■メジロマイヤー〜合い言葉はダービー〜■

さぁ、１６頭枠入り完了。
ゴールの向こうには皐月が見えるぞ。
ゲートが開いて、さあスタート！　
ちょっとばらけたスタートになったっ！
さぁ、何がハナに立つんでしょうか・・・・！？
メジロマイヤーだ、マイヤーが外から強引にハナを奪った！
２番手にメガスターダム。カゼニフカレタはちょっと掛かり気味で３番手追走です。
（中略）
そして最後方にヤマニンアプソリュといった展開で早くもマイヤーは後続に１５馬身以上の差をつけて逃げております。
２番手はメガスターダムからフィールドラッキーに代わってメガスターダムは現在４番手追走。

先頭のマイヤーは早くも１０００ｍ通過！
５５秒台！
早いぞ、早すぎないか！？
どーなんだ？
２０馬身遅れてフィールドラッキーがようやく１０００のハロン棒を通過してマイヤーは早くも第４コーナーにさしかかった！
栗毛の弾丸が逃げる逃げる！
さぁ、さすがにこのペースは苦しいか！？
後続馬がここで一気に差を詰めてきた！
それでもその差は１０馬身以上はあるぞ！

マイヤー逃げる！　マイヤー逃げる！
後続も懸命に追い上げる！
おおっと、カゼニフカレテはちょっと置いていかれ加減だ！
場内に悲鳴と歓声がこだまして直線に入った！
後続馬が目指すのは１頭の栗毛馬！
メガスターダム松永幹夫が懸命の左鞭！ その差は５馬身から６馬身！！
大外からテイエムマズルカ、ヤマニンアプソリュが飛んできた！
内をついてはノーリーズン！
残りあと２００ｍぅぅぅぅ〜！
マイヤー苦しいか！？ しかし、まだ３馬身のリードがあるぞ！
メガスターダムが追い上げる！
ぬぁっ！？
外ラチ沿いを風に吹かれてカゼニフカレテが突っ込んできたあ！
どっちだ、どっちだ、どっちなんだ！？
３頭並んでゴール！
勝ったのはどの馬かまったくわかりません！

マイヤーの敵はノーリーズンなのか？

（場内放送）
お知らせします。ただいまのレース、最後の直線走路で�C番アグネスソニック号の進路が狭くなったこと及び�G番イーグルスウォード号の進路が狭くなったことについて審議をいたしたいと思います。
お手持ちの勝ち馬投票券は勝ち馬が確定するまでお捨てにならないでください。

実況「大坪さん、最後は３頭のマッチレースになりましたね〜」
大坪「そうですね。勝った馬がどの馬かはまだわかりませんがメジロマイラーの１０００ｍ通過が５５秒だったでしょ。あのペースでここまで粘るんですからこの馬相当強いですよ」
実況「写真判定の結果はまだ出てませんが上位３頭は審議の対象にはなりませんよね？」
大坪「ええ。審議の対象になっている馬と上位３頭は通った位置が違いますから大丈夫だと思いますよ」

場内放送「お知らせします。審議の結果、�A番オースミエルスト号は最後の直線走路で４番アグネスソニック号の進路を妨害したとして降着となります。」

観客「わーわーわー」

実況「あっ、どうやら確定したようですね。１着はクビ差で�K番のメジロマイヤーです」
大坪「残りましたね〜」
実況「２着カゼニフカレテ、３着メガスターダム、以下ノーリーズン、ダンツジャッジと続きます。それではいったんスタジオにお返しします」

一郎太「っものすごいレースを見せてもらいましたね。杉本さん、どうでしたか？」
清「マイヤー強かったね〜。２着、３着の馬連なら持ってるんやけどね・・・」

１着�Kメジロマイヤー　１分５１秒２
２着�Bカゼニフカレテ　　　クビ
３着�Fメガスターダム　　　ハナ
４着�Jノーリーズン　　　　 ７
５着�@ダンツジャッジ　　 １／２

一郎太「きさらぎ駅を出発した栗毛の超特急は皐月駅へと向かいます！」