【粂モナーと語る】愛の血闘・IK理論

このエントリーをはてなブックマークに追加
145 
その前にトニービン&サンデーサイレンスについてもう少し説明をば。

トニービンは、産駒の大半がHyperionが明確な主導を形成するという
特徴があるのですが(例外はケントニーオー、ミスズシャルダン)、
こういう活躍馬の定型パターンを持っている種牡馬ってのは意外に少ないんですね。

これはトニービン自身がHyperionの近親交配馬で、またHyperion以外に
5代以内にクロスになりやすいメジャーな血を持たないため、余計なクロスが
出来ずに、シンプルな血統構成を得やすいということを示しています。

サンデーサイレンスも産駒の半数以上がAlmahmoud主導ですが、
これはNorthern Dancer系との交配機会が多いことを示しています。
サンデーサイレンス自身がMahmoudを主導としていたので、
その娘Almahmoudを主導にすることは、血の流れを生かす意味では有効です。

そして、やはりAlmahmoud以外に5代以内にクロスになりやすい
メジャーな血を持たないため、余計なクロスが出来ずに、シンプルな
血統構成を得やすいという特徴があるのです。