現役最強馬シルヴァコクピット圧勝→いざ凱旋門賞へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
91凱旋門賞馬コクピット ◆C05HtbHw
そしてジャパンカップ。最大のライバルであるジャングルポケット、マンハッタンカフェ、ナリタトップロード、エアエミネム、バランスオブゲームも出走していた。
人気は6番人気の11、3倍。凱旋門賞馬に対してこの評価はあまりにも低かった。まだ凱旋門がフロックだと思っている輩がいたからである。
そしてレースは始まった。コクピットは後方3番手からレースを進める。逃げるのはウィズアンティシペイション。
後ろにはまだ勝負付けのすんでいないジャングルポケットとペリエ、前にはマンハッタンと蛯名、斜めにはナリタトップロードとデットーリ、
左横にはエアエミネムと松永幹、右横にはバランスオブゲームと木幡がいた。
この強敵ぞろいの相手にどこまで凱旋門賞馬の意地が炸裂するのか、皆の焦点はそれだった。
ラスト直線、今年は中山競馬場のジャパンカップ。この時点でジャングルポケットは相手から消え、ずるずる後退していった。
つられてエアエミネムとナリタトップロード、マンハッタンカフェも坂で疲れて後退。
最後の坂を登りきった所でバランスオブゲームが故障して見事1着入選。場内が静まらない。
夢ではない現実。観客の誰もが目を疑った。残すは夢のグランプリである有馬記念。


この時シルヴァコクピットはすでにダンシングブレーヴを超えていたという説もあった。