普通未満〜下手な人のための微妙うpスレ57微妙目

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96選曲してください
さて、前振りはこの辺にして、ぶっちゃけ上で説明した歌声というのは、
話し声では使わなかった筋肉や、大雑把にしか働かなかった筋肉を使うってことでして・・・
要は>>65の各種筋肉を効率よく役割分担させながら使っているわけなんです。
でも、なんせ普段使わなかったりする筋肉も活用するわけですから、それが難しいわけですね^^;

まず引き上げ筋と引き下げ筋の作用について。
>>69で書いたとおり、話し声の場合はほとんど引き上げ筋に頼った甲状軟骨の固定をしています。
それ対して歌声の場合は引き下げ筋も加わって、甲状軟骨を上下から引っ張り合う形にします。
甲状軟骨を挟んで、引き上げ筋・引き下げ筋が拮抗した綱引きのような状況だと思ってください。
こうすることでも甲状軟骨は一定の場所に留まる=固定されますよね。
で、本題はこれによって何が起こるのかなわけで・・・
簡単に言ってしまえば、喉頭内にある筋肉(より狭義では声帯にある筋肉)の緊張が解けるのです。
緊張が解ければ声帯の自由度は増し、歌に必要な敏捷性等を獲得します。
また、引き下げ筋が加わることで声帯の伸展を伴った発声になり、音高調節を閉鎖筋に依存する必要もなくなります。

ちょっと話をそらしますが、「喉が高い」といわれる状況が何故いけないのか?その理由も上記によって説明がつきます。
話し声のレベルでも音高調節はある程度利きますが、地声音域を越えられるものではありません。
また、閉鎖筋群に頼った音高調節・発声では上記の自由度・敏捷性は阻害され、
速いフレージング・パッセージ、アジリタのような装飾技巧、フェイクも不可能です。
話し声のまま歌っているなんて言われ方も、引き上げ筋・引き下げ筋のアンバランスさが一因な気がします。

72 :サブ:2010/05/23(日) 21:25:08 ID:yhxM2ayr
話を元に戻して、次に閉鎖筋の運動について。話し声では大雑把と書きました。