歌の心

メロディーは脈絡である
歌詞は意味である
音程はルールである
その三位一体の世界を合一させ、痛く無く仕上げる事である

音程と歌詞が正確でも脈絡が適切だろうか？
脈絡が適切でも音程のミスや歌詞が舌っ足らずじゃないか？

痛く無い事ばかりを考えて小さくまとまってないか？
ミスを怖れないのは良いが、拙く無いか？

歌詞は理解しているか？お前の解釈はそれでいいのか？

完璧な歌は無いが、それは痛すぎるだろう。
上手くまとまっているようだが、それじゃボーカロイドと大差無い

お前の解釈は特別すぎて意味が分からない

とにかく可愛いから許す

味があっていいですね

日本語でおk

要約すると


魂込めて歌え



ですね。

音楽がじゃんじゃか鳴っていて
それに合わせて声を出す

ただそれだけだった

それがいつの間にやら複雑化とコンプリケーション

ザッツエンターテイメント

脈絡と心と雄叫び

まさに野生の叫びを整えて、小さな皿に盛ってリッチなディッシュにした感じ

スイーツディッシュは痛く無い事が全て
新鮮ならば味は誤摩化せるか

ゆでたうどんは腰が命
ネギを乱雑に放り込み、ザックザックとキツネを刻んで食す

歌も似たようなもの

君の背負った業が歌声になる時、その形は君固有の指紋であり聖書の暗号

イデオロギーに捉えられたその正確さもいとおしい肉棒に絡み付く液体

歌の心　それはつきつめれば　味があっていいですねじゃないキット

キットキット　カットカット　君だけが削りだせる仏像がある
目の前にあるのは大木の塊　もうヒビが入って朽ちかけているけど
そこにノミを入れられるのは君だけ　疲れるまで　そして大木が腐るまで
ノミを入れ続ければ　また大木が成長して増えたりしてる
仏の目にノミを居れる　慎重じゃなくて良い　好きに入れろ

うただね

痛く無い歌声　カエラちゃん
音程も歌詞も正確で脈絡も中庸を得ている

だがそれだけではカエラちゃんである

非の打ち所が無いのと、痛く無いのは違うし

完璧に美しい脈絡と痛く無さで言えば完璧は演歌だ

ロックだと言って細部の乱れが許容されてもいいとは思う


仏像写真集を見ていれば分かる
その時代時代で最も痛く無い姿があれなのだ
鎌倉時代なんてすごい

もっと尖っても良いと思うし、適当に丸くなってエッジを効かせて疎外感出すのも良いと思う

日本語使おうぜ

よくわからないけどこうですか

三谷朋代/やさしい両手
http://monkeyuploader.dyndns.org/Offering/mnkyup6741.mp3