ボイトレって結局肉体や脳の封印を解いていくことジャネ?

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331 ◆dZliniW.WI
どうもみなさんおひさー、最近口の中で舌を巻いてみたら舌先が軟口蓋の裏側まで届いちゃって恐怖を覚えたきよそです。
舌が鼻に入りかけてるよっていうか入ってると言ってもいいんじゃないかという。
実は途中ぜんぜん読んでませんがちょいと質問とか話題提供だけ。
まずはこちらを貼ります。
http://www.hat.hi-ho.ne.jp/kboy/fig-throat.htm

口閉じたままガラガラうがいとか無理じゃないっすか?
そんでもって吐いた息は鼻から出すっつう、ちょっと前から言われてる、あの練習法。
なんでもそれをすれば喉を開けるとか。
うがいってのは普段上を向いて、口蓋と舌根で底をつくって、水が下(咽頭)に入らないようにしてるわけですよ。
その状態で一瞬それを開けて下から口中へ息を送り込んで、水が降りてこないうちに一瞬で塞いで、また一瞬開いて息を〜の繰り返し。
それは空気が水より軽くて、空気が勝手に上(口中)へと上がっていくから起こるわけであって。
しかし先述のように一旦口中に送り込んだ空気が鼻に行くには、空気が水より重いという地球の真理を覆して、水が空気を押しのけて下っていって、咽頭に戻って鼻に行かなきゃならんわけです。
人体でそんなこと、ありえますか?
341 ◆dZliniW.WI :2012/09/26(水) 14:25:14.49 ID:IRrygLrl
あ、裏声が喉痛めるってのは、皆さん考えてらっしゃるほど難しい問題じゃなくて、もっと簡単なところにあるのかも。
素人が頑張って裏声レベルを上げようとすれば、最初はどうしても息の漏れまくったものになりますね。
したら当然すごい勢いで声帯は乾いていくし、水を飲んでも声帯に直接触れるわけではなくだいぶ間接的に回っていくもんなので、声帯と周辺への水分補給が追いつかない。
で、息を漏らすまいと正しく閉鎖をせず変な喉締めとかの力みで芯を出せばそれだけで当然喉に悪い。
あと閉鎖の力がどんどん弱まっていくので、いざ表で歌ったときに声がガラガラしちゃったりコロコロして変に不安定になったり。
素人が裏声レベルを上げるにあたって知識や冷静さを欠いてしまうと、それら3つのどれか、或いは複合的な問題が起こったりしやすい。
まぁ私の思いつかないところで裏声の失敗ルートは他にもあるかもしれませんが、まぁそれはそれで。
そんなこんなで失敗ルートが多い→失敗例がも多いから、「裏声は喉をいためる」説が確立?してきたのではないかとwこれも憶測ですがw
要は「低身長は高音、高身長は低音」並みの説なんじゃねーかと。

そして蛇に足を描き足させていただきたいのが、3つめの裏声やリップロールをやると閉鎖が弱まるというのは本当のことですが、それでは正解とは言えないと思います。
理論から離れてだいぶ感覚に偏った言い方になりますが、超大雑把に分けて、閉鎖には体感として2種類あります。
裏声やリップロールで弱まるのは閉鎖Aのほうで、閉鎖Bのほうは実はそんな弱まらないです。むしろAがダメになることによってBを感じやすくなります。
ABではたぶん使う筋肉がちょっと変わってくるのではないかと。
私が筋肉の名前を使わないのは、分からないからです。
閉鎖の筋肉として名が知れているのは4つ5つあると思いますが、どれが働いたからどうというのは、なんか耳鼻咽喉科学会の会報とかで見たのですが、専門家も研究中みたいなんです。
これは私のような素人がテキトーこいちゃいかんだろうと。
ここまではやたら感覚的で裏づけもありませんが、割と自信持って言えることです。
351 ◆dZliniW.WI :2012/09/26(水) 14:26:46.11 ID:IRrygLrl
ここからは自信が無い憶測ですが、閉鎖Aがアンザッツ1で、閉鎖Bがアンザッツ3ではないかと。
自分で感じたり、上手い人の歌を聴いたり、その人の意識や練習法を聞いた限りではそう思うのです。
決して閉鎖A、アンザッツ1が悪いものではないのですが、素人がアンザッツ1をやってしまうと(というか意識しない限り大体の人はアンザッツ1で歌っているはず)、必ず力みもセットでついてきます。
それは初心者のうちはどうやっても離れてくれないから、仕方無く閉鎖Aもろとも、裏声やリップロールを使って力みを吹っ飛ばしてしまうのです。
そいで、力みと無縁とは言いませんが、そこそこ訓練した人なら力まずに使える閉鎖B(アンザッツ3、俗に言うミドルなどに繋がる)を使って歌えるようになって、
他のアンザッツやら何やら色々も熟達してきたところで再び立ち戻って、力みを切り離した純粋なアンザッツ1、閉鎖Aも使えるようになって一人前!的な。
「素人はまっすぐ声を出すことしかしないからアンザッツ1」「アンザッツ1は実は究極的な領域に関わってくる」という相反するように見える2つの意見とか色々も説明できんじゃねーかなと思うのです。

更に感覚によった話をすると閉鎖Aが下、閉鎖Bが上で起こっている感覚です。
よく「交錯筋を使えばすべてが変わる」という最近オケ板で流行り?のあの説は、彼の感覚の記述からして実はここらへんの話だと思います。
私流の言い方に直せば、閉鎖Aから閉鎖Bに変えろという、その段階。
ただそれは交錯筋というか、声帯筋、甲状披裂筋の類による閉鎖ではないと思うのです。
むしろそれらは閉鎖Aに深く関わるものではないかな、と思います。
言葉を間違えただけで、あながち言っていることが間違っているとも限らない。

要は閉鎖Aに頼りすぎている私のような素人は、裏声でやると安定しなくなってしまうのです。
でもそれは失敗ではなく大切な通過儀礼なので、みんな目先のことに惑わされず冷静に長いスパンでもって、ひとまずは閉鎖Bを使おうね!