子供の居る家庭なら分かるだろうが、雨天時に子供と自転車を
自動車に載せて学校まで送るという使い方をする家庭は多い
行きは会社へ行くついでもあるし、学校では雨に濡れても風呂や
シャワーは使えない、着替えもそうそう簡単にできるもんじゃない
帰りは会社の都合で迎えに行けるかわからないが、雨に濡れて
帰ってきても家ならすぐに風呂やシャワーが使えるし、着替えも
すぐに用意できる。となると、自転車が載せられる車が欲しいとなる。
普通車ではセダンが論外なため、意外と選択肢が少なく
ポルテやシエンタ辺りしか選べない、一方、軽自動車はアトレーや
エブリィのような燃費の悪いワンボックス以外でも、タント、パレット、
ワゴンR、小径車ならMRワゴンもサイクルトランスポンダーとして
十分使用可能で姉妹車、派生車合わせれば、相当広い選択肢が
豊富に揃っているのが魅力だ。
そこで、軽自動車二大巨頭、ダイハツとスズキの主力車種を
自転車送迎ファミリーの視点から比較してみると、意外な結果となった。
自転車は、前後に細長くハンドルを曲げると真直ぐ進まないので
混雑する学校出入り口付近で素早く自転車を出し入れするには
助手席から後席左側までフラットかつ真直ぐに荷室化することができ、
後席右側には子供を乗せられるというシートアレンジが可能か否かが決め手となる。
しかし、これが可能な車種はアトレー、エブリィといったワンボックスを除くと
ダイハツにはタントしか無かったのである、しかもなぜかタントエグゼはこの条件を
満たせずNGというかなり残念な結果となってしまった。クラス別比較では
タント(エグゼ除く) vs パレット = 前後長の余裕でタント有利
ムーブ vs ワゴンR = ムーブは積載不可でワゴンRの不戦勝
ミラ vs MRワゴン = ミラは積載不可でMRワゴンの不戦勝
こんな感じでダイハツはかなり不利というか、惨敗、完敗、選択肢無し状態
これでは子育てファミリーにアピールできないぞ、もっと頑張れ、超頑張れ!