>>157 てんてー氏なかなか面白い話題に興味をもたれましたでござるな。
音色の部分から考察するでござる。拙者は声の倍音成分の違いだと思うでござる。音色の違いでござる。
しゃべり声のときはいろんな周波数の要素がコンパクトにまとまって一定のトーンで安定して響き方が
クセとなって固定されているのだが、歌になると息の流れにエモーションが重なるため、いろんな響き
方が生まれて普段のしゃべり声にはない高次倍音成分及び低音成分が現れてくるのではないかと思うで
ござる。
息の流れに乗せる倍音成分のコントロールを自由自在に制御できるようになると12のキーどれがきても
自由自在に歌えるスティービーワンダーになれるでござるよ。
コミュニケーションの面から考察すると、音楽にはリズムがありテンポがあるため、聴いているほうも
タイム感を共有できるでござる。一定の間隔で規則的に感覚のツボへはまるので、聞き手はその流れ
やタイミングが「予測」できるためであるでござる。なのでより歌い手のエモーションに近づくことが
できるため、「感覚や感情の磁場」の共有が言葉のコミュニケーションより深くなるでござる。
なので音楽が何百人何千人何万人…と人の心を捉えるのは、この「魔力」があるからだと思うでござる。
ヒトラーが音楽を使って民衆をアジテーションしたことは、この現象をとても巧みに使った例として
有名であるでござる。
久々にこんなにまじめな文を書いたのでござるを忘れそうになったでござるよ。