DV元彼の悪行晒す気分で晒す
悪く思わないでくれ
手放しに頼れた存在が、私にとっては家族だった。
小学校でいじめられた時に守ってくれたのは母だったし、
中学の時うつ病になった私のそばにいてくれたのは家族だったし
遠い場所の高校受験の我が儘を聞いてくれたのも
高校でまた不登校になって、でもそれを責めずに見守ってくれたのも家族
鬱いでいた私にやりたいことが出来る場所をとミュージカルのオーディション用紙を持ってきてくれた姉
違う視点から一番近い場所で相談に乗ってくれる、姉
父があまり話に出ないのは、中学から高校にかけて単身赴任で、私が上京してから戻ってきたからだと思う
いつも父には感謝していた
伝えないけれど
私がこんなに甘えて好き勝手生きられるのは、父が頑張って稼いで家族を養ってるから。
恵まれていると思う。
でも甘えたままではいけない。
だから今のレッスン費は自分で稼いで払っているし、引っ越しの家電費用だって自分で買った。
いずれ返さなきゃいけない恵まれた恩がたくさんたくさんある。
男の人の声というのに日常的に触れてこなかったからか、男性の大きな声が苦手だ。
だから専門学校でも何度か男性の声、集団での大きな声が怖くてパニックになったりした。
それだけで体のふるえが止まらなくなり、恐怖で訳が解らなくなるのだ。
敵意を持って男性に怒鳴られるという体験が、今の彼氏で初めてだった。
前の彼氏は怒鳴るように怒ることはなくて、静かに、話し合いながら喧嘩することが多かった
相手は気付いていないだろうけれど、怒鳴られた時だけでなく大きな声が急に出たらいつも手が震えた
暴力が伴えばなおさらだ
足もガクガクと震えて、自分の手足じゃないみたいになった
物が投げられるたびに壊れるたびに怖かった
「次は私だ」
って思った
夢に何度も出てきた
殴られたり、吹っ飛んだり、殺されたり、割れたり、した
言葉が通じないのが嫌いだった
こちらの言っていることが何一つ伝わらないのだ。
そのくせ自分の言い分だけはまかり通そうとする。時には暴力と一緒に。
好きな物を平気で否定する。
怒鳴り声がいつも聞こえてた
だからやさしく名前を呼ばれるのが好きだった
少しでも実音で、大きな声だと、怖かった
昔の女の話をいつも話されるのも嫌いで仕方なかった。
二股されて苦しかった日々を思い出す
友達と遊ぶのもメールするのもいやな顔をするのが嫌いだった
窮屈だった
セックスが嫌いだった
昔の女と同時に抱かれている気がするし、こちらが疲れていようが毎日求めたがるし、
そんなのお前がニートで何もせずに生活費出してもらって悠々と生きてるからだろと思った
自分の欲だけ満たして、何て自分勝手なんだと思った
それを伝えると
「じゃあ他で補えばいいのね?」と平気で言う
他の女で性的に満たされれば事足りるような愛情なら、いらなかった
その発想自体が汚らわしいとさえ思った
そんなもの愛情ではなくただの性欲処理だ