■血統理論ヲタ専用■〜血統考察スレッド〜1

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366名無しさん@お馬で人生アウト
>では、トニービンとルドルフの種牡馬実績の差はなにか?
 答えは単純。自身の「繁殖能力」または「遺伝力」の差にほかならない。

浅い。「このスレをよく読め」と言って済ませたいが簡単にまとめておく。

<パーソロンとトニービンに共通して見られるが、ルドルフには無い血統的特徴>
1.主流血脈の強いインブリードを有することで、非主流血脈の
  低い繁殖能力を補える可能性を示唆している。
  パーソロン:Pharos5×3、トニービン:Hyperion5×3

2.ともに近親度が非常に高く、新しい血が導入されることによる雑種強勢効果
  が発生しやすい。目安として、5代以内に発生したクロスの総数を血量で
  示しておく。(同血クロスを含む)
  パーソロン:46.875%、トニービン:62.5%、ルドルフ:15.625%
  サンデー:21.875%、ブライアンズタイム:9.375%、ノーザンテースト:56.25%

この2つの特徴を併せ持つことで、主流の優れた資質を引き出しつつも血が偏る
ことによる弊害を免れやすい構造をもっているといえるだろう。
勿論、これですべてが説明できるわけでは無いが、トニービン>ルドルフの図式を説明する
ものとしては注目に値すると思う。

このようなことをI理論では「結合度」なるもの等で説明しようとする。しかし、
セントサイモン等までの生産規模が大きくなかった時代の血が退くにつれ、それを追って
9代、10代と考慮範囲を広げねばならなくなったことは、クロスが血統構成において
一つの要素に過ぎないことを物語っており、それのみを判断材料とするIKの価値基準
で調教関係者の姿勢を批判することなど見当外れだと指摘できる。