしアグネスワールドやブラックホークが黙っている筈もない。
そう私が思ったのは一瞬で、「ひょっとして」がはっきりしてきた。
　呆気にとられて息をのんだ私は、「あっ、江田照男」と、2年前の
テンジンショウグンの超大穴だったゴールシーンをダブらせた。
「エダテル、エダテル。持ってないよ」
　ボーゼンとした若者の声だった。
　なぜ、いつものように心情の単勝馬券を買わなかったのだろう。
なぜ、いっそ馬連でと思ってしまったのだろう。なぜ？　呆気にとられ続けて私は、
表彰台に立った石坂正に拍手をしながら、ひとつの警句を思いついた。
　この世にはエダテルがいる。
　それをダイタクヤマトは知っていたのだ。

>863
>871-874の文章がそれ。
一部が非常に好きです。
最初の部分、改行忘れてすんまそん。

微妙

清水敏よ、万喜子よ、G1出走おめでとう。
どの生産者だってG1レースに参加したいのだ。出走するだけでも、一つの勝ちさ。
　私はユーワファルコンからダイタクヤマトに目を移した。
　石坂正よ、おめでとう。どの調教師だってG1に馬を出したい。
出しただけでも一つの勝ちだよ。


この部分めっちゃ好きなんですけど。
たしかにエダテル・・・う〜ん、あの時の実況ってなんかすごかったような

>>500
おまえ(･∀･)ｲｲ!やつだな。

>>523
ヽ(`Д´)ﾉｳﾜｧｧﾝ
>>525
ヽ(`Д´)ﾉｳﾜｧｧﾝ
>>522
ヽ(`Д´)ﾉｳﾜｧｧﾝ

３連発

クライムカイザーは既出か？

>>871-874

＞スプリンターズＳ
予算を10000円と決めて堅い馬券をチマチマ買っていたら100円余った。
最低人気の馬の単勝をかったらダイタクヤマトだった。
たった100円が25700円。生涯初の万馬券になった。
この時から「人気薄＋内枠＋逃げor先行馬＋江田照男＝一発！」
の公式が私の中にしっかりと根付いた。

＞スワンＳ
「ダイタクヤマトと江田照コンビ強し！」のイメージが強烈だった私には信じられなかった。
マサラッキ、キングヘイロー、エイシンプレンストン、レジェンドハンターらがいたとはいえ
前走ＧＩ勝ち馬が15.6倍！？
またも人気薄で1枠1番である。
買うしかない・・・・。
ダイタクヤマトから流した相手の中に、まだ見限れない実力であり
剛腕･ロバーツを鞍上にここを狙って仕上げてきたシンボリインディがいた。
馬連8830円。

私は騎手で馬を買うということは少ない。
しかし、江田照男は別格なのである。

ビクトリアクラウンはどうよ？
千代田牧場の牧場長さんがこの名にふさわしい
馬が出るまで暖めていた名。
初戦6着の後、破竹の4連勝で桜花賞確実と
言われながら繋靭帯炎発症。
春のクラシックシーズンを棒に振る。
復活の秋、2戦たたいた後のエリザベス女王杯。
メジロカーラ、ミスラディカルらを抑えての優勝。
世代最強を示した瞬間だった。
母を超えるような産駒を出してほしい･･･

>>526
うるぅ。鐘いっこ。

>>589
とんだ勘違い野郎。

>>628
つまらなすぎて泣けるよ。

>>661
禿同。

>>633
(･∀･)ﾁｺﾞｲﾈ！

>>675
薬はｲｸﾅｲ！

ttp://www.janis.or.jp/users/sairyuta/horse/nasunoko.html

ここでナスノコトブキの死因が骨折による敗血症から狂死ってなっている
んだが・・・なんだかすごくないか？＜狂死

>>889
馬も鬱になるったりするんだろうか。
それともさらに激しいやつなんだろうか。
想像を掻き立てるな。

>>883-888
だからまとめろって・・・

>>700
それは坊主、逆だろ。

>>704
パチパチパチパチ！

>>712
できすぎ君。
>>721
妄想君。
>>741
その子はどうなったんだ？
↑了解しますた。
>>745
・・・・。
>>756
ぞわぞわしますた。
>>808
言い過ぎ君。
>>817
ごめんちょっとｗ
>>867
甲子園じゃなく予選だろ。

>>889
ナスノコトブキはじめモンタヴァル産駒について
誰か（寺山修司？）文章書いてなかったっけ。

一気に長いやつ書くけどいい？
なるべくなら、全文一気いきますんでよろしくです。

「みにくいアヒルの子」
そう形容された幼駒が社台ファームの育成牧場にいた。

とにかく気性が悪くて荒い。
人が乗ると暴れ回る、振り落とす、あらぬ方向に疾走する…。
もはや、訓致することが困難なレベルの暴れ馬。
事実、この幼駒になんとか乗ることができたのは牧場長だけだった。
ベテラン域に達した牧場員でも手に負えない。
牧場長とて何度振り落とされたことか。
「当時は湿布を貼って寝るのが日課みたいなものだったですよ。」
後の初老の牧場長は競馬記者のインタビューに苦笑いを浮かべたという。

良血揃いの社台ファームで、期待馬たちの中
その子が「おちこぼれ」の烙印を押されるまで時間はかからなかった。

おちこぼれと呼ばれてはいても、実は同期の中でも抜けた良血だった。
父は凱旋門賞馬・仏1000ギニー馬などを輩出したフランスの名種牡馬・ターゴワイス。
母・ダイナターキンの母は社台初のオークス馬・シャダイターキン。
そして父は社台の偉大なる血・ノーザンテースト。

しかし訓致で大きく遅れを取り、馬体もみすぼらしかったおちこぼれは
日本ダイナーススクールでも売れ残り、買値が着いたと思ったらその年の社台の牡馬の中の最安値。
「これしか残ってなかったから。安かったから１つ勝てばいいかな、と思ってた。」
日本ダイナースクラブの会員はそう語る。

社台期待の良血からおちこぼれに評価を下げた馬は
当時まだ無名だった若手の橋口弘次郎厩舎に入厩した。
橋口師も、実はこの馬には期待していなかったという。
「良血なんだけど、馬体は寂しいし、気性は臆病だったんじゃないかな？
　臆病だからすぐパニックになって…、それは古馬になっても治らなかったけど(笑)」
とにかく、温厚な橋口師の元やっとまともに調教を受けるようになったおちこぼれは
"レッツゴーターキン"としてターフにデビューした。

しかし、いきなり実力開花とはいかない。13着、6着、8着の着外3連発。
社台の超良血であったはずのターキンが未勝利をようやく抜け出したのは4戦目。
名手･小島貞博を鞍上にしながらも18頭立ての12番人気での初勝利だった。
それから500万条件を抜けるのにさらに4戦。
そのままクラシック戦線に踊り出ることもなく（菊花賞では11着）
初のオープン勝利はローカルのハンデＧ３・小倉大賞典だった。
次の勝利も小倉で行われたハンデＧ３・中京記念。
53kg、55kgの軽ハンデとはいえ重賞連勝である。
おっ！と周囲を一瞬期待させた。・・・・が、それもつかの間。
この後、1番人気のＯＰ・陽春Ｓを6着、2番人気の新潟大賞典を9着。
そして3連続二桁着順を含む5連続着外。
やっぱりおちこぼれは…。

「あの駄馬がハンデとはいえ重賞を勝ったんだ。よくやったよ。」
周囲はターキンを「終わった馬」として見始めていた。

「大崎昭一」
昭和44年にダイシンボルガードで24歳の若さにしてダービージョッキーとなり
常にランキング上位をキープし、特に地方では無類の強さを誇った。

しかし、その騎乗の剛腕ぶりとは裏腹に、馬を下りると温厚な男だった。
出身の宮崎県の温暖な気候をそのままにしたような。明るくてお人好し。
トップジョッキーだからと言って一切おごる様子はなく
関係者からも記者からも「昭ちゃん、昭ちゃん」と慕われた。
人を疑う事を知らない、根がマジメで気が優しいため強気のコメントができない。
レース前のコメントがいつも弱気なので「泣きの昭ちゃん」と呼ばれていた。
かと言って、結果はキッチリと残す。落馬による大怪我も何度も克服してきた。

お人好しの勝負師はファンからも関係者からも愛されていた。
ダービー初勝利の時、大崎がファンから胴上げされたエピソードがそれを物語る。

新潟事件はそんなお人好しの大崎に、起こるべくして起こった事件だったのかもしれない。
レストランで声を掛けてきた男に、例によって気安く接した大崎は
その男がパドックで「よう！どうだ？」声をかけてきたのに対し、ニコニコと「いいよ。」と応えたのだ。
このやりとりを、JRA職員が"たまたま"聞きつけ、"たまたま"持っていた写真で撮影したという。
中央競馬の施行規定では、パドックでファンと騎手が会話を交わすことは確かに禁じられている。
大崎のうかつさと、あまりにも不自然で不幸な"たまたま"が重なった事件であった。

大崎は異例のスピード処分で4ヶ月の騎乗停止を命じられ
トップジョッキーたる知名度ゆえ、週刊誌に火のない煙でバッシングされた。
「大崎は実はレストランで予想を教えた。」
「声を掛けたファンなる男は実は暴力団員。」
大崎は汚名を着せられた。

これに烈火のごとく怒ったのは、調教師たちである。

「不自然な点が多すぎる！明らかにJRAの罠だ！」
「隙の多い昭ちゃんは、見せしめとしてハメられた！」
「昭ちゃんに痛い思いをさせられている関東の○○らがJRAと手を組んで仕組んだ！」

特に若手調教師達の義憤たるやすさまじかった。

若手である彼らには実績も実力馬の預託も少ない。
人気薄の自厩舎馬の鞍上を、普通であればありえないであろう
押しも押されもせぬトップ騎手の大崎に何度も引き受けてもらっていた。
大崎は、そんな若手調教師たちの勝ち目の薄い馬の鞍上をいつも快く引き受けてきた。
そして、馬の特徴を見抜き、才能を開花させることに関してはまさに職人であった。
若手の調教師にとって「鞍上・大崎」がいかに大きなステータスとなったかと同時に
自厩舎と馬のジャンプアップの恩恵に何度あずかったことか。

「大崎は不用意であったかもしれないが、不正をはたらくような男では決してない！」
師である島崎宏調教師は、インタビューに来た雑誌記者を一喝した。

かくして"大崎昭一に1000勝させる会"が結成された。

不正行為をしたとして処分された大崎が、騎手人生を終えた後
普通では調教師などとして競馬界では生き残れない。
騎乗停止の処分を受けた時点で大崎の通算勝利は631勝。

しかし、1000勝すれば･･･
通常ならば調教師一次試験免除（実質合格）が与えられる。

いや、たとえ1000勝して、調教師試験で満点であったとしても
大崎の調教師としての将来は甚だ怪しいものである。
実質、処分の時点で十中八九、大崎の調教師合格はない。
ただ、彼らはJRAを見返す一心で1000勝に固執したのかもしれない。

「昭ちゃんをこのまま終わらせるものか…」
大崎1000勝会の決起集会で、ある調教師は悔し涙を流したという。

橋口弘次郎調教師も大崎1000勝会のメンバーであった。
とはいえ、まだ駆け出しの調教師。
これと言った有力馬は持っていない。
ハンデとはいえ、重賞実績のあるレッツゴーターキンの鞍上が精一杯の応援であった。

しかし･･･、大崎はやはり稀代の業師であった。
初騎乗のＯＰ･谷川岳Ｓで、それまで7連敗、掲示板は5着がたった1度のターキンでいきなり快勝。
実に13ヶ月ぶりの勝利であった。
これにはターキンを終わったと思っていた橋口師ら陣営が大いに驚いた。
「コイツはね、多分晩成型なんだよ。まだまだ勝てるよ。」
笑顔で驚きが冷めやらない橋口師に大崎が語った。

大崎の笑顔には昔のような太陽のような明るさは既に無かったが
どこか寂しげな、それでいて深い優しさがあった。
臆病ゆえ落ち着きの無かったターキンは、大崎を信頼しきっているかのように鼻面を寄せた。

大崎の言葉に嘘はなかった。
次走のＧ３・新潟大賞典こそゲートで出走を待つ間、隣の馬に怯えて13着と大敗したものの
他馬を気にしなくてよい後方一気の競馬を覚えさせることで、ターキンは完全に生き返った。
ＯＰ・テレビ愛知杯（57kg）　2着
ＯＰ・小倉日経賞（57kg）　5着
Ｇ３・北九州記念（58kg）　2着
Ｇ３・小倉記念（58.5kg）　2着
ＯＰ・福島民放杯（58kg）　1着
450kg前後と決して大きくないターキンが58kgを背負った福島民放杯で
3馬身差で圧勝したのを見て、いよいよ周囲がざわめきはじめた。

レース後、橋口師は大崎に思い切って聞いてみた
「どうです？ターキン…、秋の天皇賞も狙えますかね？」
大崎はターキンを撫でながら穏やかに応えた。
「行こうよ、天皇賞。」

第106回天皇賞（秋）
骨折復帰の王者･トウカイテイオー復帰戦として、ファンの大きな関心を集めていた。
府中を埋め尽くしたファンの数は実に18万人。
スターホースも勢揃い
メジロパーマー、ダイタクヘリオス、イクノディクタス、
ナイスネイチャ、ホワイトストーン、ヤマニングローバル…
相手も揃っていた中で、ターキンは11番人気の単勝34.2倍。

大歓声の中、後に語り継がれる伝説の天皇賞のゲートが空いた。

この天皇賞が異常だったのは、スタート直後からファンがどよめいたことからも分かる。
いきなり、メジロパーマーとダイタクヘリオスが激しくハナを争う。
生粋の逃げ馬である両者一歩も譲らない。
トウカイテイオーも絶好のスタートからその後に付ける。
他の実力馬たちも縦長ながらまとまってコースをよどみなく流れる。
「これは・・・速い・・・」解説者が絶句したのも無理はない。
1000m通過はなんと57秒5。
それでもパーマーとヘリオスは鼻を譲らない。
さらに他馬と接触したテイオーが激昂して先行集団に火がついてしまった。
1600m通過タイムは1分33秒3。
ちなみに、この年の安田記念(府中･1600m)の決勝タイムが1分33秒5である。

まさに狂気の超ハイペースの中で、冷静に最後方から機会を伺っていたのが
若き天才・武豊駆る5番人気のムービースターであった。

ムービーはもともと一瞬の切れ味と長く良い脚が使える馬である。
武豊は最初から展開を読み切り、最後方待機を狙っていた。

4角正面から、逃げ・先行馬の脚色が次第に鈍ってゆく。
パーマーが沈み、ヘリオス、ディクタスが沈む。
そして4角で一瞬伸びたテイオーまでもが直線で脚を鈍らせる。
間隙をぬって武豊のムービーが自慢の末脚でグングン伸びてきた。
必勝パターン。読み通りである。
テイオーの復活を願うファンの歓声が悲鳴に変わる。

「勝ったと思いました。でも････もう一頭いたんです。」

伸びたのはムービーだけではなかった。
前で仕掛けた大崎・ターキンの脚が止まらない。
必死に追うムービー。しかし、ターキンを捉える事はできない。
まさに一世一代の鬼脚。

大崎と橋口師は最初からこれを…、これだけを狙っていたのだ。
大崎は入場の際に府中コースを初めて走るターキンを落ち着かせるために、逆回りに走らせた。
ゲート直前で、観衆の大声援に驚いたターキンに振り落とされたのも吉と出た。
ゲートで待つ間、臆病なターキンは声援や他馬に怯えてスタートを失敗することが多かったが
これによって、最後にゲート入りすることができたのである。
大崎の勝負師としての判断と、天が味方した好スタート。
理想的な騎乗で作戦通りの展開に大崎は直線半ばで勝利を確信した。

ムービーの必死の追撃を振り切り、ターキンが栄光のゴールを駆け抜けた。
馬連は実に17,220円の万馬券となった。

18万人のファンは大崎の不遇時代を良く知ってる。
テイオーの天皇賞であるはずだったが
ウィニングランでは大崎とターキンに惜しみない拍手と賛辞が送られた。

ＴＶ観戦していたターキンの育成牧場のスタッフは一瞬呆然とし、そして驚喜した。
「あの、、あのおちこぼれ野郎がやりやがった！」
橋口師にとって待望の初Ｇ１勝利がまさかターキンによってもたらされるとは…。
陣営スタッフの目に熱いものがこみあげる。橋口師も涙を隠そうとしなかった。
それは1000勝会のメンバーとて同じであった。
特に同郷･宮崎出身で騎手仲間であり、引退後も調教師として大崎を支援し続けてきた
安田伊佐夫は声をあげて泣いたという。

しかし、ウィニングランを終えて帰ってきた大崎の目に涙は無かった。
下馬し、優しい目でターキンの鼻面を撫でて労をねぎらった。

橋口師が大崎の元にきて手を握る。
「ありがとうございます！ありがとうございます！」
具体的に何を大崎に言ったかはよく覚えていないと橋口師は懐古する。
ただただ、感謝の意を述べたことしか覚えていない、と。
そして橋口師に、大崎は穏やかな笑顔で応えたという。

「先生、よかったねぇ。ターキンはよく頑張ったよ。誉めてあげてよ。」

レッツゴーターキンの天皇賞から7年。
大崎は少ない騎乗機会をコツコツとものにして、勝利数を積み上げていった。

しかし、落馬事故による後遺症で慢性硬膜下血腫を発症、昏睡状態に陥り頭部を手術した。
これまでも何度も骨折事故から復活した大崎は、50代の体に鞭打って懸命にリハビリに励み
53歳の大ベテランはまたターフに復活してきた。
しかし、体は戻っても、脳の後遺症のため視覚に異常をきたしはじめてしまった。
「このままでは失明する。あなたに一生の障害を負わせるわけにはいかない。」
と医師に現役停止を厳命されるに至り、ついに現役続行を断念せざるを得なくなった。

1998年6月27日、阪神競馬場第9競走。
日本中の誰もがそれと気付かぬまま騎手・大崎昭一の最後のレースは終わった。
大崎は7番人気のフィールドプロスパに騎乗し、先行抜け出しで快勝した。
しかも、このレースで1番人気だったアイリッシュリネンに乗った武豊を下しての勝利だった。
たとえ人気薄でも、その馬の能力を十分に引き出して持ってくる。
最後まで大崎は大崎であった。
大崎は現在は主にライターとして競馬誌や新聞で活動している。

レッツゴーターキンは天皇賞の後、有馬記念など4走して種牡馬入りしたが
初年度から繁殖牝馬に恵まれなかったこともあって、代表産駒は出ていない。
種牡馬として登録はされたままであるが、種付けがない年がほとんどで
たまに依頼があると種付けを行っている程度ということである｡
現在は一般農家の牧場で静かに余生を送っている。
相変わらず臆病だが、ずいぶんと落ち着いたそうだ。
もう、競走馬として走らなくてよくなり、ホッとしているのではないだろうか。
大崎とターキンのファンであった牧場主は、ターキンをとても大事にしており
「この子は静かなのが一番だから」と、取材などは一切断っているという。

・
・
・
・
以上。
ご協力ありがとうございました。

それにしても
「２重投稿ですか？」とか「連続投稿ですか？」
にはウンザリです。

長文書けないですよ。

>>896-915

良く見たら20ｽﾚも使ってますね。(笑)
いやー、長かった！長文、乱文ｽﾏｿです。

今の若い競馬ﾌｧﾝにレッツゴーターキンと大崎の天皇賞の事は知って欲しかったのでね。


PS.また「連続投稿ですか？？」が出ます。
　　　　　　ヽ(`Д´)ﾉｳﾜｱｱﾝ
　何かいい方法ないものですかね。この手のｽﾚには致命的だ。

感動した
大崎ってあの大崎でしょ？

そうそう大崎一万発だよ。

補足

大崎昭一の通算勝利は970勝だそうです。

そうそう大崎一万発はその位勝ってたよね！

>>921

そうですよ、大崎一万発さんですよ。
970も勝つなんて常人離れしてますよね。

>>896-915
朝から感動した (・∀・)ｲｲ!!

それ以降もスガノオージで渋く重賞勝ってたね

大崎はめた関東の糞野郎って誰？

大崎(･∀･)ｲｲ!

むっちゃいい話や〜･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

>　しかし、取材に際して牛の牧場で繰り広げられたという光景は
>非常に印象的である。ついに発見されたレッツゴーターキンの写
>真を撮ろうとした記者に対し、「やめて下さい！」と止める牧場の
>人たち。「天皇賞馬が牛と一緒にいる写真なんて、あんまりだ」
>と…。

ttp://www.retsuden.com/vol8-02.html

牧場の人達に本当に大切にされてるんだな。
牛と一緒なのは天皇賞馬にふさわしくないかもしれないけど
それでもターキンは幸せなのかもしれないね。
いい話でした。

>>896-915
＞しかし、ウィニングランを終えて帰ってきた大崎の目に涙は無かった。

周囲がわんわん泣いてるのに、一番感動するハズの大崎だけ泣いていない。
このくだりが、大崎が不遇時代に涙を失ってしまったことを物語ってるようで…　
｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡


950あたりになったら、職人さんに感謝しつつ、このスレで良かった話推薦しようぜ。＞ＡＬＬ
そして、競馬板の、いや２ちゃんねるの超良スレとしてパート�Uだ。

漏れ的には大崎も泣いたが、ヒサトモとトウカイ軍団の話がいかったー。>>756　｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

http://jiten.www.infoseek.co.jp/Eigo?col=EW&pg=result_e.html&qt=Brooklyn&sm=1&lc=1&lp=0&svp=SEEK&item=MAIN,NODE,22608

マンハッタンの後継者、カフェブルックリン。

4年前のステゴが初めて穴伝説を作った春天の事。
当事、俺は無職で金にも困っていてもうどうし様も無い状態だった。
俺は関西なんだが仲の良い友人が東京にいて、元来救いようの無いギャンブル狂だった俺は友人に金を借りてG1で金を増やしてやろうと良からぬ考えが浮かんだ。
で、その友人に電話をして適当な嘘を作って金を借りた。
来週には必ず返すから堪忍なと言うとそいつは嘘付くなよ、返す当てなんて最初からないんだろ？と言われ全てを見透かされている様な気がした。
あ、ゴメン…
ブライトとジャスティスの1点勝負に突っ込もうとしていた俺は恥ずかしくて競馬に使うんだと正直な事を言えなかった。
暫く黙っていると理由は言わなくていいから、ちゃんと仕事捜してやり直せよと言われた。
思えばこれが奴と会話をした最後だった。
前日の晩不思議な夢を見た、ブライトが春天を勝って2着にステゴが入ったままゴール板を過ぎても延々と走っている変な夢だった。
で、何故かステゴにはその友人が乗っていてニコニコと笑っていた。
当日になってこの変な夢が気になって頭から離れなかった。
本人に電話して話す訳にも行かず(競馬するって自白する様なもんだから)、そのまま家を出た。
一度は予定通りの馬券をマークシートに書いたんだが、夢の事がどうしても気になって突然ブライト−ステゴの馬券の1点買いに変更した。
普通ならとんでもない馬券を買っている様な気になるのに、何故かそれが予定通りの様にとても気分が落ち着いていた。

そしてレースでは信じられない奇跡が起きた！
俺は嬉しくてその友人に返済についての電話を掛け様としたがあいにく留守だった。
それから数日後、友人の親から連絡があり友人が風呂場で脳卒中で倒れて亡くなっていた事を聞いた。
俺は訳が分からず涙が止まらなかった。
俺は葬儀の時に両親についこの間電話で話したばかりなのにと言う話をすると倒れたのはおそらくその日の晩だろうと言う事だった。
最後に電話した時、友人は金の使い道を知っていたのだろう、そして最後のむしの知らせで俺に立ち直るきっかけを告げたんだろうと思うとその日俺はは一晩中泣き崩れた。
あの時出来たあぶく銭が立ち直りのきっかけとなり専門学校に通い何とか職にありつけた。
その後、馬券はあまり買わなくなったがステゴの出るレースだけは全て総流しを賭けた。
そして去年の引退レースで最後の勝利の時に俺は又涙にふけってしまった。
あれ以来、俺は馬券を買ってない。
今の自分があるのは彼のお陰だと俺は思っている。
あの時に借りたお金を返せなかったの事が心残りで、何とか返せないかと思ったが両親にお金を返すのは言い出せなかった。
結局、老舗の果物の詰め合わせを彼の法事の時に御供えをしておいた。
あまりの量の多さに親族の方は驚いていたが俺の気分はいくら捧げても収まるものでは無かった。
彼への溢れる感謝と懺悔の想いは決して忘れない。

　　　　

>>933
ええ話や

社台はテイオーの後継種牡馬を絶やさないように努力してほしいとこのスレ見て思ったよ･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

　　

いい話
http://netspace.cool.ne.jp/toppy/broad/omake/ojaman

>>932-933
泣かせようとしてスベってる作り話がこれほど…ｲﾀﾀﾀﾀ・・・・

939に神のお告げは来ないでしょう。

競馬用語を知らない方のために説明しますが、「予後不良」とは重度の骨折等でもう長くは生きられない馬を安楽死させるということです。
知らない人だと「骨折くらいなら平気では？」と思うかもしれないですが
サラブレッドという馬は運動しないとドンドン弱り簡単に死んでしまう生き物なのです。
今まで数多くの優れた名馬たちがその処置を受けました。
最近ではサイレンススズカが有名でしょう。
斎藤陽子が単勝３０万買って、競争中止になり号泣したあの馬です。
しかし、私がもっと印象に残る予後不良馬は、ずばり、〈シンボリインディー〉です。
その名前を知っている人は多くないかもしれません。
これでも一応Ｇ１馬で、非常に気性の荒い性格の馬でした。
彼の最後の一瞬は本当にあっけなかった。
レース開始の直前、彼は気合が入りすぎてとても興奮していました。
ゲートに入ったあとも暴れに暴れ、ついにはゲートのしたから無理やりはいでてしまいました。
その瞬間私は彼の姿をみるのはこれが最後だと感じました。
彼の左前足は・・・。
そして、私は「馬も自殺するんだな〜」と感心しました。
とにかく私が言いたいのは「斎藤陽子の涙はサイレンススズカに対してではなく３０万に対してだ」ということです。
以上コラムでした。

>>941　お言葉だがシンボリインディを知らない競馬ファンはほとんどいないと思うぞ。

当時の斎藤陽子にとっちゃあ、３０万なんて端金の気がしなくもないが…

>>941
つっこみどころ満載だが、
予後不良＝安楽死させること
というのは間違いです。

>>930
俺もその話が一番泣けた｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

スペシャルウイークの話は結構泣ける

スリーコースは好きだったな・・・

>>742-756　◎
★★★★★

>>803-808　△
★★★☆☆

>>896-915　○
★★★★☆

>>932-933　△
★★☆☆☆

>>353-354　×
★☆☆☆☆

>>378-379　○
★★★☆☆

>>941　　　…
着外（大差）


ﾜﾀﾞｽの印象に残ってるあたりではこの様な評価ッス。

ヒサトモの悲劇から50年後のトウカイテイオーの奇跡話が最高！

>>941
そして、私は「馬も自殺するんだな〜」と感心しました。
そんな事を書いてるおまえが！予後不良だ！

>>949

脳神経の専門医が診たら、間違いなく「予後は期待できませんね」と言うでしょうな。ｗ

>>941
(　´_ゝ｀)ﾌｰﾝ

みんなシンボリインディーにはつっこまないのね

シンボリインディーに１０万突っ込んだ

オグリキャップー
タマモクロスー
ダイタクヤマトー
アグネスデジタルー
アグネスタキオンー
クロフネー

なんか、頭の弱い女子高生の会話みたいだな。

>>954
ﾜﾗﾀｰ

で、次スレは立てるのかな？
次は泣けなくてもｲｲ（･∀･）!話も見れるといいね。

漏れもヒサトモ→テイオーは泣けたなあ。
でもどれが一番、とも言えない。
それぞれ泣けたし、それぞれイイ話。

>>956

最近の小学生の運動会って1着〜ビリって順位つけないんだってね。
一生懸命がんばることに意義があるんであって、その時点の順位に大きな意味は無いものね。


（　 ´,_ゝ` ） ﾂﾏﾝﾈｰ

んー、でも運動会には順位あってもいいと思うんだけどなあ。
だからこそある何かが消えちまうじゃん。

ｻﾗﾌﾞﾚのつまごい乗馬クラブの記事に、フジヤマケンザンがいてちょっと
嬉しかった。本当は種牡馬で成功して欲しかったけど、生きてるのが
一番だし。ﾔﾊﾟｰﾘ。

次スレは？

次スレ立てました。
http://gamble.2ch.net/test/read.cgi/keiba/1036621571/

ビリにはビリなりのドラマがあっても良いと思うな

じゃあ新ネタは２に任せて、ﾏﾀｰﾘよい話を語り合うｽﾚにしませう。
(´ー｀)y-~~

　　

パート2の今の状況が泣かせる･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

ハンターが鹿と間違え競走馬を射殺
６日午前５時４０分頃、北海道三石町歌笛の中村畜産付近で、茨城県から猟に来た５０〜６０代の男性３人組のグループが、放牧中の競走馬を鹿と間違えてライフルで撃ち、２頭が死亡、１頭が重傷を負う事件が起きた。
重傷を負った馬も、左前足を撃たれ歩行不能な状態で、その後殺処分となった。
撃たれた競走馬は、全て１歳牝馬で、バブルガムフェロー産駒なども含まれており、被害総額は約７０００万円以上とされている。
静内署は、７日、鳥獣保護法で禁じられている日没から日の出前に公道から発砲したとして、茨城県龍ケ崎市北方町・農業の飯田恵夫(51)、同市羽黒町・非常勤職員の山崎陽造(62)の両容疑者を逮捕した。



何かキツイよ・・・・･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

俺はわざと狙ったんだと思うね。

悲しい・・・。

あげ

　

　　

　　　

　　　　

　　　　　　　　

　

　　

　　　

　

　　

　　　

　　　　　　

　

　　

　　　

　　　　

おっ！こっちもいくか？

　

　　

　　　

　　　　

　

　　

　　　

　　　　

1000!?

こっちはなかなかいかないね。

　

1000だ。

moratta

そろそろか？

　　

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